入籍の翌日

貴方の発した言葉

耳を疑った


満面の笑みで

「子供なんか要らない

家族を作る気は無い

ただ身の回りの家政婦が欲しかっただけ

ソープへ行く必要も無くなる

養う気は無いから働け」

そう言ったね


薄々感じていたから

破談にしようとしたのに

周囲に諌められてしてしまった結婚


選択をしたのは私自身

ミスを犯したのも私自身

見抜けなかったのも私自身


砂の城の上で私は

貴方が安らげるように

貴方が喜ぶように

貴方が望むように

貴方が変わってくれるように

努力したよ


結局は何も変わらなかった

結局は何も変えられなかった


砂の城は

訪れた嵐と波に飲み込まれ

消え去ってしまった


私を縛るものは

もう何もない

此処から飛び立とう

まだ翼があるならば



※ 12月12日「みんなのテーマ」へUPの為、※印以下加筆しました。

   実体験に基づく実話です(-。-;)

   入籍日<砂の城の旦那の発言<翌朝海外挙式・・・=数年後離婚