データがタコの画像に変化してしまったので、元のデータを復旧したい
というデータ復旧のご依頼を頂き、
データがタコの画像??と、エンジニアが首をかしげながらデータを確認したところ。
本当に、全てのデータがタコの画像に。
というケースがここ1か月で何件かあり、調べたところ
タコイカウイルスというウイルスで、昨年の夏ごろから増えているウイルスだそうですね。
症状は、
実行すると、PC内のファイルを次々にタコやイカ、アンコウなど魚介類の画像で上書きする
というもので、
動画ファイルに偽装したスクリーンセーバー(.scr)形式の実行ファイルで、ファイル名は「<動画タイトル名>.mp4(または.avi) <長いスペース> .scr」。アイコンも動画ファイルに偽装しており、
ファイル共有ソフトなどを使用することにより感染するケースが多いみたいですね。
データ復旧作業の結果ですが、
ご依頼頂いたケース全て、データの損傷が激しい為、ファイル名・フォルダ名などをもとに戻しての復旧は出来ませんでした。
ただ、拡張子別の復旧(ファイル名・フォルダ名が出てこない)を行ったところ、
多くのデータが復旧出来、お客様の了解を頂けた為納品することが出来ました。
この驚異のウイルスですが、現在は対応しているウイルスソフトもあまり無いようですね。
こういった、ウイルスへの対策としては、
・不要なP2Pファイル交換ソフトを使用しない
・ウイルス対策製品やOSなどを常に最新の状態にする
・メールの添付ファイルやリンクを安易に開かない
といったことは、重要ですが、
やはり大事なデータに関しては、外付けハードディスクやDVDなど別の場所にバックアップを取ることだと思います。
タコイカウイルスのデータ復旧の際には是非ご相談ください。
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