最近、バランスド・アーマチュア型のイヤホンが急増しています。
今までのイヤホン・ヘッドホンはほとんどが、ダイナミック型の
ドライバーで音を創っていました。音を創り出す駆動方式は、
大きく分けて4つあります。
①ダイナミック型・・・一般的に広く普及しています。電気信号を受けた
コイル(ボイスコイル)が、ダイアフラム(振動板)を
前後に振動させ、音を創りだします。主に低音が得意。
②バランスド・アーマチュア型・・・補聴器のユニットをオーディオ向け
に改良したもの。ダイアフラムを小さなピンで振動させる
構造になっています。ダイナミック型に比べ、より高い
出力が得られ、高域の再現力が高く、軽量です。
③コンデンサー型・・・一般的に普及していません。専用アンプが必要。
④チューブ型・・・一般的に普及していません。航空旅客機で使用。
ダイナミック型は主に低音が得意で、ハイパワー。
バランスド・アーマチュアは主に高音域が得意で、小型で省電力。
(振動レスポンスが精細で、より原音忠実な再生が可能です)
ポータブルプレイヤーで使用するイヤホンにとっては、
・省電力 ・超小型
という2点だけでもメリットがある上に、シングル使用以外に、
2WAY×2スピーカー、2WAY×3スピーカーといったプロ仕様
の音質も聴けちゃう訳です。
ダイナミック型でしか聴いたことがない方は、ぜひ一度、
バランスドアーマチュア型を試聴してみてくださいネ