ハイペリオン (Hyperion)

1930～1960　牡　栗毛　英国産

Gainsborough 鹿 1915	Bayardo	Bay Ronald
		Galicia
	Rosedrop	St. Frusquin
		Rosaline
Selene 鹿 1919	Chaucer	St. Simon
		Canterbury Pilgrim
	Serenissima	Minoru
		Gondolette

英国で13戦９勝

主な勝ち鞍：英ダービー、英セントレジャー、チェスター・ヴァーズ、プリンス・オブ・ウェールズＳ、マーチＳ、デューハーストＳ

英国競馬界の重鎮、第17代ダービー卿のオーナーブリーディング馬で20世紀を代表する名馬の１頭。２歳時は５戦３勝とやや波のある成績ながら関係者からの評価は上々。チェスター・ヴァーズ(芝2400m)から本番に臨み、英ダービー(芝2400m)は単勝７倍の１番人気。ペースメーカーの先導で最終角を２番手で回ると、最後は後続を４馬身ちぎって２分34秒０のコースレコードで圧勝した。続くプリンスオブウェールズＳ(芝2400m)を勝ったあと、後脚のハ行で夏の予定レースをキャンセルするも、秋の英セントレジャー(芝2930m)では２着以下を３馬身突き離して完勝、単勝2.5倍の支持に応えた。４歳時も現役を続けたが、アスコットＧＣ(芝4000m)はフェリシテーションの３着。英リーディングサイアーに６度輝き、産駒が世界中で成功。20世紀のサラブレッドに多大な影響を与えた。

参考文献：

『伝説の名馬１』 p.19-28

『世界の名馬』 p.147-160

『世界名馬ファイル』 p.46-49

『二十一世紀を支配する血脈』

【うまコラム】⇒ハイペリオンあれこれ