この続きのお話。
札幌へ行った次の日に久しぶりに母親から電話があった。
今までなら、母親の周りの人間関係の愚痴とか聞きたくもないどうでもいい話とか
ひたすら聞いて「あ~めんどくせっ」って思ってたんだけど、なん違った。
今までと違って私がどうでもいい話をペラペラ喋ってるし、なんか楽しく感じた。
で、心屋の話とか不妊治療の話とかしているうちに
「そういえば、私は今までほめられた記憶がない」って思って素直にそういったの。
今まではちゃんと出来る長女じゃなくちゃダメだ
みたいに思っていたところがあったんだけど、かなりどうでもよくなった。
そしたら「あんた昔から出来たもん、完璧っていうくらいに。なんでも順調だったし
挫折を知らないっていうか。だから心配だったんだよね。いつも成績もよかったし
褒めてないことなんてないよ。なんでも出来るからもっともっとってなったかもしれないけど
そう思ってたならごめんね」だって。
ふぅ~ん、やっぱり記憶って700%ウソなんだね~。
「それでね、今私は子供がいないってことで悩んでいて、それで潜在意識の中で
ダメな自分でいたいから悩んでいるんだって。
自分でどこかダメなところを探してるんだって
ダメな自分でもいいって思えたらすごく楽なんだけど、まだ悲しくなるときあるんだよね」
とかいろいろ喋った。
「まぁ、治療やるだけやって出来なくても夫婦二人仲よくやればいいんじゃない?
私はもういろいろ過去のことグチグチ散々悩んできたし、もう年だから先のこといろいろ考えても仕方がないから、今楽しく過ごそうと思うの」っていう。
ここで2つのことに気がつく。
ちょっと前まで子供がほしいというのは、自分がほしいのもあったしダメな材料でもあったけど
親の期待に答えなくちゃならないという自分もいたということ。
まだ「そうあらねばならない自分」を握っていたんだなぁと思ったこと。
さらばだ。
もうひとつは何にもしていないけど、母親が変わったこと。
しかも「過去にも未来にも縛られずに、今を楽しく過ごしてる」って言っちゃってる(@Д@;
たくさんのカウンセラーの皆さんがそれが大事って言っていて
私が「どうやったらその気持ちになれるんだろう?」って思っていたことを
やっちゃってるよ、あの人は(笑)
あ~参った。負けた。先に言いたいこと言われちゃったよ(;´▽`A``
はぁ。
それにね、最近また父親の体調が悪くて病院に行っていて検査やらいろいろ
治療費もかかっているのは知っていたけど、もう金銭的には何もしていなかったの。
今まではそんなことがあると「お金が足りない足りない」ってグチグチ言われていて
私自身も「お金あげなくちゃ、助けてやらなくちゃ」ってすごく思っていて
親自身もそういうような親がお金に困ったときは子供が助けるのが当たり前!的な感じで
私に「お金ないない」って言っていてそれでまたすごく苦しかったんだけど
それが今回なかった。
「なんだかんだ今まででたぶん一番なかったけどなんとかなったわ」だって。
それどころか幸せなんだって。
病気があってもお金がなくてもこうやって仲良く暮らしてるのが笑って過ごせるのが
今が幸せなんだって。
昔からお金のことを言われるたびに
「私がなんとかしなくちゃいけない」とか「親の期待にこたえなくちゃいけない」とか
「近所の人も親に援助しているから、私も同じようにしなくちゃいけない」とか
やりたくないのに、そんな気持ちでいっぱいだったから
「これでもか!これでも足りないのか!?」って悔しくて悲しくて
札束でひっぱたきたいくらいに思ってたくらい。
でももう昔のようには働いていないし、私は私の生活があるし
もう昔のようにはあげるのはムリだって思ったの。
それはそれで苦しい時期もあったけど、きっとそれを受け入れられたんだね。
またひとつ成仏(。-人-。)
ってな感じで
こうやって両親も元気なようだし
遠く離れたところで一人でがんばっている妹も
仕事で認められたこともあって、気持ちの中でのいろいろ変化もあったようだし
私は何もしていないけど、いい感じみたいですε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ