凹んでるけど月曜日には復活します。
久しぶりに完休の明日を、
他人と会話もしない、目も合わせない、
そんな一日にしようと決意する。
3つある携帯は全部電源から切って、
遮光カーテンは引きっぱなしで、
お腹が空いて思考が止まるまで、
物を腹に入れるというやっかいごとも放り出して。
そんな気分にさせるのは、
気持ちが凹んできてるときだと自分でも解かってて、これは
オシゴト中の躁状態の反動だと半分諦めている。
そんな風にすることで、落ち込み度合いが増すことも知ってるし、
何日も何週間もそんな風に過ごすほどに、あたしは暇じゃない。
どんな人間にだって、浮き沈みがあるということを、
もっと早くに知りたかった。
『朝日は眩しい』なんてバカバカしい言葉を
暗い夜を乗り切るために並べてみる。
かなり昔に買って全く見ていなかった
- タイトル: Sex and the city
をぼけっと見ながらあたしは思うのだ。
あぁ、あたしはこんな風に女の子同士で
男のことや、セックスのことや、
ファッションのことや、生き方についてだとかに、
わーわー、きゃーきゃー言いながら騒ぐことに、
没頭したことはなかったな。と。
女の子が楽しそうに話していることに対して、
あたしが全く関心がなく、しかも全然楽しめないということに
気が付いたのは、中学生くらいだったかもしれない。
それまでは、楽しいとかどうとかいう前に、
そんな輪の中にいることが自分を楽にするんであって、
『居心地の悪くない学校生活を送るという最低限の目的』
のためだけに、
上手に話を合わせる自分、上手く笑える自分というものを、
毎日毎日必死こいて作っていたような気がする。
年を重ねるごとに、いろんな人間がいることを知って、
自分がどんな人間なのかということも少しずつ解かり始めて
やっと、あたしらしくしていても不自由のない人間関係が
築けるもんなんだなと、
面白くない恋愛話にあくびを繰り返すあたしを
張り倒す友達が出来てから、知った。