スピリチュアル系の人たちを中心に、さかんに言われているのが、「財布は毎年新しいものに変える。そして財布は長財布でなければならない」ということだ。
しかし、長財布は取り扱いが非常に不便だ。特に、ハンドバッグを常用しない男にとっては、素手でもつか、鞄にいれるしかない。これは、盗難されやすく、また、無くしやすく、扱いにくい事この上ない。
私は、一昨年、あるスピリチュアル関係の人に騙されて、かなりの額の長財布を買ってしまった。
なんでも、金運が上がる、とのことであった。
ところが、一昨年末から、給料が下げられ、昨年には、辞職に追い込まれることになった。
これは一体どうしたことだろう。
「運気が上がる」なんて、全くのウソであった。
今日も、書店で、財布は長財布でなければならない、みたいな題名の文庫本が売っていた。
私は今、折財布を使っている。
二つ折り財布は、ズボンの尻ポケットにも入るし、ジャケットの内ポケットにも入る。
使いやすいことにかけては、やはり一番だ。
勿論、ボロ財布にお金を入れていれば、「お金」も気持ち悪かろう。
その意味で、1年ごとに新しくする、というのは賛成だ。
しかし、長財布だけは、スピリチュアル関係の人と業界の人の結託した「大ウソ」だと思う。