【新製品レビュー】“漆ホン”FOSTEX「TH900」の魅力 | イヤホン・ヘッドホン専門店 旧e☆イヤホンのBlog

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皆さんおはこんばんちはー(。・ω・)ノ゙
e☆イヤホン広報担当りょう太です!fish eye

広報らしく掲載情報!

$イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」のBlog-まっぷる東京2013
まっぷる東京2013!
に、e☆イヤホン秋葉原店が掲載されました!
■外部リンク:まっぷる東京’13
3月16日に発売された昭文社発行の「まっぷる東京」最新号の120P「真のアキバを大冒険 ハードボイルド専門店」にe☆イヤホン秋葉原店が掲載されました!素人の僕の目から見てもなかなかいいポジションに掲載されているのではないかと思っております。まっぷる東京は全国書店にて販売中です!

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技術と技術の共演。

$イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」のBlog-FOSTEX TH900
FOSTEX「TH900」
▼FOSTEX TH900 e☆特価¥145,000-
日本では縄文時代から塗料や接着剤として使われてきた「(うるし)」。漆はウルシノキから採取される天然の素材で、それらを使った加工には高い技術と手間が必要とされます。
FOSTEXから発売中の高級ヘッドホン「TH900」のハウジングカバーに採用されているのがそんな日本の伝統技術である漆加工。高い技術が必要とされる漆仕上げには創業110年の坂本乙造商店の技術が採用されています。こちらはPENTAXの645D japanの加工を依頼されたことでも知られておりますね。

漆加工ばかりに目を奪われている場合ではございません。漆の奥に見えるハウジング自体に採用されている素材も只者でなく、肌目が緻密で堅く、表面が美しく仕上がる高級材「水目桜(みずめざくら)」。水目桜は木材の中でも最高級のものらしく、漆器木地としても使われることから漆との相性も抜群。また、この木を使い強弓の梓弓を造ったことから別名「梓(あずさ)」とも呼ばれているとも。生産量が少なく、市場にはほとんど出回っていないとのことです。
ちなみにこの水目桜、名前とは裏腹に、白樺などと同じカバノキ科に属する樹木だったりします。ノットサクラ。


<TH900の主な仕様>

■形式:密閉ダイナミック型
■ドライバー:φ50mmネオジウムマグネット/バイオダイナ振動板
■再生周波数帯域:5~45,000Hz
■インピーダンス:25Ω
■感度:100dB/mW
■最大入力:1,800mW
■本体質量:約400g(コード含まず)
■ケーブル長:3m Y型 7N-OFC線
■プラグ:直径6.3mm 金メッキステレオ標準プラグ
■付属品:ヘッドホンスタンド




<注目すべき特徴>

・磁束密度1.5テスラの50mm新開発ドライバーユニット採用
・低比重・高ヤング率・高内部損失を実現する「バイオダイナ振動板」を採用
・7N(99.99999%)の高純度OFC(無酸素銅)コードを採用



ご覧いただければおわかり頂ける通り、「TH900」はただ見た目が美しいだけのヘッドホンではありません。清々しいほどに「音が良くなる方法」を数多く採用しております。何だか胸がスゥーッとしてくるほどです。


他にもおさえておきたいポイントがあります!

$イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」のBlog-FOSTEX TH900
専用ヘッドホンスタンド付属
「TH900」の付属品はたったひとつだけ、この専用スタンドのみ。このスタンド、「TH900」自体のデザインイメージに影響を及ぼすことのないシンプルなデザインが好印象。


$イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」のBlog-FOSTEX TH900
ジュラルミンスリーブ採用の6.3mmプラグ
プラグのスリーブには主にアルミニウムと銅の合金である高強度「ジュラルミン」が採用されています。振動にも強いのだとか。ツヤツヤしていてキレイです。



秋葉原店スタッフのがっちゃんに音質評価をしてもらいました!
最近e☆イヤホンTVでもその音質に対する感性を発揮しているがっちゃん。FOSTEXの中の人からも太鼓判を捺されて俄然やる気を見せている本人に評価してもらいました。

iPhone4S直
「the FOSTEX」といわんばかりのあの感じです。
フラットなんですが、しっかりと鋭めに出るのに刺さらない高域と、深く量と厚みのある低域が特徴的です。
つややかさなどはあまり感じられませんが癖のない聴き疲れしにくい音です。
音の一つ一つははっきりしていながら、輪郭は丸くあったかい優しい音で、低域に量感がたっぷりあるので包み込まれるような感覚です。
ほっとする高音質、って感じです。音場は恐らく密閉型の中では1、2を争うくらいの広さです。
密閉なのに開放型のような音場の広さで定評のあるAKG K550と負けず劣らずに広く、特に縦の音場に関しては1番と言ってもいいほどに深く沈み込む低域と高く遠くへ伸びる高域が魅力的です!
音量は大きすぎると音漏れします、、。ヘッドホンの宿命ですが、、。
ハイエンド機では、包み込むようなあったかい優しい、でもはっきり。っていう音は珍しいような気もします。
ハイエンド機のちょっと淡々とした感じが苦手な方にはとてもいい相棒になってくれると思います。
癖はありませんが温度があります。「ロボットじゃなくて生身」といった感じでしょうか。


何とまさかのiPhone直挿し。インピーダンス25Ωで音量自体はとれる模様。
僕も試してみたところ、音質は別としてちゃんと鳴ります。


HP-A8×TH-900
バランスはそのままに、高域はサラサラとした印象になります。
音場は横はあまり変わらず縦に広くなり、高域はぐーんと伸びていきます。低域はずーんと深いところまで出ます。
音の分離感が良くなり奥行きも出るので、空間表現力がかなり高め!
クラシックなんかを聴くととてもよくわかりますよ。
ヘッドホンとアンプの傾向が似ているので、ヘッドホンをそのままいいとこどりでさらに向上させました!な印象です。
他のヘッドホンに合わせても、バランスは特に変えずに温かみや深みが出るので、どのヘッドホンにでも合わせられると思います。
どんな曲でもどんなヘッドホンでもそつなく鳴らせるパワーも機能も満載です!


<青字個所:がっちゃん評価>


「TH900」の音を一言で言い表しますと、「素直」です。
ストンと上流からの音を垂直落下させたような、所謂「竹を割ったような」音です。
音源の良し悪しや上流再生機器の特性をそのまま表現しますし、高音も低音も癖っぽさがなく、特定の音域が埋もれるような印象もほとんどありません。それこそ清々しい程にです。
面白いのはその類稀なる「素直さ」で、ドンシャリ系のアンプに繋げばドンシャリな音になりますし、真空管アンプに繋げば温かみのある優しい音になります。何というかホント、素直な子なんですね。
高音はよく伸びます。ただしビヨーンと伸びるのではなく、スッと伸びて程ほどのところで消えます。低音はやや引き締まった印象。ぼわぼわ膨張するような感じが全くと言っていいほどありません。
「何を聴く時に使うべきか?」と質問されれば、何にでも合うと答えたいところ。だってこんなに素直で、「普通の音」って言っても通じるかも知れない高級機、他にないかもしれません。ただそれ故、派手な音を好む方にはオススメできません。ガツンとくる低音も、シャッキリキラキラした高音も「TH900」にはありませんから。

しかしながら底知れない魅力があるヘッドホンです。どんな音源を聴いても、きっと新たな発見をすることになります。ライブ音源にせよ、打ち込み系クラブサウンドにせよ、聴きなれた曲が今までとは違った側面を見せてくれることが楽しくて仕方ありません。それが誇張した「何か」ではなく、今まで聴こえていなかった「何か」だということは確かです。



気になるあなたはe☆イヤホン各店の店頭までどうぞ!
■e☆イヤホン大阪日本橋本店で試聴可能!
■e☆イヤホン秋葉原店で試聴可能!


イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」のBlog-纏め売り

FOSTEX「TH900」好評販売中!

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fish eyeby りょう太

(漆って直に見るとこんなに…美しくて…欲しく…ハッ!?)

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