イヤホン・ヘッドホンの基本性能値の中に、
感度(出力音圧レベル)とインピーダンスがあります。
■感度(出力音圧レベル)
プレーヤー側からの一定の電力に対し、イヤホンから
出力される音の大きさの表示。数値が大きいほど
一定のボリュームで大きな音量になります。
一般的に「3dB/mW」以上の違いがあれば、
聴感上の差を感じると言われています。
■インピーダンス(抵抗値)
主にボイスコイルの抵抗値で、コードの抵抗値も含まれる。
低い電圧で駆動しているiPodなどのポータブルプレーヤー
には、低いインピーダンスが望ましい。
簡単に言うと、感度は「音が大きいかどうか」で、インピーダンス
は「ノイズを抑える力」と言う訳です。
感度が高いことを、「能率が良い」「元気がいい」などとも表現したり
します。ボリュームを上げなくても音が大きくなるからですね。
インピーダンスとノイズは、こんな関係です。
ただ、最近のイヤホン・ポータブルタイプのヘッドホンは、
iPodなどのポータブルプレイヤーで使用することを前提に
設計されているので、感度が高く、インピーダンスが低く設定
されています。そのため余りカタログスペックは気にしなく
てもいいと思いますヨ。
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工学博士がトップに立つ音の開発技術者集団、
ETYMOTIC RESERCH(エティモティックリサーチ)社では、
ホームユースとポータブル向けとでモデルを分けています。
■ER-4S インピーダンス 100Ω
■ER-6 インピーダンス 48Ω
これだとポータブルプレイヤーではちょっと音量が取りにくい。
そこで、ポータブルプレイヤー向けのモデルがコチラ。
■ER-4P インピーダンス 27Ω
■ER-6i インピーダンス 16Ω
これでiPodでもバッチリ!
by boo