最近の新聞の話題は、比例代表に有名人の中から誰が立候補するのかに


関心が集まっているらしい。


比例代表は、まるで人気投票みたいだ。どの党でも有名人探しの方が


一生懸命で、政治家としての能力は二の次の様です。


選挙には、地盤・看板・カバンが必要だと言われています。


有名人は、全国区という地盤・誰もが知っている看板・立候補できるだけの財力(カバン)


があるから、党側としては、うってつけの候補と言えるのだろう。


小沢氏の民主党もある県の県連が公認申請をした候補を退けて、有名人に


頼ったのも上記の理由に他ならない。


民主主義だから、数が多い方がいいのは決まっているが、誰でもよいのか?


疑問が残ります。


なぜなら、今行われている仕分事業で、天下りや渡りの法人を仕分けとしているが


国会議員の定数削減は、一切話題にも上らない。


有名人が、議員なろうというのは、一種の天下りではないのか?


そんなに議員の仕事とは、簡単なものに映るのであろうか。


誰とは言わないが、有名人は、犯罪を犯した人でも、議員になれる。


私たちは、どうだろう? 一生を棒に振ってしまい、議員どころか、仕事にも


職場にも戻れない。


それだけ、命がけで選挙に臨み、議員になろうとしている。


そんな思いのひと欠片でもわかってくれたら良いのだが・・・・・


そして、言われたから出るのではなく、政治家になりたかったら


自分で出て欲しかったと思うのは、私だけではないと思います。


有名人一人が立つことによって、真剣に日本の将来を考えて立候補しようと


していた若者が断念することは、あってはならないことです。