■日経225先物は、週末の陽線引けながら週末の終値より安く入った事で、ショートからのエントリー・前場15,930円前後での持ち合いとなり、後場なだれ込むが全般利益確定の売り物が先行する形となり戻しが重かった。後場の材料を睨みながら15900円前後での持ち合いとなるが、14時発表の7月機会受注統計が市場予想より悪かった事で、ほぼ全面安の流れが出来たようだった。15,900円を割るとストップロスの売りもあり、今日の安値引け近辺での終了となったようです。今日は、ディトレには取りやすかったのではないでしょうか。特に後場からの下げは分かりやすい流れとなったようです。これで明日はギャップをあけて下に入るようだと8月28日の安値が再度視界の中に入ってきたようです。


■東京石油市場は、三菱Fガソ1,719枚買い・原油1,008枚買いと特にガソは手のいい海外系の買戻しが600枚前後出ており、独自テクニカル分析からも下値警戒はガソも灯油も下値警戒領域となっているようです。罫線からもダブルトップから二段下げの値幅からもいい所まで水準はきており、今日の陽線のトンボは突っ込みは警戒する場面となりそうです。後はどれくらい戻りを考えるべきか、明日ギャップアップから入るのか、それともギャップダウンからなのかそれによって明日の仕掛けは容易に判断出来る内容ではないでしょうか。ディトレも今日は、ギャップダウンから戻りは売られるパターンだけにとりやすい動きだったようです。


■穀物系は、コーンは、仕手筋が大きな乱手を振らない現状トライアングル形成中の継続となっています。農務省の発表が起爆剤となるのかどうか、出来高閑散の中もう少し取り組みが減ってほしい個人的な印象はありますが、今日は後場から他商品ギャップダウンの寄り付きとなりコーンも売り勢力が強かったようです。レンジとの見方に大きな変化はありませんが、シカゴが下値警戒の形とも取られ国内がどれだけ買われるか、素直にレンジブレイクからトレンドのポジを取るのが懸命である相場だが、導火線は需給報告なのかそれとも仕手筋なのか何れにせよ閑散であるだけに警戒は必要です。大豆が、大きく今日は陰線引けとなっており、全般買い方の投げが出やすかったようです。仕手戦絡みとなっているだけに、大豆は当限から大きく叩かれており今日は売り方仕手の買戻しが纏まって入ってるようです。オシレーターは売られすぎを示しているが、明日更にギャップダウンから大きく下げてくるようだと目先買い目はあるように考えます。東京アラビカも、ギャップ空けての、陰線引け・ここから更に丸紅などが売り姿勢と強まるようだと、続落となるが現状はその手は見られないようです。ただ大きく買われていく相場でもないだけに、現状はここでボックスを作るような形となるのかどうか、下値を追っていく相場とは考え難いと判断してますが、戻り場面は再度叩かれる公算は強いか。東京粗糖は、少しずつ商社系の買い戻しが見られるようになっていますが、ただ下値叩いたかどうかは早計・買いは買い転換してからでも遅くはない相場である。


■貴金属は、ファンドや大衆の投げに金は拡大ストップ安・白金もストップまで叩かれた。商品全般bareの流れだけに、買い方大衆筋としては厳しい現実を突きつかられた形となった。取組も減っており、投げが如実に出ているが、金はトレンドから下に抜けた形だが、白金は高値更新から木曜日下鬚陽線をつけており、これが罫線的には下げ圧力を強めたと考えたい。白金も明日更に続落となると厳しく明日の拡大ストップは、貴金属に取ってはディトレ派には非常に妙味ある一日となるかもしれない。素直にギャップダウンから入るのかそれとも意に反して上から入るのか、トレーダーに取っては腕の見せ所となりそうである。


■ゴムは、貴金属同様買い方の投げに売り方筋の買戻しとなっており、全般下げ渋りの感でもあった。ここを下に抜けると200円~160円の声も出てくるだけど、この水準は重要である。一代では安値更新する限月もあり、まだ下値不安は払拭出来ないが、売り方の買戻しを誘発する展開となればそれなりの戻し240円前後もあるのだが・・・・明日は貴金属や石油市場の動向を横目で見ながらゴム独自の反発とつながるかどうか、思い込みや値ごろは必要ない相場である。


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