新幹線栗東新駅を止めたのは嘉田知事。滋賀県民なら大方の人が知っているし、無駄な出費を抑えてほしいと、当時、嘉田さんに一票を投じた人も多いはずだ。
今回も、「止め屋嘉田」に期待しよう。
新駅を止めたときもそうだが、民意のバックアップがなければ実現しようがない。
県レベルから今度は国レベルでの民意を一票で表現しよう。
新党さきがけの武村氏も滋賀県知事出身だ。当時、政界再編の中で非自民連立政権誕生の要となった。日本のゴルバチョフ村山首相を誕生させ、日本国内の冷戦=55年体制を終結させるお膳立てしたのも「新党さきがけ」だ。
場面は異なるが、嘉田さんも先輩にならって、連立のキャスティング・ボートを握ってほしい。
そこまで行けば原発ストップも、、、、と見えてくる。
実行力、実行力と受けをねらって叫んでいる人もいるけど、黙っていても嘉田さんには実行力も実績もありますよ。口だけのウケ狙いのお笑い弁護士に負けるな!
武村氏の環境知事の系譜を受け継ぎ、学者知事嘉田として、ウケ狙いのお笑い弁護士に負けるな!!
きのうドラマ「帽子」の放映に偶然チャンネルを合わせた。
また、涙ながらに最後まで見てしまった。
最初にこのドラマに触れたのが、「2008-08-04 00:31:03 さくらさん、ホールアウト」の中だ。
もう4年近く経っているのか。
円高、円高と被害者ぶっている人、意見、論調、ばかりだ。
財界の連中の被害者ぶりっこは腹立たしい。
じゃぁなぜ円高になったか考えたことがあるのかな。
なぜ円高になったかは、経済のことだから素人にはわかんないってことか?

わたしは、単純に、考えたい。
むかし、1ドル 100円だった。それが今は、1ドル 80円だとする。
それは、単に為替レートの変動と見られているけれども、必ず、理由があると思う。

むかし、日本から100円の電池が、アメリカで1ドルだったわけだ。
それをむりやり80円でアメリカに送り込めば、アメリカとしては、たまらない。
同じ電池の値打ち=80円=1ドルでないとつり合わないとアメリカは考える。
それが、80円が1ドルになった理由だ。
しごく、当然のなりゆきだ。

1ドル 100円なら、1ドルの値打ちのものは100円で輸出しなければ相場がつり合わない。
そのつり合いを破ったのは、日本の業界だ。
1ドルの値打ちのあるものを売るのだったら、100円で売って、80円との差額の20円を国内の従業員、下請けに還元し、また研究開発、設備投資にまわし続けていたら、こんなことにはならなかっただろうに。
経団連の会長などが、円高の、さも被害者のような発言をしているのを聞くと、腹立たしくもあり、こっけいでもある。
単に、天につばしたからわが身に返ってきただけだ。結果、日本を追い詰めたわけだから罪深い。非常に罪深い。

今夜のクローズアップ現代でも、日本が、リストラをして、円が30%も高くなっている間に韓国のウォンは20%下がったとの発言があった。日本のテレビが韓国負けているひとつの理由だそうだ。
先代の福田首相が言った、「集中豪雨的輸出」は良かったが、それが、従業員の賃金を抑え、リストラを行い、非正規社員ばかりにしての輸出品大安売りの結果が、円高だ。
安くしなけりゃ売れないよ、という意見も聞こえそうだが、安く売った分、自分の値打ちが下がっていることにもっと早く気づくべきだった。

先だって、日本の優秀な消防車を製造している会社が、ベトナムやインドに高値で商談成立しているとの番組報道もあった。

みんな、なぜ円高になったか考えよっ。