最近、自身の胃ガンブログとは遠い記事が多くて…。

タイトルや『印環細胞癌』で検索して来られた方、本当にすみません。
胃ガンに関しましては
記事のテーマからご覧になってみてくださいね。

そして今夜も父のこと…。

先日、今年初の受診日でした。
まず、血液検査。この結果が出るまでやはり一時間ほどかかります。
その待ち時間、椅子に座っているのが辛い父…。
看護婦さんに申し出て、点滴室で横にならせていただくことにしました。

「あああ、これやったら楽や~」
ホッとした様子の父。
少ししたら、寝息を立て始めました。

本当に痩せてしまった父…。
20代で脱サラして、自身で不動産の会社を立ち上げ、
一時は不動産会社4つと、ビジネスホテルを3つ経営していました。

それが、バブルによるメインバンクの破綻と共に
父にも厳しい時代がやってきました。

会社もホテルも次々と手放し、
細々と土地での収入があるのみの生活…。

それでも、良かった頃の生活が
きっと忘れられなかったんだろうなー、
色んな事業に手を出してみては失敗して…。
嵩んでゆく借金。

何度も、「もう大きなことは考えずに、
ゆっくり年金で生活すること
考えて!」
そう説得しました。

それでも、バブルの頃にすべて無くして
私や姉に何も残してやれなかった。
それが悔やまれるから、少しでもあんたらに何かを…
そう言ってくれてた。
もう…そんなん、ええのに。
私らはなんとかやって行くから、
お父さんはお母さんとの生活だけ
考えてくれてたらええのに。

そんな頃、父の大腸がんが見つかりました。

手術も受けて、順調に回復してると
信じていたのに。
一年後に転移、再発。
余命宣告…。

それでも!この日…。

血液検査の結果が出て、
診察室に呼ばれました。

主治医の先生から

「Fさん、今日受けてもらった血液検査、
腎臓の数値が思いの外、良かったんです。
どうでしょう、抗がん剤、やってみましょか?!」

え?打つ手がないと言われていたのに!
少しでも可能性が出てきたってこと?

私「抗がん剤は、TS-1、ですか?」
先生「いえ、僕的には、UFTでいこうと思ってます。」

…聞いたことあるお薬やわ。
確か比較的、副作用が小さいお薬やったような…。

「他のお薬との兼ね合いもあるし、
次の受診日から、慎重にスケジュール考えて行きましょう!」

そう言ってくださいました。

…良かった。
あきらめないで、本当に良かった。
幸い、父は前向きに治療に取り組んでくれそう。
「先生、よろしくお願いします。」って。

これからどうなるかは、わからない。
それでも、歩いて行く限り
きっと道は開けるはず!

お父さん、一緒に頑張ろうね!
負けないでいてね!

皆さん、本当にありがとうです!



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