新札と言えば、偽札。 | 青パパの無限増殖ver.187

新札と言えば、偽札。

戸塚でも旧一万円札の偽札が見つかったくらいですから、悪貨は良貨を駆逐するという言葉通り、偽札が流通?する速度も軽んじることは出来ないのでしょう。サイゴン時代、偽札を幾度か手にしたことがあります。カンボジア経由の一ドル、十ドル札でした。横幅が数ミリ短いのでまじまじと見るとわかってしまいます。普通の買い物では使えなかったので、タン・ソン・ニャット空港で空港使用料の支払い、バンコクで出会ったバングラディッシュへ行く日本人旅行者と両替で処分しました。
冷静に考えると日本だったら犯罪ですね。確信犯!半分に折って素早く渡す、なんて手口も同じですし。
有り難いホーチミンのお札に関しては、顔に落書きがしてあるお札や、番号が異なる二枚のお札の融合体、半分は焼け落ちメモ用紙を貼付けたものを、処分したことがあります。ババ抜きと同じで引いた人は運が悪いと諦めるしかないのです。
かなり昔の話なので時効ですよね。日本では遭遇しえない貴重な体験ということで。
著者: 阿部 和重
タイトル: インディヴィジュアル・プロジェクション