蒼井優ちゃんの表紙につられて購入した本。

武者小路実篤
「友情・初恋」


これがなかなか面白かった!!
やっぱり明治文学は良いですね。

明治文学に限らず西洋文学でも、昔の本は
「女性を人として見てないよな~」
「結局金持ちの道楽だよな~」
という憤りも感じながら読んでいるのですが、この本も例には漏れず。
だけど、憤りはあまり感じませんでした。
何でかなあ?
主人公の暴走っぷりに驚き過ぎたからかも…?


それにしても、明治時代に入ってきたキリスト教は強力ですよね。
「愛」
って概念、江戸時代にはなかったはずなのに、明治に入って数十年でここまでなるとは…。
というか新しい概念だから、こんなに文学の題材になるんだろうけど。



語るほど文学に詳しくないのでここらへんにしておきますが、武者小路実篤という人自体も興味を持ちました。
っていうか、武者小路実篤って亡くなったのが1976年だったんですね。
私、産まれてるじゃん!!
(あ、年をサバよんでるのがバレる…)
私のおじいちゃんは結構年寄りで、明治生まれだったんですが、実篤と5歳ぐらいしか違わないです。
一気に身近な人になりました。

なので実は、
「著者の没後30年経ってない本は読まない」
という私の本選びの基準にギリギリ達してる本でした。
今まで読まなくて良かったー(?)
ちなみにこの言葉は、「ノルウェイの森」の永沢さんの言葉です。


あと、
「新しき村」
って初めて知りました。
もしかして、学校の授業で実篤について習った時に出てきたかもしれないけど、全然頭には入ってないです。


「理想の村を作りたい」
って、現代でも充分議論できる話題です。
「悪人のいない社会を作る」っていう「デスノート」は漫画だけど、「新しき村」は今も存続してるみたいですよ。
凄すぎるよ!!


久しぶりに本(と著書)が面白かったです。



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