英語が苦手と言う人でも、How are you? と 聞かれると I'm fine, thank you. And you? と答えます。

ほとんどの人がそう答えます。

それは、英語の「固定表現」として、覚えているからであり、今までにこの表現だけは何度も使った経験があるからです。


このことから多くを学びます。 1.英語には上記のような「定型表現」と「自由表現」との二種類の表現が存在し、「定型表現」はそのまま覚えるしかない。 「自由表現」は文法(統語)力をつければ、様々な表現をつくり出すことができる。  2.幾度の使っていれば、意識せずに自然に口から飛び出してくる。これを自動化といいますが、英語の「定型表現」(決まり表現)は、自動化するまで使ってみると、自分の第二言語として、機能させることができる。  3.「定型表現」だけでは、その先の会話が進まない。


How are you? と聞かれて、常にI'm fine.ではおかしいですよね。

具合が悪いときだってあるのですから。 そういう時は、会話の流れが変わりますね。


これは戦略的会話能力といわれますが、こんな風に会話は変化します。


A: How are you?

B: I feel bad today.

A: Oh, what's the matter?

B: I have a slight fever.

A: That's too bad. Take it easy.

B: Thanks. I think I should see a doctor.


会話はこのようにして進展していきます。


それでは、今日の表現を一つ。 How are you? の代わりに How are you doing? を覚えましょう。

とてもカジュアルな表現で、お友だち感覚が強くなります。 やぁ。元気でやってる?というような

感覚でしょう。 挨拶として使ってみてください。