BREAK THROUGH #2 前編 | カリフォルニアの建築家日記

BREAK THROUGH #2 前編

::::: Break Through #2 前編  :::::
声を大きく人前で


ジュリアーンがとってる音楽のクラスについていった時のこと。やっぱり当時は声が小さい、自身のない自分。

日本にいるときはバンド活動とかかなり活発にやっていたので音楽といわれると 「よし、これには自身がある!」みないなのりで参加してみた。

でも授業の内容はわかったり、わからなかったり。そんなに簡単なものじゃないな なんてあきらめかけている時だった。 突然気づくとクラスがなんだかもめている。

ジュリアーンも真剣な目で先生と前に座っている男性の生徒の会話を聞いている。
いろいろ意見がでていようだ。

話をよーく聞いてみる。口論の途中だから自分にはわからない内容になっていたから彼女に聞いてみた。

「What R they Talking about?」
「they are Talking about the direction of note symbols...whether the thing is going up or...」

。。。わからない。彼女がゆっくり説明してくれる。
「ほら、音符のオタマジャクシがどこから上を向いて、どこから下を向くのかって。」

なに?!
アメリカ人はこんなバカげたことをはなしているのか? しかも大学で!!!

確かに♪が逆立ちしたりする。 一オクターブ上から逆立ちしたり、ベースラインが同時に入れば逆立ちした音符が一緒に登場する。  でも。。

そんなことが気になってしまうの?

日本だったら、笑われてるぜ! 授業の間に
「なんで音符が?」 なんて。。

ジュリアーンがそんな自分をみて「発言してみなよ」

「みんなに教えてあげなよ」


一瞬にして自分の心臓がバクバクしたのを思えている。
そんなことを思う間もなく、彼女は手を真っすぐ気持ちよくあげている。

オーマイ ガーッド

教団の先生がこっちを指差してる。同時にクラスすべての生徒がこっちを見てる。

日本でライブやってるより緊張した。心臓バクバク状態。

「from here, it is up, from here, it is down...」
「but, it is depends on you..」
「it needs to be beautiful..」

だーっあ

イット ニーズ ツビ ビューティフル???

美しくなくっちゃいけない?  緊張のあまりそんなことをいってしまった笑

確かに楽譜をみて本当に美しい記号だなっていつも思ってた。

でも こんな一番大事な場所で。。。。

クラスが一瞬シーン。 ジュリアンの目、ポカーンとしてた。。。忘れられない。。。





だが、ここからとんでもないことに。





つづく。