【比べてみた】SONY MDR-1Rのリケーブル聴き比べ! | イヤホン・ヘッドホン専門店 旧e☆イヤホンのBlog

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 どもっ!!秋葉原店SVのたっくんです。

たべてきたっ!!
牛かつ壱弐参

ミディアムレアに揚げられたアツアツの牛かつは、口の中でとろける程に柔らかく、わさびを乗せて醤油で頂くのが絶品。

e☆イヤホン秋葉原店から徒歩3分ほどですので、ぜひ行ってみてはいかが?

さて、本題。

大人気のSONYヘッドホン


MDR-1R

▼SONY MDR-1R B e☆特価¥19,800-
▼SONY MDR-1R S e☆特価¥19,800-

液晶ポリマー振動板を採用し、メーカー公表値で高域側はなんと80,000Hzまで出るとのこと。
比較的バランスがよく、MDR-Z1000程真面目すぎないので普段使いのポータブルヘッドホンとして大変人気があります。

そんなMDR-1Rですが、リケーブルするとかなり音が変わるとのこと。

コネクタ部

MDR-1Rは標準的な3.5mmのステレオミニジャックが採用されています。ステレオミニプラグのタイプであればほとんどが使用できるので、リケーブルに使用できるケーブルはかなり数があります。

ということで、ケーブルを評価していきます。評価はAstell&Kern AK100で行い、主観になりますが5段階で評価します。

(例)標準ケーブル
取り回し:★★★★☆
高域:★★☆☆☆
中域:★★★☆☆
低域:★★☆☆☆
音場:狭い☆★☆☆☆ 広い
総合:★★☆☆☆
取り回しは良いが、ケーブルがゴワゴワする感じがある。プラグ周りの処理、ブーツの長さを見て、耐久性はかなり高い方だと思う。
どこかヌケきらない感じがあり、もう一つクリアさがほしいところ。クッキリというよりは、音圧感のある押し出しの強い音。比較的にバランスも悪くはなく、標準ケーブルにしては良く作られている方だと思うが、MDR-1Rのドライバーは遥かにポテンシャルが高い事をこの後ケーブルを変えて思い知らされます。

早速、交換してみましょう。そして、この後、同じ様な写真が続きます。

まずはこちら。

リケーブル市場で大人気!

FURUTECH

▼FURUTECH iHP-35-1.3M(mini to mini) e☆特価¥7,180-
▼FURUTECH iHP-35-3.0M(mini to mini) e☆特価¥9,800-

独自のプラグは、非磁性のロジウムメッキを採用、カバーには非磁性のステンレスを採用。
プラグを自製してしまうのは、ピュアオーディオでもお馴染みのコネクタ、ケーブルメーカーならでは。

着けてみた

iHP-35-1.3M

取り回し:★★★☆☆
高域:★★★★☆
中域:★★★★☆
低域:★★★★☆
音場:狭い ☆☆☆★☆広い
総合:★★★★☆
このケーブルはプラグ部に山があるのでMDR-1Rに使用した場合、少し隙間ができますが問題なく使用できます。
かなり明るめの音で、透明感と力強さを両立しているモデルです。適度な残響間が音に立体感を与えています。やや低域寄りな感じもしますが、帯域にクセが少なくどの帯域も良く聴き取れます。
デザイン性が高く、MDR-1Rにはぴったりな感じがします。


オヤイデ電気!

▼オヤイデ電気 HPC-35/1.3(3.5mm mini phone plug-3.5mm mini phone plug 1.3M) e☆特価¥4,200-

このケーブルはプラグにロジウムメッキを施したものを使用しています。
導線にはPCOCC(Pure Crystal Ohno Continuous Casting Process)と呼ばれる「単結晶状高純度無酸素銅」のことです。名前だけでなんだかすごそうですね(^^;

単結晶と聞くとなんだか取り回しが悪そうですが、比較的しなやかです。

着けてみた


HPC-35/1.3

取り回し:★★★☆☆
高域:★★★☆☆
中域:★★☆☆☆
低域:★★★★☆
音場:狭い ☆★☆☆☆ 広い
総合:標準ケーブルと比較すると音がかなりタイトに聴こえます。標準ケーブルの音のボワつきを抑え、引き締めた感じですいわゆるドンシャリ傾向の強いケーブルで、中域はあまり主張がありません。反対に低域はバスドラのアタックの強さ、前に出てくる主張の強さを感じます。高域も量が出ているわけではありませんが、締りのある音を鳴らします。

音場は特に変化がないように感じました。

では次っ!!


Bispa

▼Bispa BSP-HPCL-CXKHPMM(mini to mini) e☆特価¥5,000-

UPOFCSC(高純度純素銅無酸素ケーブル/銀コート仕様)という、こちらも名前だけですごいケーブルです。
ケーブルがかなり太く、丈夫な印象。プラグの処理もケーブルの径と、プラグホールの径が調度良いのでしっかりと固定されているので、断線の心配は無用です。



BSP-HPCL-CXKHPMM

取り回し:★★☆☆☆
高域:★★★★★
中域:★★★★☆
低域:★★★★☆
音場:狭い☆☆☆★☆広い
総合:標準ケーブルと比較すると、やや線が細くなる印象です。きれいに高域が伸び、澄んでいて透明感があります。少しリバーブがかかったような残響感を感じます。
ケーブルが太目なので、取り回しが悪くややタッチノイズが大きいように感じます。
MDR-1R用に作られたとあって、かなりバランスが良くとれています。


Bispa

▼Bispa BSP-HPCL-SYBHPMM(mini to mini) e☆特価¥5.,000-

5N(99.999%)以上の純度を誇る『OFC(OxigenFreeCopper:無酸素銅)』を信号線とGNDに使用。プラグは艶消しのブラックのカバーがかけられていて、落ち着いた雰囲気です。


BSP-HPCL-SYBHPMM

取り回し:★★☆☆☆
高域:★★★★☆
中域:★★★★☆
低域:★★★★★
音場:狭い☆☆☆★☆広い
総合:ケーブルが太めで、取り回しは上のケーブル同様に悪い。しなやかではあるけど、コシのあるケーブル。
重心が低めで、低域のリアリティが特長。バスドラのアタック、ベースの弦の動きがまるで視覚化されるような感覚を覚えるほどに生々しい。
音はタイトというよりは、適度な柔らかさがあるので聴き心地は良好です。JAZZなどは相性が良さそうです。


Bispa

▼Bispa BSP-HPCL-ECOHPMM(mini to mini)【1.2M】 e☆特価¥4,800-

e☆イヤホンのイメージカラーのオレンジ色のケーブル。
PCOFSC(PureCopperOxigenFreeSilverCoart)純素銅無酸素銅/銀コーティングと呼ばれるケーブルで、再生銅ではない、より純度が高いものが使用されています。
余談ですが、6N(99.9999%)以上の純度を誇るケーブルは基本的に純素銅になるそうです。



BSP-HPCL-ECOHPMM

取り回し:★★★★☆
高域:★★★★☆
中域:★★★★☆
低域:★★★★☆
音場:狭い☆☆☆★☆広い
総合:他のケーブルと比較しても、ケーブルが細いので取り回しは良好です。輪郭がくっきりと良く出ていて、全域に渡りクリアな音を鳴らします。また、解像度が高いので、音の聞き分けが良くできます。
分厚く音圧感のある音ではなく、締まったタイトな音を鳴らします。

ということで、色々比較してみました。いかがでしたでしょうか?

イヤホンやヘッドホンでは、出口に近いほど音の変化が大きいように感じます。ケーブル交換で自分好みの音を追求してみてはいかが?

以上たっくんでした!!

PS.MDR-1Rを聴きすぎて欲しくなってきたw