最後の三つ編みを編みました。

今日は娘の小学校の卒業式。

中学になったら「三つ編みは浮く」という噂を真に受けている娘は

母親のセンチな心情をよそに、もう二度とココへは戻らないらしい。

卒業式。入場行進。在校生合奏の「喜びの歌」にヤラレル。

も~う本当に何十年も遥か彼方、自分が卒業生のために演奏したピアニカの

♪レシソ ラッラーシーソ ラーシドシーソが風化しかけてた脳細胞わし掴み。

セカンドわし掴みはこれまた在校生合唱の「おねえさんおめでとう」。

女子校ならではの卒業ソングは我が校テッパンのスタンダード曲。

結局自分が在校生として歌い続けた記憶が瑞々しく蘇るということかと。

桃色の着物に紺の袴を身につけた先生が、私がつけた娘の名を呼ぶ。

時を隔てても何一つ変わらない講堂で、かつての私の担任である校長が

卒業証書を手渡して下さる喜び。

カトリック校の校長は「自分のmissonはを見つけなさい」と説く。

伺ううち「私のmissonは…?」と自問してしまう。

人のために出来ること、自分を役立たせて頂ける何か。人生でなすべきこと。

今頃そんなことを思い悩む自分が、恥ずかしくもあり、恥ずかしくもなし。