DTM机 Ver. 3.0 解説
***現在、DTMデスクはVer 5.0になっています。最新フォトギャラリーはこちら***
さてさて、DTM机、さらにアップデートを加えました。
Ver. 3.0ということで、もはや思いつく改良はすべて盛り込んだ感じ。
まずは全体像。
。。。ぱっと見、何が変わったかよく分からないと思う。というわけで、改良ポイントをご紹介。
ポイント1:スライド天板に合皮貼付け
タイピングを快適にするため、大胆にもスライド天板に合皮(いわゆるソフトレザー)を貼ってみた。
ちなみにコレ↓が合皮を貼付ける前の木目天板。
合皮だけど、触り心地にはしっとりした上質感?がある。レザー調ということで、おっさん臭くなるのが心配だったけど、手前の作業空間がブラックで引き締まって、全体的に精悍な印象に。
表面の質感、写真でうまく伝わるかな??
素材は新宿ユザ○ヤで購入。最初はこんな姿。
裏地はジーンズ地っぽくて、かなり丈夫。破れる心配もほとんどないと思う。
まねする人は少ないと思うけど、もし天板に合皮を貼ってみたいという人に一つだけアドバイス。
「絶対に接着剤を使うな!!!」
作業して分かったんだけど、かなり厚手の合皮でも、貼付ける表面の細かな凹凸が表に出ちゃうんだよね。接着剤をむらなくひろがるのは実はかなり難しい。スプレーなら作業はしやすいかもしれないけど、やはりおすすめは乾燥の心配がない両面テープです。
実は片面で接着剤使ってひどい目にあって、もう片面を両面テープでリベンジ。。。
で、苦労したかいあって、この天板にはかなり満足してる。
完成して思ったのは、DTM机つーよりも、そもそも普通の事務机からして、パソコンを中心とする作業の環境の変化にあわせて進化してないんじゃん??ということ。
木や合板の平机って、「紙を広げて読んだり書いたりする」にはいいかもしれないけど、実は「パソコンで快適にタイピングする」という目的には向いてないんじゃ?
合皮がベストの素材かどうかは分からないけど、パソコンを快適に操作するためにデザインされた机って、もっとあってもいいと思った。デザイナーの方々、がんばってくだされ。
合皮天板を使った机の良いところは、
(1) 天板全体が「アームレスト」になること(角や表面が腕に当たっても痛くない)。
(2) マウスパッド要らずで、「どこでもマウス」ができること。(→Magic Trackpad登場でマウスの出番は激減したけど)
ポイント2:iMac一体型(?) db-Displayのフロントパネルを製作
DTM机 Ver.2.0が完成したときに紹介したdb-Display。。。
iMacの左側に縦置きでマウントするとサイズ的にもジャストフィットでかなりうれしい感じ。
しかし!!
コイツのフロントパネルがあまりにもアメリケーンな感じ↓↓でノックアウトされていたので、、、
- BEFORE -
iMacとの一体感を追求したフロントパネルを作成してみた。
- AFTER -
使ったのは50mm幅×5mm厚の透明アクリル板、スプレータイプのアクリル塗料、マスキングテープ、パネルを浮かすためのゴム、金具、等々。
ポイントは、マスキングテープを活用して、光が通るラインを確保しながら、「裏面だけを黒で塗装する」こと。このとき、マスキングだけしっかりしておけば、裏面はどんだけムラになっても大丈夫。
表面が透明アクリルのテカテカのまま残って、iMacのディスプレイの黒枠と同じような質感になる。
また、背景色がブラックになることで、レベル表示の視認性もかなり向上。
横から見たとこ。iMacと「ツライチ」な感じ、わかりますでしょーか。。。
もうひとつ、作業的にハードルになったのは、db-Displayの表面にかなり突起物がおおいこと。LED自体も球体になって飛び出してるし、電源スイッチやらトグルスイッチやらで、かなり立体感がある。この上にどうやってパネルを固定するか。
それに、パネルを接着してしまうと電源スイッチやその他の設定がいじれなくなる。。。アクリル板にきれいに穴をあけて各種スイッチを露出させるのは至難の業だし、できれば表面はシンプルにつるっとさせたかった。
要は、iMacとのツライチ感を出しつつ、パネルへのアクセスも確保したい。
そこで思いついたのが、「ヒンジ」。ハンズでちょうどいい幅のヒンジを選んで、こんな感じで固定。
元のパネルに、高さをつける「ゴム足」をつけて、さらにシンプルなL字金具を装着して、パネル全体の安定感を確保。何とか思い通りのデザインと機能を両立させた。
実は、パネル表面から見てLEDがかなり奥に位置しているので、斜め横からの視認性が悪くて困った。試行錯誤の末、細いアクリル棒にアルミテープを巻いて鏡面を作り、パネル裏側、透過ラインの真横に設置することで改善(LEDの光を横から反射させたのね)。うーん、これ、読んでも意味分かんないよね。別にいいけど。
細かいところを見ると素人技のアラが見えるけど、ま、思ったよりきれいにでけたよ。
あ、ちなみに、このdb-Display、どうやって縦置きマウントしているかというと。。。
自作のアルミフレームiMacスタンドに直づけ。こーんな感じです。あ、ラックマウント耳を切り落とした面、処置してません汗
意味わかります? db-Display本体のネジ穴のうち、計3カ所にちょうどはまるようなブラケットを作ってるわけですわ。前から見えなきゃいいや、ということで、美観は追求しておらぬ。。。
3. オーディオインターフェース+DACの設置場所を変更(シェルフ増設)
以前、キーボードの左下に設置していたオーディオインターフェース+DAC。
- BEFORE -
やはりボリュームノブを始めとして頻繁に触るので、こいつを左スピーカーの下に移動。
- AFTER -
このために、アクリル板で棚を増設。ガラスのように見えるのは、そういう着色をしてある板を使っているため。こういう拡張は、アルミフレームの得意とするところ。
アクリル板+シンプルな金具で作った単純な棚だけど、透明感もあって、なかなかいい感じかな。
操作性もかなり向上して、こちらも満足度<高>です。
例によってVer.3.0フォトギャラリーを別途エントリします。
さてさて、DTM机、さらにアップデートを加えました。
Ver. 3.0ということで、もはや思いつく改良はすべて盛り込んだ感じ。
まずは全体像。
。。。ぱっと見、何が変わったかよく分からないと思う。というわけで、改良ポイントをご紹介。
ポイント1:スライド天板に合皮貼付け
タイピングを快適にするため、大胆にもスライド天板に合皮(いわゆるソフトレザー)を貼ってみた。
ちなみにコレ↓が合皮を貼付ける前の木目天板。
合皮だけど、触り心地にはしっとりした上質感?がある。レザー調ということで、おっさん臭くなるのが心配だったけど、手前の作業空間がブラックで引き締まって、全体的に精悍な印象に。
表面の質感、写真でうまく伝わるかな??
素材は新宿ユザ○ヤで購入。最初はこんな姿。
裏地はジーンズ地っぽくて、かなり丈夫。破れる心配もほとんどないと思う。
まねする人は少ないと思うけど、もし天板に合皮を貼ってみたいという人に一つだけアドバイス。
「絶対に接着剤を使うな!!!」
作業して分かったんだけど、かなり厚手の合皮でも、貼付ける表面の細かな凹凸が表に出ちゃうんだよね。接着剤をむらなくひろがるのは実はかなり難しい。スプレーなら作業はしやすいかもしれないけど、やはりおすすめは乾燥の心配がない両面テープです。
実は片面で接着剤使ってひどい目にあって、もう片面を両面テープでリベンジ。。。
で、苦労したかいあって、この天板にはかなり満足してる。
完成して思ったのは、DTM机つーよりも、そもそも普通の事務机からして、パソコンを中心とする作業の環境の変化にあわせて進化してないんじゃん??ということ。
木や合板の平机って、「紙を広げて読んだり書いたりする」にはいいかもしれないけど、実は「パソコンで快適にタイピングする」という目的には向いてないんじゃ?
合皮がベストの素材かどうかは分からないけど、パソコンを快適に操作するためにデザインされた机って、もっとあってもいいと思った。デザイナーの方々、がんばってくだされ。
合皮天板を使った机の良いところは、
(1) 天板全体が「アームレスト」になること(角や表面が腕に当たっても痛くない)。
(2) マウスパッド要らずで、「どこでもマウス」ができること。(→Magic Trackpad登場でマウスの出番は激減したけど)
ポイント2:iMac一体型(?) db-Displayのフロントパネルを製作
DTM机 Ver.2.0が完成したときに紹介したdb-Display。。。
iMacの左側に縦置きでマウントするとサイズ的にもジャストフィットでかなりうれしい感じ。
しかし!!
コイツのフロントパネルがあまりにもアメリケーンな感じ↓↓でノックアウトされていたので、、、
- BEFORE -
iMacとの一体感を追求したフロントパネルを作成してみた。
- AFTER -
使ったのは50mm幅×5mm厚の透明アクリル板、スプレータイプのアクリル塗料、マスキングテープ、パネルを浮かすためのゴム、金具、等々。
ポイントは、マスキングテープを活用して、光が通るラインを確保しながら、「裏面だけを黒で塗装する」こと。このとき、マスキングだけしっかりしておけば、裏面はどんだけムラになっても大丈夫。
表面が透明アクリルのテカテカのまま残って、iMacのディスプレイの黒枠と同じような質感になる。
また、背景色がブラックになることで、レベル表示の視認性もかなり向上。
横から見たとこ。iMacと「ツライチ」な感じ、わかりますでしょーか。。。
もうひとつ、作業的にハードルになったのは、db-Displayの表面にかなり突起物がおおいこと。LED自体も球体になって飛び出してるし、電源スイッチやらトグルスイッチやらで、かなり立体感がある。この上にどうやってパネルを固定するか。
それに、パネルを接着してしまうと電源スイッチやその他の設定がいじれなくなる。。。アクリル板にきれいに穴をあけて各種スイッチを露出させるのは至難の業だし、できれば表面はシンプルにつるっとさせたかった。
要は、iMacとのツライチ感を出しつつ、パネルへのアクセスも確保したい。
そこで思いついたのが、「ヒンジ」。ハンズでちょうどいい幅のヒンジを選んで、こんな感じで固定。
元のパネルに、高さをつける「ゴム足」をつけて、さらにシンプルなL字金具を装着して、パネル全体の安定感を確保。何とか思い通りのデザインと機能を両立させた。
実は、パネル表面から見てLEDがかなり奥に位置しているので、斜め横からの視認性が悪くて困った。試行錯誤の末、細いアクリル棒にアルミテープを巻いて鏡面を作り、パネル裏側、透過ラインの真横に設置することで改善(LEDの光を横から反射させたのね)。うーん、これ、読んでも意味分かんないよね。別にいいけど。
細かいところを見ると素人技のアラが見えるけど、ま、思ったよりきれいにでけたよ。
あ、ちなみに、このdb-Display、どうやって縦置きマウントしているかというと。。。
自作のアルミフレームiMacスタンドに直づけ。こーんな感じです。あ、ラックマウント耳を切り落とした面、処置してません汗
意味わかります? db-Display本体のネジ穴のうち、計3カ所にちょうどはまるようなブラケットを作ってるわけですわ。前から見えなきゃいいや、ということで、美観は追求しておらぬ。。。
3. オーディオインターフェース+DACの設置場所を変更(シェルフ増設)
以前、キーボードの左下に設置していたオーディオインターフェース+DAC。
- BEFORE -
やはりボリュームノブを始めとして頻繁に触るので、こいつを左スピーカーの下に移動。
- AFTER -
このために、アクリル板で棚を増設。ガラスのように見えるのは、そういう着色をしてある板を使っているため。こういう拡張は、アルミフレームの得意とするところ。
アクリル板+シンプルな金具で作った単純な棚だけど、透明感もあって、なかなかいい感じかな。
操作性もかなり向上して、こちらも満足度<高>です。
例によってVer.3.0フォトギャラリーを別途エントリします。