横浜市中区の法律事務所で2日、弁護士の前野義広さん(42)が刺殺された事件で、現場に落ちていた凶器とみられるサバイバルナイフのような刃物は大型の殺傷能力が高いもので、犯人とみられる男は手袋をしていたことが3日、神奈川県警への取材で分かった。県警では計画的犯行の可能性もあるとみて、現場で目撃された30歳ぐらいの男の行方を追っている。

 前野さんは事務所が受任した離婚調停をめぐるトラブルを抱えていたとの情報もあることから、県警では事務所の受任案件との関連を調べている。

 県警によると、凶器とみられる刃物は事務所内の床に倒れていた前野さんの近くに落ちていた。刃渡りの長いサバイバルナイフのような刃物で、血痕が付着していたという。

 2日午後、外出先から帰ってきた事務所の女性事務員が、刃物を持った男と前野さんがもみ合っているのを発見。

 女性事務員が警察に通報するため、ビルの外に出た際、ビルの階段を駆け降り、北の方向に走って逃げるのを目撃した。

 男は30歳ぐらいで身長約170センチ。白と黒のTシャツを重ね着しベージュのズボン姿で、黒いリュックサックを背負っていた。体格は細めという。

 また、前野さんが所属する「横浜みらい法律事務所」所長の影山秀人弁護士が3日、取材に応じ、事件について「まったく心当たりはないが、状況からして業務に関して起きたと思う。仕事熱心でひとりひとりの依頼者に丁寧に対応していた。人を怒らせるような人ではない」と話した。

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