奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)/石川 拓治
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『奇跡のリンゴ』読了!
いつも食べている現代のリンゴは、昔のリンゴとは違うということにビックリ!
スーパーで売っているリンゴは農薬無しには育てることができないんですね(;゚Д゚)
美味しさと引き換えに、害虫からの攻撃に弱い食べ物が、現代の食べ物。
それを支えているのが農薬。
『農薬を使わなければ、収穫が減るなどという生易しい話ではない。
農薬を使わなければ、リンゴ畑は壊滅してしてしまうのだ。』
先進国の食べ物は農薬無しには成り立たないという常識に
無農薬でリンゴを育てようとした非常識な男の物語。
自然と向き合い、試行錯誤の中で、奇跡のリンゴを育てることに成功する。
人間文明の矛盾とは何か?
なぜ、この男は農薬を使うのをやめたのか?
その回答は、この本に詰まっています。
『「そんなの嫌だ。なんのために、私たちはこんなに貧乏してるの?」
父親の夢は、いつしか娘の夢になっていた。』