我的登攀(ロッククライミング) | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分は、フランス留学時代、
ロッククライミング(escalade)をやっていました。
 
正確には、屋内のクライミングジムで、
学校のクラブ活動の一環でした。
 
フランスは、わりとクライミングが、盛んな国。
 
自分自身、トライアスロンをやっていたため、
細身、かつ筋肉質で、クライミング向きな体型であり、
実際、初めて体験でやったときも、
すんなりてっぺんまで到達しました。
 
山岳レスキューを題材にした
「岳(ガク)」というマンガがありますが、
著者の石塚真一氏自体、クライマーであり、
登山家で、山の厳しさ、魅力を余すとこなく伝えています。
 
「神の雫」もそうですが、

こういう専門性、社会性のある漫画は、
非常に勉強になりますし、
活字とは違う表現力があります。
 
屋内で練習するときは、通常2人1組で、片方は壁を上り、
もう片方は、下で命綱を握っているわけですが、
自身の命ならともかく、相手の命を保障し、
預かるというのが、怖くなり、
結局それが原因で、やめてしまいました。
 
中学・高校時代、新田次郎の小説をよく読んでいたためか、
クライミングに関しては、昔から興味がありました。
 
その中で、熟練したクライマーは、
指1本、ひっかけるところがあれば、
体を持ち上げることができるというのが印象的で、
自分なんぞは、片手でしっかり握っても、
まったく上がる気配すらしません。。
 
新田次郎の小説もそうですし、
「岳」や、自身の小さな体験からもいえることは、
都会に住んでいて、自然の厳しさを感じることはなくても、
山に入ると、本当に自然の脅威、人間の命のはかなさを感じます。
 
そんなこともあり、自分が仮にクライミングをやるとすれば、

登っていくのではなく、地面に平行に壁をはっていくボルダリング なら、

いいかもしれません。
 
ただ、クライミングの最大の魅力は、
自らをあえて危険な状態にさらす点と、
一般の人が目にすることのできない、
アングル、地点から下界を眺望できるという特権でしょうか。
  
都内にもいくつかクラミングジムがあるみたいなので、
興味があれば、体験してみるのもいいかも知れません。
 
時間のある方は、
石塚真一「岳」も一緒にどうぞ。


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