帰京 | ERI`sLeaf

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ピアニスト・黒田映李のBlogです。

ウィーンに戻ってきました。


Oberstdorfでの二週間弱は、本当に充実したものでした。

最終日のレッスン、リハーサル、クラスコンサート、合同修了コンサート、そしてパーティと続いた一日はさすがにパワーを消耗しきったけれど、先生や友人からたくさん音楽をいただき、これから学ぶことがクリアになりました。ひょんなことから室内楽も経験できたし!街も大好きになりました。 



たまたまペンションが同じだったコントラバス弾きのマルティーナ。偶然にも故郷がニュルンベルクだということも一致しw、荷物まとめにニュルンベルクにいた数日中、再び会い語らいました。

彼女はドイツ人で、今はスペインの南端の街でオーケストラ奏者をしているそうです。海に面したその地はいろんな文化が入り混じっていて、人々も陽気でおもしろいんだと教わりました。オーケストラの雰囲気も、たとえば誰かが難しい箇所で詰まるとすすんで「私が弾けないの!もういっかい!!」っと公言してこぞって頑張るそうです。このモチベーションが楽しい!!っと、彼女も開放感を楽しんでいるのが印象的でした。


たまたま待ち合わせたローレンツ教会では屋根の張り替えをしていて、5Euro支払うとこれまで貼られていた古いパーツをいただけて、これから貼る新しいパーツにはペンで名前や文字を書かせてくれるというおもしろいことをやっており、彼女はお父さんの誕生日記念に、私は新たなモチベーションに、ペンをとりました。一部として貼られたものを再び見にくるのが楽しみ! いい記念になりました。





・・・
少し戻って、講習会中のペンションにて。


家主のおばちゃんが個人個人の席をセッティングしてくれて、毎朝ごはんにフレッシュなハムやチーズ、パンを楽しんでいました。


そしてマルティーナが目覚めて行くと・・

「そこは日本の女の子の席!あなたはそっち」
「今日は日本の女の子はもう食べて出て行ったわよ!」
「今日は日本の女の子は少し遅くに食べたけどさっき出てったわよ!」

きまって私の行動を把握していたようですw

 
とってもやさしくておもしろいおばちゃん。
ペンションも居心地のいい空間でした。




ドイツとオーストリア。


電車で国境を超えてドイツに入るとやっぱり落ち着けて、街に暮らすと些細なことを懐かしく嬉しく感じます。

再び国境を越えてオーストリアに入ると、ここもノイトラルに落ち着けて、わくわくする地となったように感じました。



さてさて、ピアノに向かいます!