【日刊 ノボちゃん】 -2753ページ目

赤えんぴつ先生

突然ですがいろいろあって”赤ペン先生”はやめました。

 

3周回って、これが一番安全・安心 左がサインペン

 

ここでいう赤ペンとは、”サインペン”のこと。

 

ペン先が太いと裏側に映るし、指が真っ赤になるので、もういいかげん卒業させていただこうかと。

 

先日は革のバッグにシミができていて何ごとだ?と思ったら、青サインペンのキャップが取れて大きなシミが広がっていた。
指が真っ青になるのにも困った。

 

こんな真っ赤な原稿はウソ カレンダーの校正が最も責任が重い

 

これからは「赤ペンでは赤字を入れないよ」というだけで、「赤フリクション先生」や「赤えんぴつ先生」に変わっただけなのだが。

地球環境にやさしく、LOHASな感じなのは断然赤えんぴつだろう。


口にくわえるか、右耳にさして、競馬場にいるおやっさんと化している。

 

「今ココ」の付箋も必ず貼る

 

さて、1クール前に「地味にスゴイ 校閲ガール河野悦子」というドラマをやっていたおかげで、校閲の仕事も徐々に認知されるようになってきた。

 

けれども、ドラマの中で繰り返し登場したゲラ(原稿)が修正指示で真っ赤というのは演出&脚色だ。

 

先日、電車の中で、赤字がたくさん入ったテキストを読んでいる女性を見かけた。
おそらく、校正の教科書だ。

 

狭い机で作業するならやっぱりリングファイリング

 

普通の印刷物にはそれほど多くの間違いはない。


もともときちんと書いていく著者、記者の方なら、1冊の本に数か所あるかないか…。
1か所もないかもしれないのだ。


女性週刊誌や新聞の”間違いさがし”なら、”この中に間違いが7か所あります”と出ているから7つ見つかるまで探せばいい。


ところが、実務の校閲では1か所もないかもしれないミスを探していくことになる。

 

大学生協で 「パイトッロ」じゃないよ「パイロット」だよ


それが生放送の番組となると時間的制約も加わって究極の秒速判断をしていくことになる。

 

これは本当にスリリングな仕事で、校閲、しかもテレビの生放送の校閲をやっている限りボケたりすることはないだろう。

 

テレビならホチキスリムーバーも必需品

 

テレビ局Aではほとんどの人がえんぴつを使うので電動えんぴつ削りはフル稼働。

テレビ局Bは使う人がちらほらだがえんぴつ削りは存在する。

テレビ局Cは私しか使っていないので、えんぴつ削りを独占。

 

耳に赤えんぴつえんぴつをさしている中年がいたら、それは私だ。

 

おかげさまで最近は指先が赤くなりません。

 


好評発売中!

 

 

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