【症例】関節が狭まっていると言われた腰痛 30代女性 | えばと鍼灸マッサージ院徒然日記

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川崎市多摩区、稲田堤駅徒歩3分にある、えばと鍼灸マッサージ院の院長江波戸雄一の日記ブログです。
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30代女性

【初診日】’15年5月23日(施術回数1回)

【現病歴】
今年の5月21日に中腰の姿勢を取っていたら、
腰と骨盤のあたりがジンジンと痛むようになった。

痛みは冷やすと悪化し、温めると改善する。

医者では「関節が狭まっている」と言われた。

痛みは徐々に良くなっている。

【痛みが出る動作の確認】

〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
 
〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛む
足振り:右(+)左(+)
膝倒し:右(±)左(-)
上体起こし(-)


【触診】
痛みを感じるという
仙骨上部からL4までを押圧すると、
臀筋の起始部と左次髎穴付近に痛みがあります。
鼡径部を押圧すると左右ともに圧痛が検出できました。

【施術】
仰臥位で臀筋のストレッチを施すと、
仰臥位で膝を伸ばしても痛みは出なくなりました。
左右の足振り、膝倒しも(-)となりました。
立位での前後屈にはまだ少し痛みがあります。

座位で圧痛を検出した左次髎穴にピソマⅡを貼付すると、
より気になると言っていた後屈が(-)となりました。

臀筋のストレッチを指導して初診を終了しました。