☆TVの国からキラキラ☆

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主に最近観たTVショーの感想

(およびスポーツ界の話題、たまには映画の感想なんかも少々・・)

ピンキーパンチ大逆転!!


※プロフページに映画記事の索引ページへのリンク貼ってます。ご活用くださいカチンコ

 

把握できている範囲で、覚え書き程度にまとめてみます。(文中敬称略)

 

4/11加筆

4/16加筆、修正

4/17加筆

4/21加筆

5/19加筆

6/3加筆

 

******************************

 

 

積水化学

 

【 新戦力 】

道下美槻(立教大)

 

5/31 弟子丸小春 退部

 

意外にも退部者はおらず、日本一の戦力はまるっとそのまま残っている。

3年目になる田浦の成長が著しく、もはやTWOLAPSの助けを借りずとも

クイーンズ駅伝で優勝争いできそうなほど戦力は充実している。

田浦と同じく生え抜きの荒井、山賀、松本、長澤らも意欲的にレース数を重ね力をつけている。

少々のケガ人が出ても代替戦力は足りており、駅伝で死角は見当たらない。

 

 

JP日本郵政グループ

 

【 新戦力 】

カリバ・カロライン(神村学園)

 

こちらもクイーンズ駅伝を走ったメンバーはまるまる残っており、

そこに神村学園の都大路優勝の最大の立役者であるカリバ・カロラインが加わった。

今までクイーンズ駅伝で唯一の懸念材料であった4区の問題がこれで解決するわけで、

覇権奪還の準備は完全に整っている。

それでもまだ懸念材料があるとすれば、エース廣中の金属疲労と五輪疲れの可能性くらいか。

 

 

パナソニック

 

【 新戦力 】

保坂晴子(日体大)

渡邉来愛(仙台育英)

野上菜那(東大阪大敬愛)

石川桜子(豊田大谷)

 

昨年度をもって、チームの黄金期の中核を担った内藤と堀が引退。

さてどうなることかと思われたところに4名を大胆に補強。

特に保坂は間違いなく即戦力で、こと走力の部分に関しては内藤の穴は問題なく埋まる。

しかしチームの雰囲気や精神的な拠り所として内藤と堀が今まで支えていた部分はあまりに大きく、

そのあたりに不安が残るのも事実である。

昨季がらキャプテンの中村を中心に、もう年長の部類に入るようになった信櫻らも自覚を持って

チームをまとめていってほしいところだ。

 

 

資生堂

 

【 新戦力 】

風間歩佳(中央大)

石田萌笑(益田東)

 

これといって戦力にマイナス要素はないのだが、資生堂のいちばんの問題点は

一山を駅伝の戦力として考えるのは難しいのではないか?という部分ではないだろうか。

彼女はここ数年は完全にフルマラソンだけに照準を絞った調整であることは間違いなく、

一昨年のクイーンズ駅伝では優勝メンバーにこそなっているので特に目立ちはしないものの

3区の区間7位で独走状態だったチームを一度3位に落としているし、

昨年のクイーンズ駅伝にいたっては区間20位に沈んで連覇を逸する最大の要因となっている。

今年もマラソンの代表になっている東京五輪に当然のことくすべてを注ぎ込むことになるわけで、

もうチームとしては一山を抜きにした駅伝メンバーの構成を考えていた方が賢明だろう。

そう考えると、ベテラン高島の年齢も加味すると五島一人に負担がかかりすぎるように感じる。

3年目になる大谷が長い距離の区間を任されても大丈夫なくらい成長しているが、

まだまだ層の厚さという部分でもの足りなさはあるかもしれない。

 

 

ダイハツ

 

どうやら昨季から選手の増減はまったくないみたい。

会社として大きな問題があったから、新卒採用は見送ったのだろうか。

だからといって、2年連続クイーンズ駅伝5位の戦力がまるまる残っているのだから何の問題もない。

パリ五輪への出場が叶わず引退するかと思われた松田瑞生が現役続行を表明しただけでも

大きなプラス材料と言えるだろう。

しかしここ3年くらいは明らかに、駅伝走る選手たちとそうでない選手たちとで

チームが二分されているような印象がある。

もっと言うとチーム内格差のようなものが年々広がっているようにも感じられ、

その上位グループ(?)にケガ人でも出れば一気に危うい状況が訪れる気もする。

特に心配なのは、昨季もフルマラソンを走りまくった加世田の疲労。

ポスト加世田のような存在が早く現れて彼女の負担を軽減してあげないと、

いつ心身ともに悲鳴を上げてもおかしくない状況にはあるのではないだろうか。

高卒2年目の西澤、細谷の両名には特に期待している。

 

 

第一生命グループ

 

【 新戦力 】

増渕祐香(名城大)

中後心晴(市立船橋)

深澤零月(宇都宮文星女子)

宮内結愛(鳳凰)

 

鈴木優花のMGC優勝でチームとしても大いに盛り上がった昨季だが、

今年高卒4年目を迎える小海遥の充実度は鈴木をも凌駕するかのごとく感じる。

この鈴木、小海の強力2トップの次には昨季ルーキーイヤーから活躍した飛田が控え、

ベテランの出水田や原田紋里らもしっかりと脇を固める。

そこに即戦力ルーキーの増渕も加わり、チームの完成度はここ十年でいちばんと言っていい。

関谷の引退は残念だが、入れ替わりで入った市船の後輩・中後の活躍にも期待したい。

 

 

天満屋

 

【 新戦力 】

新井えりか(東大阪大敬愛)

山口綾(白石)

 

前田穂南がフルマラソンの日本新記録を樹立したことで

あらためてマラソンの天満屋を印象付けたわけだが、

実力者の谷本、大東が抜けたことで戦力はいささかダウンしたかもしれない。

それでもまだフルマラソンの実績を持つ松下や渡邉桃子らが控えており、

高卒ルーキーながらプリンセス駅伝で区間賞を獲り実業団ハーフで2位に入った

西村のような伸び盛りの若手までいる。

高卒3年目を迎える立迫も長い距離への適正をしっかりと示しており、結局のところ層は厚い。

 

 

岩谷産業

 

【 新戦力 】

佐藤千紘(大阪学院大)

 

昨季はプリンセス駅伝で優勝し、勢いでクイーンズ駅伝でも8位入賞と充実のシーズンだった。

「関西の大学に潜んでいた逸材を伸ばす」というのがコンセプトなのかどうかはわからないが、

昨季は佛教大卒の川村がブレイクし、同じく佛大卒の久木、京産大卒の若井らが中核を担った。

今年のルーキーも大阪学院大出身。どう伸びてくるか楽しみだ。

 

 

三井住友海上

 

【 新戦力 】

兼友良夏(京セラ)

 

縁の下の力持ち的な活躍を続けたベテランの片貝がついに引退。

しかし京セラから実力者の兼友を移籍獲得し、戦力的には問題なし。

昨季も樺沢、清水、松田杏奈といった移籍組が中心になって活躍しており、

その潮流に兼友も乗ってくれることだろう。

しかしチームとしてもう一歩上に行くためには、2年目を迎える小林、小松の

どちらかだけでも大ブレイクしてもらわないと困る。

 

 

エディオン

 

【 新戦力 】

名和夏乃子(長野東)

片山乙葉(小林)

 

昨季は惜しくもクイーンズ8を逃してしまったが、エースの細田あいや

キャプテンの矢田みくにを中心に戦力は相変わらず充実。

名バイプレーヤーだった江口の引退は痛いが、高卒4年目を迎える安なつ美が

このところ長い距離で実績を残し始めており穴を埋めてくれそうだ。

高卒2年目の水本、溝上の両名もかなり高いレベルで安定している。

ベテラン市田美咲の集大成となるシーズン、チーム一丸となっていい結果を残してほしい。

 

 

ユニクロ

 

【 新戦力 】

澤井柚葉(筑波大)

オマレ・ドルフィン・ニャボケ(日立→ユー・エス・イー)

柳谷日菜(ワコール)

 

安定感抜群だったベテランの中村(荘司)麻衣が引退したのはちょっと痛いが、

大黒柱の吉川を中心に川口、平井、そして後藤夢と、ビッグネームがまだまだ健在。

長い距離で堅実な加藤、平島らも控えて水準は高い。

マルチプレーヤーとして活躍してくれそうな阿部にも注目したいところ。

唯一の新卒採用である澤井はもともと中距離メインだが、長い距離もこなす。

そして4月になってドルフィンが電撃加入!

実業団ハーフでもクロカンでも彼女の実績は申し分なく、

クイーンズ8への道筋が俄然明るくなったと言える。

 

4月いっぱいでワコールを退部していた柳谷が5/17付で加入!

これ冗談抜きにクイーンズ駅伝優勝候補になったかもしれない。

仮に4区ドルフィン→5区柳谷→6区吉川みたいな配置をしたとしたら、

3区までに1分差つけられてても逆転可能でしょう。

 

 

ルートインホテルズ

 

【 新戦力 】

田中愛友里(八戸学院光星)

 

まだまだ中心になって活躍してくれると思っていたベテランの日髙が移籍したのは寂しいところだが、

昨季から移籍加入してきた三原梓や堀尾らがこのところ遺憾なく実力を発揮しており

チーム全体の戦力としては問題なさそう。

何より、入れ替わりの激しかったチームなのに部員数が安定してきたのがいい。

 

 

スターツ

 

【 新戦力 】

伊澤菜々花(元ユニバーサルエンターテインメント)

大沼亜衣(城西国際大)

中山優奈(大阪学院大)

横山美月(東大阪大敬愛)

 

長年チームの両翼を担った佐藤、上杉を含む4名が、監督とともに東京メトロに移籍。

どうなることかと思われたが、4名が新加入で部員数はキープできた。

まず驚いたのは、伊澤の競技復帰(というか実業団復帰)。

持ち時計だけで見るといきなりバリバリのエースになるが、33歳の現在どういう状態なのかは気になる。

中山は大学1年時にフル回転で活躍していたが、その後あまり見かけることがなかっただけに

実業団入りしていたことにこちらもビックリ。

ハードワークで自分を追い込むタイプだけに、コンディションがいつも心配。

唯一の高卒ルーキーとなる横山の潜在能力はかなり高いと思うので、1年目から期待。

 

 

大塚製薬

 

【 新戦力 】

小林香菜(早稲田大)

 

大阪国際女子マラソンにネクストヒロイン枠で出場してまさかの2時間30分切りという快挙を果たした

小林が隠し玉的に電撃加入。

主力の固定化がここ数年続いているチームにとっていい起爆剤になってくれるのではないだろうか。

 

 

ユニバーサルエンターテインメント

 

【 新戦力 】

北川星瑠(大阪芸術大)

橘山莉乃(仙台育英)

 

長らくチームの中心にいたベテランの青山瑠衣がとうとうチームを離れた。

ずっと若手の印象だった和久が今年で11年目、鷲見も10年目を迎える。

「若手の台頭」を思わせる存在がなかなか出てきていないのがチームの現状かもしれない。

そして昨季途中でダイソーに移籍した猿見田と、引退した白石の穴をどう埋めていくかが今季の課題。

走力だけで見るとルーキーの北川、橘山はどちらも即戦力と考えていいのだろうが、

北川に関しては芸能活動との両立が果たして可能なのかという疑問が残るし、

橘山に関しては高卒の同期どころか年齢の近い選手もいない環境になじめるかが不安ではある。

 

 

九電工

 

【 新戦力 】

朝吹花菜(九国大付)

遠藤凛々羽(中村学園女子)

ドリーン・チェロップ

 

正直、林田美咲の引退が痛すぎる。林田だけでも3人分くらいの戦力ダウン。

これからが期待できた野﨑の退部も厳しい。

唐沢、逸木のうちどちらかがケガでもしようものなら、

一気にクイーンズ駅伝の出場さえも危うい状況になりそう。かなり心配。

 

 

京セラ

 

【 新戦力 】

古原夏音(大阪芸術大)

川上羽詩(九国大付)

 

5/31 足立由真 退部

 

兼友の移籍はめちゃめちゃ痛い。

また、もともとフルマラソンに特化していたとはいえ阿部有香里も抜けて、

駅伝の長い距離の区間がかなり不安な状況になってきた。

大卒2年目の黒田がメキメキとタイムを伸ばしているのと高卒3年目の池田にも

ブレイクの兆しがあるとはいえ、あとは駅伝で誰を何区に置く?となっても

アグネス以外はまったくイメージが湧かない。

 

 

しまむら

 

【 新戦力 】

山田桃愛(玉川大)

鈴木杏奈(大阪芸術大)

中島蘭奈(豊田大谷)

 

昨季は髙橋がエースとして好記録を出し続けチームとしても上り調子に見えたが、

駅伝ではうまく嚙み合わずクイーンズ駅伝は予選会ギリギリ16位で滑り込みの出場となった。(18位)

今季も髙橋と座間の順大卒コンビをチームの軸として回していくことになるだろうが、

力のある移籍組のベテラン菊地、山ノ内が通年で力を発揮してくれればもっとチームとして上にいける。

そしてルーキーの山田桃愛は、杜の都の3区で区間2位という実力者。

鈴木杏奈もかなり高いレベルで安定している選手なので、どちらも1年目から主力として頑張ってくれそう。

 

 

日立

 

【 新戦力 】

加藤礼菜(中央大)

奥本菜瑠海(大分東明)

 

昨季は花野桃子がブレイクし実り多きシーズンだった。

そして今季は、高卒選手の中では目玉となる奥本の獲得に成功!

都大路のしかも1区で区間賞を獲るような選手が加入することは

日立にとっては極めて稀なことであり、日立ファンの私も少し戸惑っている笑

彼女が順調に育って駅伝で1区を走ってくれるようにでもなれば、

チームとしてもかなり明るいビジョンが描けるようになる。

プレイングコーチの田村紀薫にいつまでも頼るわけにもいかず、

ベテランの鈴木千晴はもう高卒から13年目になる。

今季もチームにとって良い変革の1年になってくれるとよい。

 

 

センコー

 

【 新戦力 】

近澤里奈(県岐阜商)

 

創設以来、気前よく部員数は増え続けていたが、今季は少しだけ人数がスリムになった。

それでもまだチームの半数を占める移籍組が戦力の中心にはなるだろうが、

昨季は生え抜きの杉山が駅伝でも活躍した。

そして大卒3年目の朝比奈がフルマラソンで結果を残し、今季はますます活躍してくれそう。

 

 

ニトリ

 

【 新戦力 】

炭谷綺乃(玉川大)

立迫望美(東洋大)

 

昨季はプリンセス駅伝もクイーンズ駅伝もまったく同じ区間オーダーで臨んだが、

今年は多少はバリエーションも増やしておきたいところ。

そこで即戦力となりうる大卒2名が加入。

両名とも5000mで16分台前半の持ちタイムがあり、さらなる飛躍が見込まれる。

大卒2年目の藤村も今年はブレイクしてほしいところ。

 

 

ヤマダHD

 

【 新戦力 】

磯野美空(関西大)

 

長い距離で安定していた加藤の退部は痛いが、ルーキー磯野で問題なく穴は埋まりそう。

本来なら絶対エースの岡本がなかなか思うようにレース走れたり走れなかったりなのがもどかしいが、

大黒柱の筒井と岡本、磯野が主要区間にカッチリと収まれば駅伝でもかなりいい勝負はできるはず。

あとは多田、田中、吉原の高卒2年目トリオから誰かに大ブレイクしてほしい。

 

 

ワコール

 

【 新戦力 】

安田瑠捺(須磨学園)

 

昨季は選手流出が相次ぎ苦しいシーズンとなったが、

安藤と柳谷の二枚看板は強力なのでもっといい勝負できるはず。

高卒1~2年目の選手のブレイクにも期待したいが、谷口、枚田の復権にも期待したい。

 

しかし4/30付で柳谷、飯塚が退部し部員は6名に…。

このままではプリンセス駅伝への出場さえ危うい。

 

 

キヤノン

 

【 新戦力 】

日髙侑紀(ルートインホテルズ)

アグネス・ジェベット・ゲティチ

 

昨季途中に市原の移籍加入がありチームとしてもクイーンズ駅伝出場を果たしたが、

昨年のプリンセス駅伝(11位)を走ったメンバーのうち半数(日隈、松浦、大塚)がチームを去った。

特に長年にわたり長い距離の区間を担ってきた大黒柱の大塚が移籍してしまったのはキツい。

移籍加入の日髙の実力は折り紙付きだが、今年32歳のベテランにいきなりすべてを背負わせるわけにもいかない。

若手では高卒3年目を迎える水谷にブレイクの兆しはあるが・・・。

厳しい現状にチーム全員が危機感を持って、少しでも前を向いて乗り切ってほしい。

6月から超強力なケニア人が加入したが、起爆剤となるのかどうか…。

 

 

豊田自動織機

 

【 新戦力 】

坂川恋露(鹿児島銀行)

壁谷衿奈(仙台育英)

松本未空(鈴鹿)

下森美咲(北九州市立)

 

昨季はクイーンズ駅伝で屈辱の最下位に終わり、ゼロからの再起を図る今季。

豊川高卒の坂川を鹿児島銀行から移籍加入させ、昨季駅伝で壊滅的だった

距離の長い区間に対策を練ってきたのは賢明だろう。

坂川以外は実力のある高卒選手3名が加わったが、皆どちらかというと中距離寄りな印象。

しかし抜群のスピードを持つ選手たちなので、うまくハマれば大化けしてくれそう。

いずれにしても、大ベテランの籔下と小ベテランのエカラレを除けば

みんな籔下からほぼひと回りかそれ以上年下の選手ばかりという陣容には変わりない。

若さの爆発待ちのような状態が漠然と続かぬよう、早い時期から結果を期待したい。

 

 

ダイソー

 

【 新戦力 】

板岡侑花(呉)

垣内瑞希(順天堂大)

 

個々のポテンシャルは高いながらもどこかに若いチームである故の脆さのようなものを感じずにいられなかったが、

昨秋に猿見田が移籍加入してきたことで何かがいい方向に変わってきているのではないだろうか。

また基本的に中国地方の高卒選手を叩き上げる強化方針は変わらないのだろうが、

今年は大卒の新人も入ってきており、この変化にもいい化学反応を期待したい。

 

 

シスメックス

 

【 新戦力 】

竜田そら(鳴門)

 

ここ2年ほどはまだどうしてもヤマダからの移植チームの印象が拭えなかったが、

生え抜きの尾崎らが着実に主力として定着してきたことで「シスメックス」としての

アイデンティティーが確立されてきたようにも感じる。

今年からは田﨑と尾崎を2トップに据え、そこからのチーム作りが機能していくのではないかと思われる。

コーチ兼任になった堀江やヤマダ組の古株である西原、石井らの復権にもまだまだ期待したい。

 

 

愛媛銀行

 

【 新戦力 】

石谷亜由(高松工芸)

窪美咲(東大阪大)

原華澄(大阪体育大)

溝内里紗(ベアーズ)

 

沖村が抜けたのはかなり痛いと思ったところに、窪、原という全国レベルの強い大卒選手が加入。

しかし両名とも800mに特化しているかと思われるため、駅伝の戦力としては厳しいか。

徳島出身で京都の大学を経由してベアーズで下積みしてきた溝内への期待は大きい。

 

 

ベアーズ

 

【 新戦力 】

坂口愛和(東京農大)

西永菜津(TOTO)

橋口凛花(玉川大)

廣田百世(富山大)

深水帆乃華(東海大熊本星翔)

 

今季は大量5名の新加入で、知らないうちに13人の大所帯になっている。

既存の戦力も概ね皆5000mで16分台前半以内くらいのタイムは出せており、

ただ人数が多いだけでなく層の厚い戦力が構成されているように感じる。

昨季競技復帰した向井優香(世羅→第一生命)のパフォーマンスもどんどん上がってきているし、

TOTOから移籍加入の西永も何かきっかけさえ掴めば爆発する能力は秘めていると思う。

 

 

十八親和銀行

 

【 新戦力 】

大村英美(長崎女子)

大脇美空(国分中央)

 

5/31 北原芽依 退部

 

三宅、藤村、安部の3名が抜けて戦力的にはちょっと厳しくなった気もするが、

それよりも新戦力への期待を膨らませていきたい。(5月いっぱいでさらに北原も退部)

特に大村は、レベルの高い長崎の県駅伝で1区区間賞の実力者。

ロードの長い距離の方が持ち味を出せる選手であり、駅伝では即戦力と言える。

そして高卒2年目の藤丸の成長がすごく、彼女に3区でも5区でも任せられそう。

大村、藤丸、明石に主要区間を担ってもらい、光恒をアンカーに回せるくらいになれば

悲願のクイーンズ駅伝出場への青写真は見えてくる。

 

 

鹿児島銀行

 

【 新戦力 】

なし

 

レース数をたくさんこなしあらゆる距離で自己ベストを更新し続けていた坂川が移籍でチームを去り、

トラックでも駅伝でも堅実だったスピードランナーの久保も引退した。

新加入選手もなく戦力は依然として厳しいままだが、上原美幸がフルマラソンで久々に結果を出して

再起に手ごたえを掴んできたのはいい傾向だ。

倉岡も意欲的にレース数をこなしており、いつ復調してもおかしくない。

ベテランの池満もまだこのままで終わるわけにはいかない。

高卒3年目の野村眞央にもブレイクの兆しが出てきた。

あと期待したいのは、昨季移籍加入してきた宇都ひなた。結果を出して前所属を見返してほしい。

 

 

埼玉医科大学グループ

 

【 新戦力 】

宮内志佳(日体大)

杉本桃香(三浦学苑)

 

飯島が昨季から好調で、今年はエースとしてフル回転してくれそうな雰囲気がある。

彼女が駅伝で3区をしっかりと走ってくれるくらいになれば、何かと計算が立つ。

保坂も安定してきており、どんな区間でも順応できるだろう。

今泉、伊東、古賀らも、もともと大学での実績から考えるともっと輝けるはず。

そして新加入の宮内。大学の後半2年間はすっかり影を潜めてしまったが、

どこかで復活してくれればこれ以上ない戦力になってくれるはずで、

彼女が活躍してくれれば悲願のクイーンズ駅伝出場に近づく。とにかく期待している。

 

 

東京メトロ

 

【 新戦力 】

佐藤奈々(スターツ)

上杉真穂(スターツ)

北村遥(スターツ)

上荒磯利音(スターツ)

金井美凪海(亜細亜大)

 

今季の移籍市場の目玉となったのが、この東京メトロ。

昨季からすでに小笠原、加賀屋(永井)らの実力者を移籍獲得していたが、

年明けにはスターツから監督もろとも主力をゴッソリと移籍加入させた。

もう戦力的に見ると、クイーンズ駅伝出場は至上命令と言ってよい。

また、唯一の新卒加入となった金井も侮れない存在だろう。

なにしろ、彼女の出身である錦城学園高校の同期生はそれぞれ別の大学を経由して

保坂(パナソニック)、増渕(第一生命)、坂口(ベアーズ)が実業団入りしている。

いわゆる「当たりの世代」が連鎖反応で全員活躍するような気がしてならない。

(かつての市船の池亀、菊地、関谷、藤本、小川らの世代のように)

 

 

ノーリツ

 

【 新戦力 】

小林朝(立命館大)

新楓菜(仙台育英)

 

4/22 澤田月乃 退部

4/22 白木万葉 退部

 

ここ数年は移籍供給元のような存在となり駅伝メンバー数ギリギリのような状態が続いていた印象だが、

今季2名加入で知らないうちに11人の大所帯になっていた。(→4/22に2名減った)

新戦力では、小林朝の加入は大きい。

須磨学園→立命大と関西の名門エリートコースを歩んできた彼女に染み付いた

勝者のメンタリティーのようなものがチームの活性化につながるのではないかと思わずにいられない。

チームの苦しい時期を背負ってきた平野や藤村twinsらが報われるような好成績を期待したい。

 

 

メモリード

 

【 新戦力 】

康本花梨(ユニクロ)

 

昨季はスーパーママさんランナー永友の大活躍で急に戦力が上がった。

そして今季は全国レベルの実力スピードランナーである康本が加入。

康本がどこまで距離をこなしてくれるのかはわからないが、

仮に駅伝で1区から康本→陣内→永友でつないだとしたら

まさかの予選通過ラインをキープしたまま後半ということも可能だろう。

 

 

TOTO

 

【 新戦力 】

須田花音(神戸学院大)

工藤日女花(ニトリ)

宮坂愛栞(三浦学苑)

山下紗瑛(熊本信愛女)

 

昨季はとうとうプリンセス駅伝でも28位にまで沈み、さらには今年になってエースの西永もチームを去った。

もはや廃部の危機を案じられても仕方ない状況ではないかと思われるのだが、

それでも今季4名が加入してきている。

ニトリから移籍加入の工藤は、間違いなく大きな戦力となるだろう。

高卒ルーキーの山下は、レベルの高い熊本県駅伝の1区(6km)を20分切り区間2位だから力はある。

 

愛知電機

 

【 新戦力 】

吉村唯(京都光華女子大)

 

チームの絶対的エースだった藤田愛子が2月で引退したようで、これはかなり痛い。

しかし新戦力の吉村は駅伝の大舞台の経験も豊富で、今年の全国女子駅伝でもいい走りをしている。

彼女が1年目からエースとしてフル回転で活躍してくれれば、

2区まで7位でつないだ昨年のプリンセス駅伝を超えるインパクトを残せるかもしれない。

 

 

コモディイイダ

 

【 新戦力 】

高橋舞衣(松山大)

松村実里(産休、育休から復帰)

 

チームのエース兼看板娘のような存在だった西澤(木田)果穂の引退は寂しいが、

新たにチームのインフルエンサー(?)とも言えそうな高橋が加入してきた。

松山大最後の駅伝ガールズでもあり、すでにフルマラソンの実績もあり力はある。

彼女が走りでもバズってくれたらチームの活性化も進むだろう。

 

 

肥後銀行

 

【 新戦力 】

大塚英梨子(キヤノン)

ダイアナ・チェロティッチ

 

酒井、南雲(矢野)の加入以降は別チームになったかのような勢いをつけ

昨季すでにクイーンズ駅伝出場は濃厚かと思えるほどの雰囲気もあったのだが、

プリンセス駅伝はまさかの1区途中棄権に泣いた。

そして今季は長い距離の区間を確実に計算できる大塚をキヤノンから移籍獲得し、

さらには外国人選手まで加入するというサプライズ補強。

酒井の天井知らずの上昇度も加味すれば、もうこれでクイーンズ駅伝出場は至上命令と言える。

堤、高江らの生え抜き高卒叩き上げ組も着々とタイムを上げてきており、

うまくいけば一気にクイーンズ8争いの一角に顔を出してもおかしくはない。

 

 

デンソー

 

【 新戦力 】

中澤咲絵子(駿河台大)

堀綾花(神戸学院大)

平泉心穂(中部第一)

松谷里緒(鳴門)

松平風花(和歌山北)

 

昨季はプリンセス駅伝に出場すらできない苦境にたたされたが、

今季は5名加入でとりあえず頭数だけは揃えてきた。

新戦力の中では、堀にはいきなり駅伝で主要区間を走ってもらいたいところか。

やや異色な経歴っぽい(埼玉栄→大学中退??)中澤も潜在能力は高そう。

 

 

 

少しだけ気が向いたので久々にブログでも…。

 

(文中敬称略で失礼します)

 

 

とりあえず各チームごとの感想を書いていきます。

 

 

積水化学

 

文句なし。区間配置も完璧で、素晴らしい優勝だった。

前門の虎(資生堂)を3区で早々と捕まえて置き去りにすると、

後門の狼(JP日本郵政)も4区からみるみる差を広げてシャットアウト。

積水が勝つなら僅差の接戦だと目していたのだが、

終わってみれば2位の郵政に1分25秒もの差をつけての圧勝だった。

初のクイーンズ駅伝で1区という大役を任されながら区間5位に好走した田浦。

名城大からのゴールデンルーキーの名にふさわしく2区区間賞で追撃態勢を整えた山本。

郵政のエース廣中に追いつかれてから粘りに粘り最後は振り切って先頭で襷を渡した3区の佐藤。

高速区間の4区で日本人トップの快走で外国人選手をも数名負かした佐々木。

安定の強さで優勝をほぼ決定づけた新谷。

昨年のメンバー落ちの悔しさを糧にアンカー6区を先頭で笑顔で走りきった森。

みんなが最高の走りで穴がなく、総合力の高さが際立っていた。

1区(区間5位)、3区(区間2位)、5区(区間2位)の主要区間に区間賞が一人もいなくて

これだけの圧勝ができるのは積水だけ。

木村や楠(鍋島)といった国内トップクラスのランナーが走らなくてもこの強さというのは恐れ入る。

 

 

JP日本郵政グループ

 

惜しくも敗れはしたが、ほぼ狙いどおりのレースはできたのではないだろうか。

今季絶好調で1区に抜擢された菅田は五島(資生堂)のハイペースに食らいつき結果的には失速した形になったが、

食らいついたという選択自体は正解だったと思う。

区間9位~15位くらいがわずか2秒の中にひしめいた混戦の1区で区間12位なら十分に合格点の内容で、

仮に食らいつかず自重していても結果的には同じくらいのタイムと区間順位に落ち着いていたようにも思える。

今回の結果に悲観的にならず、前向きに次の駅伝(都道府県)に臨んでほしい。

そして今回の駅伝でのいちばんの収穫は、2区に抜擢された牛が区間2位に大健闘したことだろう。

拓殖大のときはなかなかエース級といえるまで突き抜ききれないもどかしさがあったが、

今回の好走を機に一気にブレイクする予感さえしてきた。

しかし皮肉なことに、それでも積水との差を基準に考えるとここで26秒差にまで広げられていたことが痛かった。

結果的に3区の廣中はラストに余力を残した走りができなくなり、先頭での襷渡しが叶わなかった。

4区の小坂井もよく頑張ったとは思うが、やはり4区だけで積水と36秒も差を広げられたたのはキツい。

襷を受け取ったときにはまだわずか3秒差だったのだから、頑張って一度追いつくくらいの気概は見せてほしかった。

 

 

パナソニック

 

3強(積水、郵政、資生堂)の一角を崩す大健闘。

2年前に大惨敗を喫したときには巻き返しにまだ数年かかるかと思われたが、

よくぞ1年でクイーンズ8に返り咲き、さらに1年で表彰台まで戻ってきたものだ。

今回は区間賞はなかったものの、全員が区間1ケタ順位でよくまとまっていた。

今季からキャプテンを務める5区・中村が鈴木亜由子を抜き返した執念には感心した。

ただし新戦力として機能したのは4区のジャネットだけで、そのジャネットがもしいなかったらと考えると

まだクイーンズ8も危うかったのではないかとも思える。

ズバリ言うが、層は薄くなっているように感じる。

安養寺監督になって以降のパナは、だいたい毎年アルバカーキの夏合宿で高卒1~2年目で目覚ましく成長する選手がいた。

しかしここ2年はそれが見当たらない。

そこにきて、今大会をもって精神的にも絶対的なチームの支柱であった内藤が引退する。

正直、不安しかない。若手の奮起と成長が急務だ。

 

 

資生堂

 

厳しい言い方にはなるが、おそらくみんなの見解は一致で3区・一山の区間20位がすべて。

あの走りを見るかぎり、おそらく本人も周囲も本調子からほど遠いことはわかっていたのではないだろうか。

しかしパリ五輪代表にも内定したチームの顔を看板区間で走らせないわけにもいかず、

ポテンシャルだけで最低限の走りをしてくれればいいと送り出したのかもしれない。

しかし現実は、区間賞の廣中から2分以上も遅れる痛恨の失速だ。

1区の五島が区間新でぶっちぎりの区間賞という最高のスタートを切り、

5区のベテラン高島も奮闘して区間賞を獲得した。

それで4位はあまりにも寂しい。

 

 

ダイハツ

 

おそらく想定どおりというか、納得の5位だろう。

それにしても3区・加世田のタフネスぶりには驚かされた。

酷暑のブダペストで奮闘したかと思えばMGCでも粘りの好走を見せ、そしてここでも区間4位の快走。

本当なら彼女が一山のように失速していても不思議ではないと思っていたほどだが、

襷をもらったときより1つ順位を上げて4区につないだのは見事。

もっと評価されていい。

 

 

第一生命グループ

 

鈴木優花のMGC優勝特需でチームのテンションは上がっているだろうけど

クイーンズ8確保は微妙なところだと思っていたのだが、

一度もシード圏内から外れぬままの6位フィニッシュは恐れ入った。

1区の小海が区間2位で流れを作ったのがいちばん大きいとはいえ、

2区の櫻川の区間4位も実に素晴らしい。

3区の鈴木こそちょっと案外だったが、区間8位なら問題なし。

そしてここからの後半区間の3人が本当によく頑張った。

4区の原田は順位こそ2つ落としたが、シード圏外の9位との秒差はほぼキープ。

5区の飛田は順位は据え置きながら、9位との差を1分03秒にまで広げた。

そして6区の古川は区間3位の激走で、9位との差を守り切るどころか逆に1分20秒まで広げてゴール。

間違いなくチーム全体の力の底上げが感じられるいい駅伝だった。

 

 

天満屋

 

MGC出場組が奮闘し、久々のクイーンズ8返り咲き。

こちらも第一生命同様に、後半区間の3人がよく頑張った。

4区の西村はシード圏ボーダーの8位を襷を受け取り後続からは外国人選手たちが追撃してくるという

高卒ルーキーにはいささか酷な状況だったが、順位は2つ落としたものの8位からはわずか9秒差に踏ん張った。

5区は東京五輪マラソン代表の前田穂南で、楽々とまた8位に順位を戻しただけでなく

9位まで1分近い貯金を作り7位にも5秒差まで迫る快走。

そのいい流れに乗った6区の大東が区間賞フィニッシュで7位に上げた。

来年は今年の予選会で奮闘した選手たちもクイーンズで走るべく切磋琢磨して伸びてくるだろうし、

またしばらくは天満屋の安定期が訪れる予感がする。

 

 

岩谷産業

 

プリンセス駅伝優勝の勢いそのままに、みるみるクイーンズ8にまで上り詰めた。

今回に関しては、絶好調の川村を3区に抜擢して区間5位に好走してくれたことがいちばん大きい。

4区の前田も区間日本人2位に奮闘し、6位でもらった襷を6位のままで薫英の大先輩でもある中野に渡した。

5区の中野は安定の強さの区間5位で、こちらも順位をキープ。

6区の若井は順位こそ2つ落として8位ギリギリになりはしたが、競技場のラストまで6位争いを繰り広げた。

実力、実績のあるベテランだったり、大卒後に実力開花した選手だったり、移籍して居場所を見つけた選手だったり、

いろんなパターンの選手たちが融合して一つの結果にたどり着く。

駅伝の醍醐味ってこういうところにもあるのだとあらためて気づかせてくれた岩谷産業に感謝。

 

 

三井住友海上

 

9位を健闘ととらえていいのか取りこぼしととらえていいのか微妙なところだが、

おそらく狙いどおりのレースはできたのではないだろうか。

移籍組の樺沢(1区)、清水(3区)、松田(5位)が主要区間をそつなく走ってくれた結果だが、

本来ならゴールデンルーキーの小林と小松のどちらかが主要区間の一角は担ってくれていないといけない。

ちょっと戦力を持て余しぎみになっているように感じるのは、よい傾向とは思えない。

 

 

エディオン

 

今年もクイーンズ8は安泰だと思っていたので、ちょっと意外だった。

1区を任された高卒ルーキーの水本もいい流れを作ったと思うし、

3区の矢田もキャプテンとして気概の見えるいい走りはしてくれた。

でもなぜか2区以降一度も2ケタ順位から上がれなかったということは、

まだ層が厚くなりきれていない部分があるのかもしれない。

本来なら中島は絶対にメンバーに入らないといけない人材だと思っているが…。

 

 

ユニクロ

 

こちらもクイーンズ8は確定だと思っていたのだが…。

まず平井がメンバーに名を連ねていなかった時点で少し嫌な予感はしたが、

1区の川口がまさかの出遅れ(区間20位)で完全にアウト。

それでも3区の吉川が8位と4秒差の9位まで押し上げてくれたのだが、

結局はシード圏内には浮上できないまま終わってしまった。

流れを掴み損ねたらこうなるという見本のような結果となってしまったのは残念だが、

移籍組ばかりが目立つチームにおいて生え抜きの尾方が5区で区間10位と健闘したのは収穫だろう。

それにしても、あれほど優秀なランナーである川口がなぜ??という疑問は残る。

見た感じ体調悪そうとかどこかが痛そうとか何もなかった(あえて言うなら痩せすぎくらい?)が、

サングラス越しでも表情が死んでいるのはわかったし、

何かメンタル的にすごく傷つくようなことがあったとかそういう原因としか思えない。

きちんとアフターフォローしていただきたいものだ。

 

 

ルートインホテルズ

 

予選会2位も大健闘だったが、今回も5区終了時に9位まで浮上していたのでまた健闘したといえるだろう。

パウリンの爆発力だけでなんとなく全体の帳尻を合わせていたイメージからは完全に脱却して、

チームとしての底力が上がったように感じる。

毎年のように駅伝の頃には駅伝ギリギリ出られるくらいまで部員数が減っていたチームが、

離脱者をほとんど出さず(寺島の引退くらい?)に駅伝シーズンを迎えただけでも大きな進歩だ。

 

 

スターツ

 

MGCで疲弊した上杉(1区)にもうお釣りはなかったようで(区間17位)、

そこからもっとズルズル落ちるのかと思ったわりにはよく頑張ったと思う。

2区の對馬の区間9位とかは評価できる。

 

 

大塚製薬

 

こちらもMGCから走り詰めの福良が1区でブレーキ(区間23位)となってしまい、流れを作れず。

しかし西谷(3区)、棚池(5区)は予選会に続いて長い距離の区間でそれぞれ力を発揮した。見事。

 

 

ユニバーサルエンターテインメント

 

予選会に引き続き1区を走った鷲見が区間10位に健闘すると2区の白石が区間7位で、8位と1秒差の9位に。

しかし残念ながらそこがピークで、4区にナオミを使えなかった影響もあり失速。

今回に関しては猿見田が抜けた穴もかなり大きく感じた。

 

 

九電工

 

主要区間(1区・唐沢、3区・林田、5区・逸木)は安定の強さで、外国人選手までいる。

それでも、区間最下位が2人もいては話にならない。

 

 

京セラ

 

1区ですべてを託されたエースの兼友が区間18位とあっては、仕方ない結果。

4区で悠々と区間記録で区間賞を獲得したアグネスがいなければ、もっと悲惨なかとになっていた。

しかし6区の池田が区間10位と頑張って17位まで戻したのは次につながる。

予選会では1区でブレーキになっていたのによく巻き返した。

 

 

しまむら

 

予選会が薄氷の16位通過だったことから考えると健闘ともいえるが、

やはりもっとやれるはずだと思わずにはいられない。

特に1区の高橋がトラックでの好調さを駅伝に完全に生かしきれず終わってしまったのは残念。

きっともっと輝ける選手なので引き続き見守りたい。

 

 

日立

 

予選会6位がピークだった感は否めないが、チームとして変革の一年をよく乗り切ったと思う。

ここ数年、長い距離の区間は池田千晴か小井戸を軸にしか組み立てられなかったところを

今年は3区・花野、5区・室伏で予選会もクイーンズもそれなりの結果を残した。

この経験を来年以降にきった生かしてくれると信じたい。

 

 

センコー

 

初出場ながら、2区で一度はシード圏内にまで浮上して見せ場を作ったのは立派。

下田平(1区)はもう完全にトップランナーの一角としての風格が出てきたし、

2区の杉山も区間6位は大きな自信になったことだろう。

チームの初期メンバーである杉山が活躍することで、移籍組とのバランスが取れている。

 

 

ニトリ

 

まさかの予選会とまったく同じ区間オーダーだったが、4区、5区が予選会のときほど爆発しなかった。

3区が区間最下位に沈んだことでちょっと意気消沈してしまったのだろうか…。

 

 

ヤマダホールディングス

 

1区の荻野に何かアクシデントがあったのか、大きく離れた区間最下位に終わり実質ここで終戦。

それでも3区の筒井が区間7位の好走で意地を見せたのだが、5区で再び区間最下位は痛かった。

エース格の岡本の不在にアクシデントが重なったとしても、こんな順位に終わってはいけないチーム。

 

 

ワコール

 

頼みの綱の安藤(1区)が区間22位に沈んでしまい、そこでおしまい。

3区の柳谷(区間15位)にはもうちょっとモチベーション上がる順位で襷を渡してあげたかった…。

 

 

キヤノン

 

1区の日隈が区間24位と大きく沈んでしまい、続く2区の藤川まで区間24位という負の連鎖。

期待の鹿屋体大ラインでこの出遅れはキツすぎた。

4区のモカヤまで区間23位というは、これまたキツかった。

 

 

豊田自動織機

 

昨年クイーンズ8だったチームとはまったくの別チームのような陣容になったとはいえ、

最下位はやはり負けすぎだと思う。

もう大ベテランの域に入った籔下に3区を走ってもらわないといけないのはキツい。

 

 

さて、かなり久しぶりのブログ投稿になります。

 

2022はシーズン中の退部や移籍も多かったので、

春にはやらなかったチームごとの分析を簡素に行いたいと思います。

(文中は敬称略で失礼します)

 

 

積水化学

 

TWO LAPS勢(新谷、鍋島、卜部)が全員万全の態勢で駅伝に臨んでくるとなると、

やはり他チームよりは戦力が一枚も二枚も上。

しかし昨年の五輪にすべてを注いできたツケというか、疲労の蓄積もあるだろう。

鍋島も長い故障からレース復帰したばかりで、駅伝に間に合うかどうかも不透明。

ここ2年は卜部が担ってきた2区に道清を使ってみるのもおもしろいかと思うし、

伸び盛りの弟子丸や長澤を駅伝に使わないのももったいない気はする。

いずれにしても強いのは強い。

 

 

資生堂

 

今春から加入した一山がいかなる状態で駅伝を迎えるのか、

というよりもうフルマラソンに専念するつもりなのか、

このあたりがどうなるかでチーム事情もかなり左右されそうな気はする。

仮に1区・木村、3区・一山、5区・五島のようなオーダーが組めるなら、

4区に外国人も控えるだけに十分に積水とも互角かそれ以上に戦える。

ルーキーの大谷が試合数こなして頑張っているので駅伝メンバー入ってほしい。

 

 

デンソー

 

昨年の駅伝以降、森林が抜け、矢野が抜け、松田や矢田まで退部という非常事態となり、

さらにはこれからチームの核となっていくであろうと思われた酒井までもが退部。

9月になり、昨季かぎりで引退してコーチに就任していた池内が現役復帰というドタバタぶりだ。

2人の外国人を除けばちょっと寂しい顔ぶれになったのも否めないところで、

もはやクイーンズ8の確保にも赤信号が灯ったというのが正直な印象。

 

 

JP日本郵政グループ

 

大エースの廣中がドンと構える中、鈴木亜由子が今季はトラックレースも順調にこなしているし、

太田がMGC出場権を獲得したりで鍋島が抜けた痛手は特に感じさせない。

ルーキーの和田も即戦力は間違いないところで、小坂井、土井、三原、山中ら若手のレベルも高い。

特に土井が精力的にレース数をこなしてタイムを伸ばし続けているのは頼もしい。

大西、菅田らもこれに負けじと奮闘し駅伝メンバー入りが激化されれば全体のレベルは自ずと上がる。

1区・和田、3区・廣中、5区・鈴木のオーダーでも組めれば、優勝争いは十分に可能。

 

 

ダイハツ

 

今年は加世田の勢いがすごい!

5000mで15分15、10000mで31分41までタイムを伸ばしてきた。

松田はおそらく駅伝に合わせてくることもないだろうから、加世田に3区を任せるだろう。

そして今年の目玉はルーキーの西出。

本職の3000mSCでも大活躍しているが、5000mも普通に16分は切るし、

障害のない普通の3000mでも9分09という破格の時計を出している。

村尾も長い潜伏の時を経て覚醒の時を迎えつつあるし、

今までのイメージと少し違った新しい形でのダイハツを今年は楽しめそう。

 

 

ヤマダHD

 

部員数8名と少し質素な印象になったが、エースの筒井を中心によくまとまっている。

岡本、星野のいわゆる髙木チルドレンたちがチーム浮沈のカギを握るとは思うが、

クイーンズ8の確保は十分に可能だろう。

 

 

ユニバーサルエンターテインメント

 

ここ数年の課題として、部員数が多い割に長い距離の区間を安心して任せられるのが

ベテランの青山と和久の2人しかいないというところがあったと思う。

(昨年の予選会は3区・山﨑で苦戦してしまったが・・・)

そのあたりも加味しての中尾の新加入(メモリードから移籍)があるのだろうが、

既存戦力の奮起なくしてクイーンズ8の確保はそう簡単ではないというのが正直な印象。

あとは復調傾向にある鷲見に期待したい。

 

 

ワコール

 

福士の引退と一山の移籍で大きな穴が開いた印象だったが、さらに伸び盛りの清水まで移籍してしまった。

しかしエースの安藤を中心に、全体のレベルは高くまとまっている。

特に目立つのはルーキーの柳谷で、多くの試合数をこなしながら出色の時計を連発している。

ハーフマラソンや10000mでもいい走りできているので、5区は任せられそう。

谷口、枚田、井手、柴田らも他チームならエース級になれる存在。

 

 

三井住友海上

 

さすがに田邉と橋本の穴は大きいと思っていたが、

清水と松田を移籍獲得するというドンピシャの補強。

田邉のスピードの持続力は清水、橋本の長い距離の区間での安定感は松田が、

そっくりそのままカバーできる。

そして今季いちばん大きいのはルーキー西山のブレイク。

本職の3000mSCのみならず、あらゆるシーンで大幅なPB更新を連発している。

1区から順番に西山→清水→松田→タビタのようなオーダーが組めれば

いい流れが作れるのは確実で、クイーンズ8復帰も十分に可能だろう。

 

 

ユニクロ

 

今季もっとも目覚ましい躍進を遂げそうなのが、このユニクロ。

ここ数年、他チームから相次いで実力者を移籍獲得してきたが、

今年はさらに平井、福田というエース級2名が加わった。

大黒柱の吉川を中心に、荘司、水口、平井、福田という顔ぶれはなんとも豪華。

みんなが駅伝のどの区間にも柔軟に対応できるという強みもある。

移籍獲得を連発する半面、結果を残せなかった選手は容赦なく切り捨てられているという厳しさもある。

全員が危機感を持って臨めば、驚くべき結果を残す可能性もあるだろう。

 

 

エディオン

 

萩谷、細田の長野東ラインでチーム力を大幅に上げてきたところに、

さらに矢田みくにというビッグネームまで加入してきた。

西田、江口のベテランも健在で、ルーキー中島もポテンシャルが高い。

2年目の工藤も持ち前のスピードに磨きをかけている。

もうクイーンズ8はすぐ手の届くところに見えている。

 

 

天満屋

 

五輪前後から少しパフォーマンスを落としているように感じられていた前田穂南が、

今年は完全復活の様相で好タイムを連発している。

松下、大東が高いレベルでこれに続き、安定感抜群の谷本も健在。

さらには昨年ブレイクした渡邉桃子やルーキーの吉薗も名を連ね、

高卒ルーキーの立迫もいい感じに仕上がってきている。

もうベテランの小原の出番もないくらいに駒は揃ってきたと言える。

 

 

第一生命グループ

 

ここ数年、絶対的なエースと呼べるような存在が現れず苦戦してきたが、

今年はルーキーの鈴木優花が揺るぎないエースとして存在しているのが大きい。

そして高卒2年目の小海も期待どおりの成長を続けて頼もしいばかり。

これに出水田を加えた3人で駅伝の主要区間はまかなえそうで、

あとは関谷、原田の市立船橋ラインに、高いレベルで安定してきた櫻川が続く。

もしものときには大ベテランの田中華絵も控えており、名門復活の青写真は見えてきた。

 

 

九電工

 

長きにわたり大黒柱として活躍した加藤岬の穴はやはり大きいとはいえ、

逸木、林田の二枚看板を中心にチームのまとまりはいい。

唐沢が調子を上げてきており、高卒2年目の森田も伸び盛り。

大卒ルーキーの花房も元気にレース数をたくさんこなして頑張っている。

実力者の宮田も駅伝までには上がってくるだろうし、強力な外国人が2枚揃っているのもいい。

 

 

日立

 

昨年の石澤の加入以降チーム力が格段に上がり、今年はベテランの田村も戦線復帰したことで厚みが増した。

そして今年からキャプテンに就任した佐々木瑠衣の成長が目覚ましく、

池田や小井戸を凌駕するほどにもなってきた。

双子の姉の佐々木芽衣も負けじとタイムを伸ばしてきており、チーム状態はかつてなくいい。

花野、鈴木、室伏の大卒組もきっと調子を上げてくるだろう。楽しみだ。

 

 

豊田自動織機

 

言うまでもなく田中希実&後藤夢の加入は大きく、戦力はとてつもなく上がった。

そしてもともとのエースの川口も絶好調で、トラックのあらゆる距離でPBを更新した。

さらに小笠原も高いレベルで安定してきて、ここまでは駅伝メンバー確定か。

あとヘレンもいるので、実質的な駅伝メンバー枠はあと1つ。

高卒ルーキーの磯部、藤田がどちらも元気だが、ベテランの籔下も衰え知らず。

残り1枠に誰が入ろうとも、クイーンズ8復帰は至上命令といってもいい戦力だ。

 

 

ルートインホテルズ

 

とにかくメンバーの入れ替わりが激しいチームだったが、

今夏は寺島がホクレンから移籍加入してきてもメンバーが合計8人。落ち着いてきた。

ベテランの日髙がチームを牽引するが、坂本、西谷もかなり好調。

大黒柱のパウリンも健在で、予選会通過までは問題なさそう。

 

 

スターツ

 

ベテランの佐藤が元気で、ここにきてトラックのあらゆる距離でPBを更新。

もはや日本有数のマラソンランナーへと成長した上杉とともに、チームを引っ張る。

西川がかなり成長してきているのも頼もしい。

北村も今年は躍進の一年になりそう。

 

 

大塚製薬

 

藪田、横江が抜けた穴は大きいが、棚池が10000mのPBを大幅に更新する等頑張っている。

福良、川内のMGC出場権獲得コンビも安定で、岡田も復調。

そして今年の目玉になりそうなのは、TOTOから移籍加入の真也加。(ステファン・マヤカの娘)

1500m、3000m、5000mのすべてでPBを更新する躍進ぶりで、

ひょっとしたら駅伝で1区を任されるくらいになるかもしれない。

 

 

岩谷産業

 

もうすっかり中野が中心のチームとなって久しいが、今年いちばん注目すべきは川村。

5000mで16分切りは当たり前になってきたし、ハーフマラソンでも出色のタイムをマーク。

予選会は5区のスペシャリストである永岡がいるのも心強いところで、

安定の安井、青木も控えている。

あとは本来エースであるべき大同が復活してくれるのが待ち遠しい。

 

 

ダイソー

 

中距離ランナーの池崎(順大卒)を除けば、あとは世羅を中心とした

西日本の高卒選手ばかりという異色のメンバー構成。

外国人2人以外に特筆すべき持ちタイムがある選手こそいないものの、

加藤twinsを中心に5000mで16分前半は出せる選手がゴロゴロ揃っている。

つまり駅伝になるとブレーキになりそうな区間がないわけで、

3区さえ乗り切ればあとは外国人で貯金を作って最後までうまくまとまる。

 

 

京セラ

 

しまむらから移籍加入の阿部を除けば、随分と若いメンバー構成になった。

その阿部とキャプテンに就任した兼友を軸とした駅伝オーダーの組み立てとなるだろうが、

今年いちばん注目したいのは高卒2年目の川上望華。

昨秋から3000mのPBを更新し続け、9分18で伸ばしてきた。

これからは長い距離への対応が課題となるだろうが、

夏合宿で順調に練習を積めているようなので秋の大化けが楽しみだ。

 

 

シスメックス

 

田﨑、石井が軸となって駅伝に臨むところだろうが、

ベテランの堀江、西原もまだまだ健在で主役の座を譲る気配もない。

やはりチームとしての課題は、ヤマダ経由の選手以外のシスメックス生え抜きから

エース格が出てきてほしいというところになるだろう。

本来そうなるべき候補の筆頭格だった鳴瀧の移籍は痛いが、

酒井に成長の兆しが見えてきているので期待したい。

 

 

ニトリ

 

特段目立ったタイムを出すような選手はいないが、平均値は高い印象。

もう古臭い言い回しになってしまうが、全員にお値段以上の走りを期待する。

 

 

パナソニック

 

ちょっと昨年のクイーンズ駅伝で負けすぎたのでノーマークかもしれないが、

今年のパナソニックには逆襲の匂いがプンプンする。

なんといっても、コロナ禍で自粛していたアルバカーキ合宿を再開できたのが大きい。

高地でひたすら走り込んで強くなってきたチームなので、きっとまた這い上がってくるはず。

メキメキとタイムを伸ばしている3年目の信櫻にさらなる成長の兆しが見えるし、

故障がちだった渡邊も今年は順調に距離を踏めているようだ。

中村も安定して強いし、精神的な大黒柱の内藤もまだ貪欲に伸びようとしている。

森田香もアルバカーキで復調のキッカケを掴んでくれればいいし、

強い先輩たちの背中を見て高卒ルーキー2人(伊藤、川口)も成長してくれるだろう。

あとは森田詩、堀の復活を願ってやまない。

 

 

しまむら

 

阿部が抜けて以降は純然としたエースと呼べる存在こそ見当たらないが、

メンバーの顔ぶれを見るかぎりまとまりはいい。

森林(デンソーから移籍加入)と柴原の長崎ラインはきっといい仕事をしてくれるだろうし、

高橋と座間の順大ラインにも期待したい。

粘り強い走りが印象的な志村がいい流れを作ってくれそうだし、

河辺(元ホクレン)もきっとこのままでは終わらない。頑張ってほしい。

(以下、9/18加筆)

京セラを退部後ラフィネに身を置いていた山ノ内みなみが電撃加入!

挨拶代わりというわけでもないだろうが、日体大記録会でいきなり3000mで9分切りの激走を披露。

彼女に3区を任せられるようなら予選会でもかなり上位に進出できそう。

まぁ、結果的には阿部とトレードしたようなものとなっている。

 

 

埼玉医科大グループ

 

室伏が5000mで16分切りにあと一歩のところまでタイムを伸ばしてエースの道を突き進んでいるが、

それに追いつけ追い越せの存在が見当たらないのがちょっと残念なところ。

本来のポテンシャルからしたら今泉にもっと爆発してほしいところではあるし、

水沼、伊東、田中の大卒トリオのうち誰かにも覚醒してもらわないと困る。

あとは積水から移籍加入の飯島にとにかく頑張ってほしい。

 

 

キヤノン

 

もともと無駄に部員数が多いと思っていたところが昨夏あたりから退部者が相次ぎ、

スッキリしたようなスリムになりすぎたような微妙な感じになった。

しかし今夏になって日隈が移籍加入したのは喜ばしいことだ。

大分のご当地選手であることも大きいし、藤川との鹿屋体大ラインでチームを盛り上げてくれそう。

あとは松浦、水谷のどちらかが覚醒してくれればおもしろくなると思う。

 

 

コモディイイダ

 

駅伝参入初年度の昨年はあと一歩のところでクイーンズ駅伝出場を逃したが、

今年こそはと野心に燃える。

現状では松村、西澤、関野の3人で3区までをなんとかいい流れでつないで、

4区のマーガレットで貯金を作ってあとは粘りに粘って16位以内に滑り込むという形が理想か。

久保田twinsになんとか伸びてきてほしいところ。

 

 

肥後銀行

 

やはり平井が抜けた穴はとてつもなく大きい。

距離の長い区間は西田と儀藤でなんとかなるとして、

他の区間の組み立てのイメージはなかなか湧いてこない。

秋山に復調の気配が見られるのはいい材料だろう。

 

 

宮崎銀行

 

毎年、冬場の実業団ハーフやクロカンの時期には「今年の宮銀はおもしろいぞ」と思わせるのだが、

なぜかトラックシーズンになると思ったほどブレイクせず、

駅伝になると「もっとやれるはずなのに…」という結果が待っているのがもうここ5年くらいのパターン。

今年こそはキッチリと駅伝にピークを合わせてクイーンズ駅伝出場を果たして欲しい。

個々のポテンシャルから考えると、予選会で16位以内に入れないわけがない。

 

 

鹿児島銀行

 

小原が抜けたのは確実に痛い。

とはいえ、池満、上原、倉岡という顔ぶれを見れば弱いはずはない。

何かのキッカケで上原が完全復活でもしてくれないとクイーンズ駅伝出場は難しいだろうが、

威勢のいい高卒1~2年目の選手たちの覚醒次第ではいい勝負はできるはず。

 

 

十八親和銀行

 

相変わらず部員数が綱渡りの状況なのでなんとも言えないが、

実績のある明石の加入で明るい見通しが出てきたのは事実。

北原、古本が確実に伸びてきているのも頼もしい。

光恒も若い子たちを束ねながら元気いっぱいよく頑張っている。

いい結果を期待する。

 

 

愛媛銀行

 

五輪ランナーのエース山中に1区を託し、あとは野となれ山となれ…

というのがここ数年の駅伝の戦い方だったと思うが、

今年は多少はもっとバリエーションが考えられそうな布陣かもしれない。

地道に少しずつタイムを伸ばしてきている豊田に期待。

 

 

メモリード

 

吉富、陣内という佐賀のレジェンド2人頼みになるとは思うが、

チーム生え抜きの田島も頑張っている。

まずは無事に予選会出場を。

 

 

TOTO

 

昨年は部員数も増えてまた1からチーム作りを…みたいな雰囲気だったが、

今夏になって気づけば部員数は7人にまで減っていた。

特にエース級になると思われた早川の退部は痛い。

ルーキー西永を絶対エースとして回していくしかないだろうが、

せっかく外国人選手もいるのだし1つでも上を目指して頑張ってほしい。

 

 

ノーリツ

 

部員数が駅伝ギリギリなのでどうなるかはわからないが、

全体のレベルは決して低くない。いいチームだ。

日体大時代から愚直な努力が光る平野を中心に、

藤村twinsも場数を踏んで成長している。

 

 

愛知電機

 

大黒柱の藤田に、長い距離の区間で計算の立つ吉田。この2人は安定。

あとはキヤノンから移籍加入の鹿内がどこまで調子を上げてくれるか。

 

 

センコー

 

新興チームながら積極的に移籍選手も受け入れ、なんと12人の大所帯。

実績のある下田平(元ダイハツ)、竹山(元ダイハツ)、鳴瀧(元シスメックス)らに加え、

森田(東洋大卒)、不破(元ホクレン)らも調子を上げてきておりチームとしての形は出来ている。

予選会1年目からいい勝負できそうな雰囲気が出てきた。

 

 

東京メトロ

 

今年から満を持して駅伝参戦ということで期待していたが、

エースのはずの高松いずみが知らないうちに退部しており、

部員数も駅伝ギリギリの6名にまで減っている。

記録会等でも目立ったタイムを出している選手が見当たらず、

なかなか地下から浮かび上がってくる気配が見えない。(メトロだけに?)

 

 

 

10/18に行われた プリンセス駅伝in宗像福津(第6回全国実業団対抗女子駅伝競走大会予選会) の感想

 

チームごとに簡潔に書けるよう心がけます(;^_^A

(敬称略で失礼します)

 

 

** 積水化学 **

 

強かった!

1区からほぼ予定どおりに一度も先頭を譲らない完全優勝。

予定外があったとすると、3区・新谷が予想以上に走りすぎたくらい?

 

1区・佐藤は2年前も同区で区間賞を獲っており、

その2年前とほぼ同じくらいの位置からラストスパート。

そこにヤマダの清水だけが反応してきたと見るや

余裕を持っての2段ギア発動で瞬く間に突き放した。

自信にあふれ、獲るべくして獲った区間賞(区間新)といえる。

 

2区・卜部は距離の壁でもうちょっと苦戦するのではと思っていたが、

難なく対応して区間3位にまとめた。

ここの2区のコースは、やはりスピードの持続力がものを言う。

区間賞から4秒差で、しかも従来の区間記録から1秒差は見事。

 

3区・新谷に関しては今さら何も言わない。強い。それだけ。

 

4区・宇田川は区間9位とはいえ日本人では2位。

ここで新谷の作った莫大な貯金をほぼそのまま残したことで、

ほぼ優勝を決めた。ナイスラン。

 

5区・和田は区間15位という順位だけ見れば微妙だが、

2分あった貯金が1分に減ったところで何も問題はなかったわけで、

安心、安全の一人旅を満喫か。(GoTo宗像?)

 

そして6区の森は、笑顔とまごころの智香子トラベル。

1分以上のリードをほぼそのまま守り切って完勝のゴールイン!

2年連続で優勝のゴールテープを切った。

 

優勝候補のド本命でプレッシャーもある中、

みんなが力を出し切っての優勝は見事。

 

ただ最後にあくまでも個人的な心情を述べさせてもらうと、

普段一緒に練習してるわけでもない人たちが駅伝だけ乗り込んできて

貴重な駅伝メンバー枠を2つも奪うのはどうかと思っている。

 

もちろん企業理念として何も悪いことでもないし、

チームそのものにも選手個人にも悪口を言うつもりはない。

ただ、力もつけてるしケガしてるわけでもないのに駅伝を走れない選手が

チーム内に何人もいるという状況をたいへん気の毒に思う。

 

 

** ヤマダHD **

 

優勝こそ逃したが、さすがの地力を見せつけた。

'95生世代の3人(筒井、石井、清水)を主軸とするチーム体制となって久しいが、

3人が3人とも力を出し切った駅伝はこれが初めてといってもいいだろう。

そこに若手・田﨑の爆発力が加わり、ベテランがすべてを調和させてまとめる。

チームとして理想の形が完成したようで、今後が楽しみ。

それにしても2区・田﨑の区間新での区間賞は見事!

クイーンズ駅伝では彼女を何区で使ってくるのかに注目だ。

 

 

** 大塚製薬 **

 

全員が区間1ケタ順位でまとめて3位の好成績というのは正直ビックリ!

1区・伊藤、2区・藪田、5区・棚池の京産ラインがうまく機能し、

3区・福良の成長と絶妙に噛み合った印象。つまり区間編成がよかった。

4区・横江も、日本人区間1位で見事につないだ。

そして何より6区・川内の健闘も光った。

チームの苦境の時期もずっと支えてきた彼女の、

ゴール時の報われた笑顔が見られて本当に嬉しかった。

 

 

** 九電工 **

 

1区・宮田の区間15位発進だけが誤算といえば誤算だったかもしれないが、

あとはさすがの実力者揃いで上手にまとめた。

やはり「3区・加藤」がチームとしていちばんしっくりくると感じたが、

クイーンズ駅伝での区間編成はちょっと悩ましいかもしれない。

 

 

** 資生堂 **

 

正直、積水に勝つとしたらここしかないと思っていたので、

5位という結果は残念といえば残念。

しかし距離や仕上がり具合の不安を承知で5区に起用した木村が

たまたまハマらなかっただけなので仕方ないと割り切れるだろう。

1区~3区の並べた大卒ルーキートリオ(佐藤成、日隈、五島)が

みんな期待どおりに活躍し、3区終了時にヤマダとほぼ並べていたのは収穫。

あえて言うなら、五島を新谷とほぼ同時にスタートさせて

どこまで食らい付いていけるかを見たかった気はするが・・。

あと、4区・メリッサはどうやらロードが苦手な感じ。

クイーンズ駅伝では、区間編成次第でまだ逆転優勝のチャンスはあると思う。

 

 

** エディオン **

 

3位くらいなら全然イケると思っていたので残念さも多少は感じるのだが、

2区からずっと1ケタ順位で安定したレース運びはさすがだった。

ただあえて言うなら、区間オーダーがちょっともったいなかったかもしれない。

特に萩谷(6区・区間賞)を前年同様1区に起用していたら、自らの区間記録の

更新はもちろん、積水・佐藤といい勝負していたのは間違いないと思われる。

とはいえ、その萩谷の快走のおかげもあり、なんとこのエディオンまでが

前年の積水化学の優勝タイム(2:19:36)を上回った。

 

 

** 日立 **

 

前年と同じ順位ながら、総合タイムは34秒も縮めた。

今回はエース格の田村を欠いてこれなので、チーム全体の総合力が上がっている。

1区・橋野、3区・小井戸の水城高校コンビが躍進し、

2区・佐々木瑠、6区・佐々木芽の双子がともに区間11位と健闘し、

4区のメリーもようやくよその外国人選手にも引けを取らない走りを披露(区間5位)した。

それらすべてをまとめ上げた5区の池田(旧姓・鈴木)の安定感も見事。

自信を持って仙台でも躍動してきて欲しい。

 

 

** ルートインホテルズ **

 

1区~3区がよく頑張り、一度も予選通過圏外へ落ちることなくつなぎ、

4区のパウリンで予定どおり通過安全圏の7位へと前進。

その後も1つしか順位を落とさず凌いだのは立派で、終わってみれば強かった。

それにしても藤田(5区・6位)は、この5区コースと相性がいいのだろう。

 

 

** シスメックス **

 

失礼ながら、1ケタ順位(9位)で予選通過するとはまったく思っておらず驚いた。

前年ずっと20位前後で推移して惨敗したチームを、

たった1年でよくぞここまで立て直したものだ。

しかもこの駅伝でチームの核になると思われた堀江抜きでこれだから価値がある。

なんといっても、3区・西田の8人抜き区間8位が見事。

過去5年のこの駅伝ではすべてアンカーを務めたアンカー職人が、まさかの3位で躍進した。

 

 

** ユニバーサルエンターテインメント **

 

ちょっと残念な順位のようにも思えるが、前年と同順位で総合タイム5秒アップなら及第点か。

3区・青山が前年同区間で区間賞を獲得したタイムより1分30秒近く落として

苦戦(区間17位)したのだが、それをみんなでうまく補い合って頑張った。

特に5区の和久は、前年同区間の走破タイムより約1分縮めて粘りのいい走り。

今回2区・4位で復活の兆しを見せた鷲見にクイーンズ駅伝までにもうひと絞りして

調子を上げてもらい、彼女が主要区間で爆発してくれるようならおもしろくなる。

 

 

** 肥後銀行 **

 

前年より1つ順位を上げ、タイムも1分20秒ほど縮めた。

3区・平井(区間5位)が素晴らしかったのは言うまでもないが、

1区の境田もかなり早い段階から遅れた割には終盤よく粘っている。

5区・本田も、前年と同区間同順位ながらタイムは40秒ほど速い。

4区の高卒ルーキー堤も、区間14位(日本人7位、日本人トップと18秒差)に健闘。

2区・髙野も安定して強くなったし、6区・儀藤も輝いていた。おめでとう!

 

 

** スターツ **

 

4区のグレース(区間20位)から少し雲行きが怪しくなりながらも、

5区・赤坂が粘り(持ち直し)なんとか予選通過ラインを守った。

なんとこれは前年とまったく同じパターン。

しかし前年より総合タイムをちょうど2分縮めているのは立派だ。

 

 

** 鹿児島銀行 **

 

見事に2年ぶりの予選突破!!

京セラ、ニトリのアクシデントがなければ今年もぎりぎりアウトだった

可能性もあるので手放しで褒めるわけにはいかないのだが、

3区・倉岡(区間18位)、5区・池満(区間12位)の両エースがともに

本来の実力から考えるともの足りない結果だった部分を考慮すれば、

チーム全体のレベルが上がったことを証明できるいい駅伝だったと言える。

クイーンズではもう一段上のレースを見せての健闘を期待する。

 

 

** ホクレン **

 

いろいろありつつ粘り通して、2年ぶりの予選通過。

よそのアクシデントありきの通過であることは間違いないとはいえ、

正直いうともっと下の順位を予想していたのでかなり驚いた。

5区・清水(区間9位)があきらめず踏ん張り、執念でつないだことがすべて。

 

 

** 第一生命G **

 

超名門がまさかの予選敗退。

だが率直にいって、負けるべくして負けたレース内容。

大幅な若返り構想一年目でしかも大黒柱の上原が欠場となれば、

このような結果もどこかで覚悟していたのではないだろうか。

長期の故障明けから間もない出水田を3区に置かざるをえなかった時点で、

もう負けていたという言い方もできるかもしれない。

しかし1区の原田が区間9位と健闘し、ブレーキとなった前年の陰を払拭したのはよかった。

 

 

** ニトリ **

 

最後の最後にアクシデントに泣きはしたが、駅伝参戦1年目でこのレース内容は上々。

悲観に暮れることなく、自信を持って次に進んでいって欲しい。

6区・古川は最後あんな状態になっても、区間最下位ではなかった。(区間24位)

つまり最後まで力のかぎり攻めた結果なので、前向きに今後につなげて欲しい。

 

 

** 岩谷産業 **

 

チーム内で何があったのかは知らないが、万全の状態で迎えた駅伝でないのは明らか。

岩谷に関してはあまり多くを語る気になれない。

 

 

** しまむら **

 

前年と同順位(18位)ながら、総合タイムを1分32秒も縮めているのは評価する。

しかし今回は一度も予選通過圏内に浮上できておらず、惨敗は惨敗。

ちょっと負け癖がついているのではないかと心配。

 

 

** ユニクロ **

 

1区・𠮷川がまさかのブレーキ(区間24位)で、2区終了時には

実質的な最下位に沈むという屈辱。

3区・荘司もすでに心折れたのか本来の力を発揮できず(区間13位)。

6区・森野の好走(区間5位)も、焼け石に水。

流れを失うとこうなるという、駅伝の怖さがもろに出た印象。

 

 

** TOTO **

 

4年前の優勝チームが昨年は部員不足で出場さえままならなかった。

だから今回はとりあえず、出場できたことが新たな一歩。

課題はそこそこ明白で、まずはとりあえず長い区間を任せられる人材を

じっくりと育てていくしなかい。

 

 

** 十八親和銀行 **

 

相変わらず部員数的に綱渡りな状況だが、その割には健闘していると思う。

なにしろ、前年の総合タイムより約5分も短縮しているのだ。

来年あたりは誰かが1区で戦えるように台頭してきてもらって、

3区に野上を据えてガチ勝負できるようなチームに育って欲しい。

 

 

** キヤノン九州AC **

 

いくらなんでも負けすぎだろうとも思うが、現状の戦力ではこれが精一杯か。

前年と比べて矢野が移籍し、長い区間で安定の後藤まで引退したのだから、

4区までは夢を見られた昨年までとも状況は違う。

復権への道も険しくどこから改革に着手すべきかも不透明かもしれないが、

一人一人の能力を上げていくべく頑張っていって欲しい。

 

 

** 宮崎銀行 **

 

前年より総合タイムを2分半ほど詰めたが、前年と同順位(23位)。

「まだ若いチームだから、これからの伸びしろに期待」

みたいなことを言い続けて早3年。

結果がすべての世界でこの3年は長い。

何か思い切った手を打つべき時期にきているかもしれない。

 

 

** 小島プレス **

 

1区のエース山本が区間6位スタートで見せ場を作ったが、結局はそこまで。

メンバーの半数が区間ブービー順位ということから考えれば、この順位でも上出来か。

前年より総合タイムも約3分詰めている。

 

 

** 愛媛銀行 **

 

前年より総合タイムは上がったが、順位は4つも落とした。

全員が区間22位~26位なんてチームでは決してないはず。

反省点と課題をあぶり出して、来年に向けて頑張って欲しい。

 

 

** 埼玉医科大G **

 

飯野体制2年目の飛躍に期待したが、タイムも順位も前年より落とした。

みんな記録会でもそこそこいいタイムで走れていたのに、なぜだろう?

1区の室伏は攻めた走りで見せ場を作れそうに思えたのに、

後半大失速で結果的にはブレーキ(区間27位)。流れを作れなかった。

結局、主要区間がすべて区間最下位かブービー。これでは話にならない。

敗因をしっかりと分析してまた頑張って欲しい。

 

 

** メモリード **

 

大黒柱の吉冨を2区でしか使えず、しかも区間25位ではこの結果も仕方ないか。

喜多監督体制2年目でもこの結果では、チームとしての未来が案じられる。

 

 

** 京セラ **

 

もちろん1区のアクシデントがすべてではあるが、正直なところ

アクシデントがなくとも予選通過できたかどうかは微妙だったと思う。

佐藤監督(夫妻)の急な退任でバタバタした中でたいへんだっただろうが、

実質的な監督として古瀬さんがよく動き、みんなに声をかける姿は目立った。

今回欠場した山ノ内の今後もどうなるのかよくわからないが、

新生京セラも応援していきたい。

 

 

 

毎年やってる企画なので、とりあえずやります。

 

今年は駅伝がどうなるかもわからないし、オリンピックがどの時期に延期されるかで状況も変わってくると思うので何をどう診断するかも難しいのですがね。

 

軽く読み流していただければ幸いです。

 

では・・・・・・

 

 

** JP日本郵政グループ **

 

増減なし

 

昨年の駅伝日本一の戦力をあえて動かす必要はないとはいえ、

1人の退部も1人の補強もないのは意外だった。

しかし昨年の高卒ルーキーたちの勇躍を見るかぎり、

オリンピックの動向によって亜由子さんや鍋島さんが駅伝をスルー

するようなことがあったとしても駅伝は余裕だろう。

ただし場合によっては廣中さんも抜ける・・・

みたいなことにでもなると、多少は心配か。

 

 

** ダイハツ **

 

←OUT

𠮷本ひかり、池本愛

 

→IN

信岡桃英(京産大)、上田雪菜(筑波大)

 

正直、もうちょっと退部者が出るかと思っていた。

今年も溢れかえる戦力で、悲願の駅伝日本一を狙うには十分。

ルーキー2人もかなりの実力者なので、どの区間に入っても大丈夫。

とにかく駅伝はメンバー選考が大変だろう。

 

 

** パナソニック **

 

←OUT

川路芽生

 

→IN

信櫻空(川崎橘)

 

こちらは予想どおりに動きが少なかった。

ルーキーの信櫻さんは即戦力と考えてよく、駅伝では2区候補だろうか。

しかし今年のチームとしての課題は、誰が森田香、堀、渡邊の3本柱の

牙城に割って入るくらいの成長を見せてくれるかだろう。

誰かが1区、3区、5区を任せられるくらいに成長して、3本柱の誰かを

アンカーにでも回せるようになれば日本一奪還に近づく。

 

 

** 天満屋 **

 

←OUT

柏木あさひ

 

→IN

大東優奈(兵庫大)、西川さくら(西条農)

 

MGCシリーズではさすがはマラソンの天満屋を印象づけたが、

駅伝でも三宅さんが爆発的な成長を見せており楽しみは十分。

小原、前田、谷本、三宅の4人は駅伝メンバー確定として、

残りの2枠をチーム内で争う中でまた新星が出てくるかがポイント。

ルーキー2人も実にシブい天満屋らしい補強。

大東さんはかつての西脇さんのイメージに被るので、

秘密兵器的に活躍してくれることだろう。

 

 

** ワコール **

 

←OUT

なし

 

→IN

清水萌(仙台育英)、宮下りの(加藤学園)

 

昨年の安藤さんの加入でクイーンズ8は安泰な戦力となりそのとおりに

クイーンズ8は確保できたが、優勝争いにまで加わろうと思えば

もう1人2人は突き抜けた成長を見せてくれないと厳しいか。

長谷川さん、谷口さんはトラックで十分に安定して好成績を残せるようになったが、

いざ駅伝となるとまだ安定して区間上位に入り込めているわけではない。

福士さんに頼れる期間も、もうそんなに長くはないだろう。

若手同士で競って伸びてきて欲しいところ。

 

 

** 三井住友海上 **

 

←OUT

春野麻友、鈴木颯夏

 

→IN

福居紗希(城西大→埼玉医大AC)、根岸みのり(富山商)

 

2年前のプリンセス駅伝の悲劇を乗り越え、クイーンズ8入りまで果たした。

エース岡本さんを城西大OGである移籍組のベテラン2人(橋本、片貝)で支えたのが

功を奏したところで、今年はさらに城西大OGの移籍組が1人増えた。

福居さんは学生時代からハーフマラソンで活躍したようにロードの実績は申し分なく、

駅伝では1区を問題なく任せられる。

福居→田邉→岡本→タビタのオーダーで進めば、優勝争いも可能。

そして今年期待したいのは大卒2年目の玉城かんなさん。

アンカー職人として駅伝の舞台に戻って来て欲しいところ。

 

 

** デンソー **

 

←OUT

荘司麻衣、倉岡奈々

 

→IN

矢野栞理(前キヤノンAC九州)、ブカ・デスタ・フルカ(エチオピア)

 

松元体制2年目はクイーンズ駅伝7位で、前年より1つ前進した。

しかしそのメンバーから1区と2区が去ることとなったのだが、

その穴埋めとしては余りある矢野さんが電撃移籍してきた。

小笠原さんが高校時代の輝きを取り戻しつつあり、松本(亜)が長距離砲として覚醒中。

チームの勢いは間違いなく上がってきており、これで矢田さん、森林さんが復調して

高卒2年目のメンバーたちが成長してくれればかなり強くなる。

 

 

** 豊田自動織機 **

 

←OUT

林田みさき

 

→IN

城所日和(岡崎学園)

 

実力者は揃っているのに、クイーンズ8の当落線上あたりが定位置になりつつあり、

ここ数年ちょっともどかしい状態が続いている。

前田、川口、小笠原のうち2人くらいが爆発的に伸びてくれるのが理想だが、どうなるだろう。

ルーキー城所さんもポテンシャルは高いので、起爆剤になって欲しい。

 

 

** 積水化学 **

 

←OUT

松﨑璃子

 

→IN

新谷仁美、卜部蘭、橋本奈津(京産大)、木村梨七(仙台育英)、弟子丸小春(諫早)、長澤日桜里(山形城北)

 

ただでさえプリンセス駅伝優勝の戦力があったというのに、夢の大補強で

一躍クイーンズ駅伝でも優勝候補筆頭にまでのし上がってきそう。

1区・橋本→3区・新谷→5区・佐藤早を固定するとして、あとは誰が何区を走っても

優勝争いから外れるわけがない。

この豪華な大所帯を率いることとなった新キャプテンの宇田川さんにも期待したい。

 

 

** エディオン **

 

←OUT

林樹里、横瀬彩也香

 

→IN

三ツ木桃香(城西大)、山本明日香(大阪芸大)、森紗也佳(関西大)、小倉稜央(和歌山北)

 

昨年は高卒ルーキー萩谷さんの活躍もあり、チームとして躍進。

そして今年のルーキーたちも、非常に魅力的。

三ツ木さんは関東大学女子駅伝のアンカー区間を区間新で駆け、

優勝のゴールテープを切っている。

山本さんは2年前の杜の都で、大阪芸大の念願のシード入りに大きく貢献。

森さんは長距離砲として期待できるし、小倉さんは都大路における

1区・2位の激走が記憶に新しいところ。

新婚の西田美咲キャプテンの下、今年はクイーンズ8も狙える。

 

 

** 第一生命グループ **

 

←OUT

田中智美、田中花歩、佐々木文華、湯田向日葵、小枝理奈

 

→IN

古川結美(樟南)、櫻川響晶(伊川谷北)、樽本つかさ(須磨学園)、山本晏佳吏(倉敷)

 

2年連続でクイーンズ8を逃し苦戦が続くが、今年は大きく血が入れ替わった。

ついに田中姓の選手が1人もいなくなり、新加入は高卒ばかり4人。

今年は腹を括って育成に専念する1年になるかもしれないが、

上原、出水田の両輪を軸に再起を図っていって欲しい。

 

 

** 資生堂 **

 

←OUT

なし

 

→IN

五島莉乃(中央大)、佐藤成葉(立命館大)、永井智里(大阪芸大)、日隈彩美(鹿屋体大)

 

ルーキーに関しては積水と双璧かそれ以上の豪華補強となった。

なにしろインカレの表彰台が2人もいるわけで、文句なしの即戦力。

日隈さんも学生きってのスピードランナーで、2区の秘密兵器になれる。

 

 

** ヤマダ電機 **

 

←OUT

森本紗和、髙野涼夏

 

→IN

柴田彩花(旭川龍谷)、米澤杏樹(出水中央)

 

とうとうクイーンズ8から転落し、仕切り直しの1年となる。

しかし昨年1年かけて筒井、石井、清水の'95生世代を中心としたチームへと

シフトチェンジしていった経験が今年生きてくるのは間違いない。

高卒2年目の田﨑さんが理想的に伸びてきているので、彼女が駅伝で

主要区間を走れるくらいになってくれるとクイーンズ8返り咲きも狙えるだろう。

ルーキー2人の実力は未知数だが、なんとか伸びて欲しい。

 

 

** 九電工 **

 

←OUT

宮﨑悠香、芦麻生、山下莉奈

 

→IN

大倉真歩(東洋大)、木本胡実(大分西)

 

昨年は大エースの加藤岬さんが走れたり走れなかったりしたわりには、

逸木さんがエース級の安定感を発揮したり林田、宮田の高卒2年目、1年目の

若手コンビが勇躍したりでチーム力の向上は見られた。

今年のルーキー、大倉さんは個人的に好きな選手なので期待している。

木本さんは唐沢さんと見た感じもちょっと似ているので、

2人とも相乗効果で活躍してくれると嬉しい。

 

 

** 京セラ **

 

←OUT

戸田真由香、藤本彩夏、堀口あずき

 

→IN

岡田佳子(松山大)、兼友良夏(沼田)、白井明衣(中村女子)

 

3年ぶりの新卒採用で再起を図る。

オールマイティーに安定していた堀口さんの穴は大きいと思うが、

成長の兆しが見える中島さんと、完全復活が待たれる中原さん。

この2人の神村学園OGに期待したい。

駅伝はおそらく3区・山ノ内さん、5区・盛山さんの固定が望ましいと思われ、

松田杏奈さん、中原さん、ルーキー岡田さんの松山大トリオをそれぞれ

1区、2区、6区のどこかに当てはめていけばいい流れ作れそうな気がする。

 

 

** ユニバーサルエンターテインメント **

 

←OUT

小吉川志乃舞

 

→IN

髙木結加(福岡大→鹿児島銀行)

 

髙木さんの加入はかなり大きいと思う。

かつては福岡大で逸木さん(九電工)とWエースとして活躍したし、

2年前の鹿児島銀行のクイーンズ駅伝出場にも大きく貢献した。

いわゆる駅伝偏差値の高い選手であると私は認識している。

年齢的にも由水、和久と同い年になるのでチームの雰囲気にはハマるだろう。

そしてあとは何と言っても、鷲見梓沙の復活を願ってやまない。

 

 

** 日立 **

 

←OUT

田山満理、小澤夏美、大塚理央、新名風花

 

→IN

白川恵理菜(東洋大)

 

正直、なっさん(小澤)の退部が痛すぎる。

プリンセス駅伝6区区間賞の走力ももちろんだが、これといった故障もなく

コンスタントにレースを走ることでチームを鼓舞していった姿勢、

抜群のユーモアセンスで先輩も上手くイジってチームを和ませた人柄、

どれをとってもなかなか替えが効かない秀でたものがあった。

しかしもういなくなってしまったものは仕方ないので、今年も千晴キャプテンの下で

日立らしく一致団結して頑張ってもらうしかない。

ルーキーの白川恵理菜さんは、もう待ってましたの日立入部。

即戦力としての活躍はもちろん、礼儀正しく実直な姿勢で日立に

新しい風を吹き込んでくれることを期待している。

あとはもちろん、満理マネの手腕にも大いに期待している。

 

 

** ルートインホテルズ **

 

←OUT

なし

 

→IN

真部亜樹(立命館大)、三原環(立命館宇治)

 

毎年知らないうちに部員数が先細りしていくのがルートインの伝統だったが、

今年は珍しく(?)退部者なしで、さらに2名が加入。

真部さんは彼女が高2のときの都大路を見て以来、かなりのファン。

即戦力として大いに活躍してもらいたい。

三原環さんも十分に即戦力として活躍できる力があるので楽しみ。

それにしても最近は、立宇治から立命大に進まない選手が増えたものだ。

 

 

** 肥後銀行 **

 

←OUT

齋藤真希、坂元えり、新井沙紀枝

 

→IN

菊地梨紅(順天堂大)、堤好伽(有明)

 

歴代のキャプテンを務められた齋藤さんや坂元さんの退部はさみしいが、

今年の肥後銀行には新しく生まれ変わるいい雰囲気を感じる。

昨季大きく飛躍した平井さんが新キャプテンに就任したのもいい流れで、

おきゅんさん(菊地)も明るくチームを盛り上げてくれそう。

堤さんは、彼女が高2のときの九州高校駅伝ですごくセンスのある走りを

していたのが印象に強く残っている逸材。頑張って欲しい。

 

 

** 大塚製薬 **

 

←OUT

井上彩花、前畑有希

 

→IN

棟久由貴(東京農大)

 

学生トップランクの棟久さんの加入は実に大きい。

福良→藪田→横江→棚池→棟久→岡田

パッと思い浮かんだこのオーダーでも、クイーンズ8は十分に狙えると思う。

もうクイーンズに出ることが目標のチームではない。

 

 

** スターツ **

 

5/25現在でHPが更新されそうな雰囲気がないので、現段階では分析不能。

 

 

** ユニクロ **

 

←OUT

川本希花、石塚美里

 

→IN

小笠原晴季(城西大)、荘司麻衣(中京大→デンソー)

 

昨年の吉川さんに続き、実業団での実績十分の荘司さんが移籍加入。

小笠原さんも城西大での実績は申し分なく、即戦力間違いなし。

あとは尾方さんらが理想的に伸びてくれれば、昨年よりは数段上のチームになる。

 

 

** 鹿児島銀行 **

 

←OUT

久保愛結美

 

→IN

倉岡奈々(鹿児島女→デンソー)

 

実力者・倉岡さんが里帰り移籍!

昨年あと一歩届かなかったクイーンズ駅伝出場は、これでほぼ固い。

(さらに今年はクイーンズ駅伝が記念大会で出場枠が増える)

倉岡さんの加入で他の部員も刺激を受けて伸びてくれるのが理想で、

池満さん、倉岡さんに続く核となる選手があと1人は欲しい。

 

 

** キヤノンAC九州 **

 

←OUT

矢野栞理

 

→IN

今村菜々子(福岡大)、藤井結愛(美方)、藤原花音(千原台)

 

やはり矢野さんの穴は大きい。

しかし中川さんが駅伝でも結果を残し完全復活に近づいてきており、

古川さんも経験に経験を重ねて確かな成長を見せている。

あとはルーキーたちがどれだけ爆発してくれるかだが、

今村さんはスピードを武器に即戦力の働きが期待できそう。

既存の戦力から、距離の長い区間をこなせる選手が出て来ないと厳しい。

 

 

** シスメックス **

 

←OUT

なし

 

→IN

堀江美里(前ノーリツ)、北脇亮子(大東文化大)、大庭結菜(高松工芸)

 

堀江さんの移籍加入はかなり大きい。

駅伝では3区を担ってもらえれば、これほど心強いものはない。

北脇さんももともとロードに強く、即戦力で活躍してくれるだろう。

そこで瀬川さん、谷萩さんの大東OGも一緒になって奮起してくれると嬉しい。

あとは今年も、鳴瀧さんを将来的なエースにすべく大事に育てて欲しい。

 

 

** しまむら **

 

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豊川真里奈、横山友里乃

 

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菅野未来(学法石川)、水谷怜愛(豊川)、髙野涼夏(関西大→ヤマダ電機)

 

駅伝では苦戦が続いているが、全体の平均値は上がってきたようには感じる。

しかし、長い区間を任せられる選手の育成が急務であるという課題は依然クリアされていない。

大島さん、齋藤さんの大卒2年目コンビの飛躍に期待したい。

 

 

** ホクレン **

 

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牧野あや

 

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保坂野恋花(東京農大)

 

昨年はクイーンズ8どころかクイーンズ出場さえも逃すという苦難の一年だった。

宮内twinsにもさすがに往年の活躍は見込めなくなってきており、

清水さんもなかなか完全復活といえるパフォーマンスに戻せず苦難は続く。

池亀さん、寺島さんも、早いものでもう高卒5年目のシーズンを迎える。

同い年の保坂さんが加入したことで、刺激し合ってパフォーマンスを上げていって欲しい。

 

 

** ノーリツ **

 

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堀江美里、中野円花、津崎紀久代、新立啓乃、川上わかば

 

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内田妃(岡崎学園)

 

エースの中野さんをはじめ、実力者たちがズラリと退部。

コーチ兼任の小﨑さんを含めても、部員は5人となってしまった。

今年のプリンセス駅伝は、残念ながら出場さえも難しそうな状況。

大蔵さんにはなんとか活躍の場を見出して欲しいところだが・・。

 

 

** 宮崎銀行 **

 

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後藤奈津子、髙橋紅葉

 

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福川侑花(小林)

 

昨年は駅伝を待たずに後藤さんがいなくなり、駅伝も思ったより振るわなかった。

しかし相変わらず市原さん、金丸さんらを筆頭に溌剌とした走りは見せており、

若いチームの持つ大きな可能性は感じる。

誰か一人でも5000mで15分台に突入すれば、みんなが連動して伸びるはず。

 

 

** 岩谷産業 **

 

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澤本沙久羅

 

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川村楓(佛教大)、髙谷愛奈(大阪学院大)

 

昨年はチームのコンディションが整わず、プリンセス駅伝出場もならなかった。

しかし今年は即戦力の大卒2名が加入で、無事にプリンセス駅伝は迎えられそう。

エースは大同さんというスタンスは変えず、そこから逆算したチーム作りが理想。

ルーキーの2人はどの区間でも器用にこなすタイプだと思うので計算は立つ。

 

 

** 愛媛銀行 **

 

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福井慧都

 

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畠山実弓(元ヤマダ電機)、沖村美夏(佛教大)、菊池香帆(八幡浜)、二羽杏美(高松工芸)

 

昨季途中に加入した畠山さんに加え、ルーキー3名を強気に補強。

竹内さん、山中さんの2本柱はしっかりしているチームなので、

あと1人核となれる長距離砲が出てきて欲しいところ。

 

 

** 埼玉医大AC **

 

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幸田萌、福居紗希、諏訪帆香、小谷萌子

 

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髙野美幸(茨城大→ラフィネ)、今泉野乃香(大東文化大)、土田佳奈(東京農大)

 

ちょっと退部者が多かったのは気になるが、新入りの3名は優良だと思う。

昨年ラフィネからルートインに加入した明石さんの大活躍から考えると、

髙野さんも十分に期待できるだけの力はあるはず。(おそらくトライアウトを経由)

今泉さんは八王子高校のときから堅実な選手で、駅伝偏差値は高い。

彼女が3区か5区を担えるようであればいくらか戦略は立てやすい。

そして土田さん。飯野さんが農大から1人は連れてくるだろうとは思っていたが、

白羽の矢が立ったのはスピードランナーである土田さんだった。

プリンセス駅伝の2区のコースは彼女に合うと思う。期待したい。

 

 

** 十八銀行 **

 

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大久保麻紀、富永あかり

 

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光垣悠里(福岡大)、北原芽依(長崎女子)、藤村光紀(千原台)

 

昨年は部員6人ギリギリでなんとかプリンセス駅伝出場にこぎつけたが、

今年は部員7人。なんとか今年も全員駅伝で予選会に辿り着いて欲しい。

光垣(みつね)さんはスピード、スタミナ兼ね備えた優秀な選手で、

大学でコツコツと頑張って力をつけた選手なのでいいお手本になるだろう。

1区・本田→3区・野上→5区・光垣で固定すれば結構いい勝負できそう。

 

 

** 愛知電機 **

 

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渡部絵理、加来華奈、久保百合香、谷町衣里奈

 

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庄司琴美(石巻専修大)、平山未来(皇學館大)

 

現実的にはプリンセス駅伝出場が目標になるだろうが、部員はギリギリ6名。

場合によっては監督に就任された渡部さんをエントリーしてでも、

なんとか出場にはこぎつけて欲しい。

 

 

** TOTO **

 

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萩原百萌

 

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森歩美(北九州市立→西日本短大→ラフィネ)、峠萌香(大阪芸大)、早川可奈子(鹿屋体大)、川下玲奈(山梨学院)、真也加ジェルーシャ有里(鳥取中央育英)、ナンシー・ジェサング(ケニア)、岩川侑樹(関西大→今治造船)

 

昨年は部員不足でプリンセス駅伝出場さえできなかったが、

今年は大量補強で部員10人となり巻き返しを図る。

まずルーキーでは早川さんに注目。

大学3年のときに九州インカレの5000mで優勝したのをたまたま観たが、本当に強かった。

富士山女子駅伝でもチームを一時7位にまで押し上げる走りを見せており、ロードも強い。

駅伝では彼女が3区を走ってくれるのが理想だろうか。

そして移籍加入の岩川さんが、これまた強い!

なにしろ、日本選手権の1500mで入賞するほどのスピードランナー。

都道府県駅伝等の結果を見るかぎりではロードはちょっと苦手なのかもしれないが、

予選会の2区なら問題なくスピードで押し切ってくれるはず。

 

 

** ニトリ **

 

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横田知佳、牧川恵莉

 

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岡本奈々依(大阪学院大)、杉浦穂乃加(中京大)、工藤日女花(青森山田)、古川璃音(豊川)、ツラカ・エスタ・ムソニ(仙台育英)

 

いよいよ今年から駅伝にも参入とのことで、仙台育英の留学生を含む5名が新加入。

イチ押しは岡本さんで、大阪学院時代からの堅実で粘り強い走りが大好き。

杉浦さんは、全日本大学選抜で出場した富士山女子駅伝の5区で区間2位を

マークするような爆発力を持っている。

最初から長距離区間の計算が立つので、予選会でいきなり勇躍する可能性もある。

 

 

** ダイソー **

 

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真崎遥

 

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磯部涼美(大分東明)、落合莉子(興譲館)、ムワンギ・レベッカ(興譲館)、山下穂香(興譲館)

 

こちらも今年からのプリンセス駅伝出場を目論む。

1年目の初期メンバー(相原、夏目、平村、松本)の戦績を見るかぎりでは予選会通過は

ちょっと厳しい印象だが、伸びしろ十分な若いチームである上に留学生も加入したので

何かの勢いで予選会を通過する可能性もなくはない。(2015年のTOTOのイメージ)