アルミフレーム(1) | DTM机 ◆ 自作のススメ

アルミフレーム(1)

最初のエントリで紹介した自作デスクですが、「どうやって作るの?」という声をいただいてるので、数回に分けて作り方を説明するよー。

今回は、骨格となるアルミフレームのご紹介。。。

てかこれ、かなりおすすめです。正確には「標準アルミフレーム」とか「アルミ構造材」というらしい。もともと産業用なんだけど、むしろ産業用だけあって、剛性感もあるし、設計の自由度も高いし、オプション品も豊富だし、スライドレールなんかの汎用部品との組み合わせもすごく柔軟。

とりあえず調べた中で一番ラインアップが豊富なのがここ。
http://www.sus.co.jp/
その中でも一番パーツが充実してるのがこれ。
http://fa.sus.co.jp/products/sf/

まあ基本構造はとてもシンプルなので、こちらをごらんあれ。。。

これが素のフレーム。あまりパーツなので30cm弱の短いやつです。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム

フレームのそれぞれの面に溝が切ってあるんだけど、この溝に「ナット」を入れることで各部品をつなぎあわせることができる。

今から二つのフレームをつないでみる。
一番ちっこい部品が「ナット」。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム接続

まずナットを片側のフレームに差し込む。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続

このあたりかな。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続 width=

ブラケット(接続する部品)をつけてレンチで仮締め。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム接続

もうひとつのフレームにもナットを入れて、おなじようにレンチで仮締め。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続

位置が決まったら本締め。。。簡単でしょ??
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続

ほかにも垂直に部品を接合するブラケットやジョイントは何種類もある。それぞれ外見や耐荷重のスペックが違う。写真のやつはDブラケットといって一番安いやつ。でも、見た目もそんなに悪くないし、剛性も十分。何より手軽。

ナットにはバリエーションがあって、M4~M8(M4=4ミリ径のねじ穴)のサイズと、先入れと後入れが選べる。この後入れナットのおかげで、フレームを組んでから柔軟にアクセサリやシステムの拡張ができる。写真は先入れのM8と、後入れのM8とM4。分かりにくい? たとえばスライドレールはM4のナットを使ってフレームにとりつける。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_ナット

フレーム自体にもバリエーションがある。たとえば、自作デスクの横のフレームには、2面しか溝を切ってないのを使ってる。露出する部分をフラット面にすることで、デザイン性を高められる。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_フラット面

ほかにもRがついたフレーム(写真手前、前面のサイドに使用)とか、いろいろあって楽しいので、ぜひカタログを見てみて。

ちょっと感動するのは、「ダクトカバー」というオプションがあって、ケーブルが収納できること。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_ダクトカバー
ちょっと分かりにくいけど、奥の方、フレームに沿ってカバーをつけていて、中にケーブルを通してる(電源系とオーディオ系で分けてる)。

何かマニアックすぎたかもしれないけど、自作に興味ある人なら、なるほどこりゃ便利と思ってもらえるんじゃないかなー。

後は採寸と設計。設計ができちゃえば、あとは希望する長さのフレームを発注するだけ。
次回は、このフレームのメーカーが無料で提供している専用CADソフト(!)をご紹介。。。ちょっと敷居が高いけど、設計から部品表の作成までできて超便利スよ。