2011年2月28日 18時
ドエル書房は、その幕を下ろしました。
昨夏、永福町の片隅でオープンしたちっぽけな古本屋は、
少しずつ少しずつ、育っていっておりました。
わざわざ足を運んで下さるお客様の思いに支えられ、
育てられていたと思います。
ほんの半年という短い期間ではありましたが、
ドエル書房を通じて出会えた皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
またどこかでお会いできることを祈りつつ。
ドエル書房 従業員一同
2011年2月28日 18時
ドエル書房は、その幕を下ろしました。
昨夏、永福町の片隅でオープンしたちっぽけな古本屋は、
少しずつ少しずつ、育っていっておりました。
わざわざ足を運んで下さるお客様の思いに支えられ、
育てられていたと思います。
ほんの半年という短い期間ではありましたが、
ドエル書房を通じて出会えた皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
またどこかでお会いできることを祈りつつ。
ドエル書房 従業員一同
最近、考えていたこと。
本屋の無かった永福町にドエル書房が現われて、早々に店を畳んでしまうということは、逆に地域の皆様のガッカリ度を上昇させているのではないか?ということ
中途半端に現われちゃったからこそ、本屋が無いままの状態よりもショック大きくなってしまう、という。
・・・奈落の底に、穴を掘りたくなる心持ちです。
さて。
昨日、これまで何度もご来店されていたお客様が、夕方遅くにいらっしゃいました。ドエル書房がオープンしてから半年という短い間に、幾度も本を売りに来てくれていたお客様です。
これまで大切にされていた本を、少しずつ少しずつ・・・というペースでお持ちになり、でもやっぱり本が好きだから、帰りにまた2~3冊本を買って行ってしまう(笑)、という、大切な常連さんのお一人でした。
閉店の話を聞いたからと、わざわざ来て下さったのです。
それも、聞いたその日のうちに。
なんとありがたいことでしょう。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
今日、「閉店するって聞いたから・・・」と、ご夫婦でおいで下さったお客様。実はこのお客様からは、オープンしたばかりの商品充実が急務な頃、大量に大量に本をお売り頂いていました。
幾度も出張買取に伺い、その都度お気づかいを頂きもし・・・
ドエル書房の美術系の棚の充実は、このお客様あってのこと!と言って過言ではない程の方です。
ただ、ご自宅が遠方の方だったので、寂しいけれどもうお会いすることはないだろうな・・・と思っていたのです。
なのに今日、ご夫婦でまさかのご来店!
本当に嬉しかったです。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
ドエル書房はちっぽけな古本屋なので、一日にご来店されるお客様の数は、本当に微々たるものですが、そんな中でも閉店を惜しむお声をいただくことが多々あり。
その度、こんな古本屋でも大切に思ってくれていた方々がいて、そんな方々に支えられていたのだなぁと、感激の思いがじわじわと広がります。
ましてや、昨日や今日のようなこともあったりすると・・・もう、泣いてしまいそうになります。
そして、思い直しました。
私たちに残されているのは、あと4日。
たったの4日。
その中で出来ることは、お客様をひたすら大切にすることしかないな、と。永福町から本屋が無くなってしまうガッカリを消し去ることは出来なくても、『いい古本屋があったんだよ』って、覚えていて貰いたい。
だから、営業最終日である28日まで、胸をはってやっていこう!
そう思います。
店長白木です。
閉店まで残すところあと1週間となってまいりました。
来週の月曜日 28日には、閉店です。
こちらのブログを見ていただいているお客様
がご来店おただき、「折角だから」とまとめて
お求めいただいております。
でも、まだまだ書棚には、このまま埋もれさせてしまうには
もったいない本がたくさん並んでいます。
もし、このブログをご覧になっている方の中に
「うちは、喫茶店なんだけど本を入替え用と思っていた」
ですとか
「うちも、古本屋なんだけど、こんな本なら探している人がいる」
と思われる方が、いらっしゃいましたら
ぜひ、ご連絡ください。
タダというわけにはいきませんが、ご納得いただける価格で
お譲りできると思います。
本当に、本を活かしてあげたいと思っています。
このまま埋もれさせてくないと思っています。
ご連絡お待ち致しております。
ドエル書房店長 白木
03-3322-1901