リボー (Ribot) | 世界の名馬を日本語で ブログ版

リボー (Ribot)

1952~1972 牡 鹿毛 英国産

Tenenani

鹿 1944

Bellini Cavaliere d'Arpino
Bella Minna
Tofanella Apelle
Try Try Again

Romanera

栗 1943

El Greco Pharos
Gay Gamp
Barbara Burrini Papyrus
Bucolic

 

伊、仏、英で16戦16勝

主な勝ち鞍:凱旋門賞(2回)、“キングジョージ”、伊ジョッキークラブ大賞、ミラノ大賞、エマヌエレ・フィリベルト賞

 

フェデリコ・テシオ最晩年の傑作。クラシック登録は無いものの2歳グラン・クリテリウム(芝1500m)や3歳エマヌエレ・フィリベルト賞(芝2000m)など地元イタリアで7連勝。アスコットGCのマシップや仏ダービーのラパスらが参戦した凱旋門賞(芝2400m)で3番人気に推され、先行抜け出しからボウプリンスに3馬身差をつけて快勝した。4歳、ミラノ大賞(芝3000m)など、合計着差32馬身の4連勝後、単勝1.4倍、道悪の“キンクジョージ”(芝2400m)はハイヴェルツに5馬身差の大勝。フィッシャーマンの破滅的な逃げで幕を開けた2度目の凱旋門賞は、先団の後ろをピッタリと追走、直線を向いて「発射台から打ち出されたロケットの様な」末脚で先頭に踊り出ると、タルゴに6馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。鞍上のカミッチ騎手が一度も鞭をふるわぬ完勝であった。

 

参考文献:

『世界の名馬』 p.311-326

『伝説の名馬1』 p.101-111

『世界名馬ファイル』 p.58-61

『世界百名馬』 p.166-167

 

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