どもっ!!
e☆イヤホン アンバサダーのたっくんです!
5月13日~5月23日の10日間、ドイツに出張に行ってきました。
ということで…
いってきた!
ULTRASONE本社。
ドイツ ヴィーレンバッハという場所にあるULTRASONEの本社を視察してきました。
ヴィーレンバッハは、日本の北海道の様な所で、広大に緑が広がっていました。
そんなヴィーレンバッハの森の入口にULTRASONEの本社はあります。
今回はULTRASONE製品の中でも、特に人気のある 『editionシリーズ』 の製造工程を追っていきたいと思います。
とある会社の工場。
この工場ではeditionシリーズに採用されているハウジングや、金属パーツの作成を行っています。
実は、ULTRASONEはパーツを自社で作っていません。
ULTRASONEの求める高い基準に応える事が出来る会社にオーダーしています。
餅は餅屋と言う様に、自分たちで全てを作る事で、必ずしも最高の製品が出来るというわけではなく、その道のプロに製造を依頼するというスタンスで、ULTRASONEの製品は作られています。
edition12の金型。
最初の工程では、金型に樹脂を流し込み、圧をかけながらプレスします。
金型の中に極めて均一に樹脂がいきわたり、気泡やムラのないハウジングを製造します。
プレスで出来たハウジング。
editionシリーズのハウジングは全て金属の様に見えますが、実は、このABS樹脂に金属コーティングを施したものです。
ハウジングの全てを金属にしてしまうと、重量が重くなってしまい、快適な装着感を損なってしまいます。
そこで、質感の高い見た目と、高い強度を両立するために金属のコーティングを施します。
金属コーティング。
今のラインナップには無いカラーもありました。
カッパーのハウジングが印象的でした。
元々この工場で作っていたのは、車のパーツだそうで、金属を蒸着させる技術が非常に高いそうです。
早速塗装の機械があるクリーンルームに入ります。
埃が付かない様に専用の服とキャップ、シューズカバーを着用します。
結果、社長はこんな感じになっていました(^^;
ABS樹脂を塗装します。
中に入るとedition5のハウジングに使用されるパーツのコーティングを行っている最中でした。
写真のものは1回目のコーティングが終わっているモノです。
editionシリーズの場合、一度にコーティングできるのが36個までだそうで(^^;
機械の中に先程のパーツを差し込みます。
気圧などを調整し、45分かけてコーティングを施していきます。
ハウジングの片側のパーツ一つ作るだけで、2時間程度の時間がかるそうです(^^;
さて、次の工程に…
木工所。
先程の工場から30分くらいのところにある別の工場にやってきました。
この工場ではeditionシリーズ向けに造られているヘッドホンスタンドや、edition10、12や、edition8などのシリーズの化粧板、edition5のハウジングが作られています。
edition5のハウジングを作ります。
edition5のハウジングには 『樫の埋もれ木』 が使用されています。600-800年の間、地層に埋まっていた木です。
地中に水分を含んだ層があり、その下に埋まっていたことで、水分が吸い上げられ長い年月をかけて乾燥した木だそうです。
時間をかけて乾燥しているので、木特有の湿度による形状の変化が極めて少なく、高い強度を保っているんだそうです。
前置きはさておき、早速edition5のハウジング作りを見せて頂きました。
大きな電動ドリルのついた機械に木板をセットします。
あとはプログラムに従って、自動で削り出していきます。
機械がドリルの刃を自動で変えながら削り出しを行います。
こうして削り出され、最終的にこうなります。
細かく空けられている穴は、低域の音に影響があるとの事です。
ここまで削り出すのに10分程度。一つずつ削り出されるので、時間と手間がかかります。
更に今度はハウジングの外側を加工します。
ハウジング部分だけを残して、不要な部分はカットされます。
そこから専用の台座にセットし、ハウジングの外側部分を作っていきます。
と、ここまで紹介してきましたが長くなってしまいました(^^;
続きはコチラ↓
【いってみた】editionシリーズができるまで! ULTRASONE本社を視察!Vol.2
以上たっくんでした!