不完全燃焼。 | 泡姫日記~風俗嬢の戯言~in Ameblo

不完全燃焼。

世の中にはいろんな性的嗜好を持つ人間がいるわけで。

ありとあらゆる変態の相手をつつがなくこなしてきた

このあたくしを時々悩ます輩がいる。


アナル嗜好は(よく)わかる。

SMだって許容範囲内。

露出狂もロリコンもスワッピングも、

例えスカトロであろうとも(あたしはしないけど)

大好きな人のう*こ食べたくなる気持ちだけは

なんとか理解出来得る。


なのに、ソープに来といて、

「オナニーするところを見ててくれるだけでいい」

っていうのはこれいかに。

”見せ合いっこする”って言うんなら全然あり。

けれど、自慢(でもないけど)の裸体を披露するでもなく、

オナニーの手助けをするでもなく、

あたしの目を見ながら、黙々とおちんちんをしごき続ける

おじさまを、あたしはただただ見てるだけ。

ちょっとでも手を伸ばそうものなら、

「あ、いいから離れて見てて」。

挑発視線出したり、見下してみたり、お尻振ったり。

他に何をしたらいいのだ。あたしのオシゴトがない。

あたしは2時間、オシゴトを探して

うずうずあたふたするわけだ。

気持ち良さげに発射したおじさまに、

あたしはなんと声をかければいいのだ?

「気持ちよかった?」でいいのか?


「鍛錬し尽くされたあたしのテクニックを

堪能しないで、君は帰れるのか!!」


・・・とあたしは言いたい(けど言わない)


不完全燃焼のままのあたしを残して、

さっぱりすっきり顔で店を出てゆくおじさまを、

あたしは恨めしそうに見送るばかりなのだった。