大阪肛門科診療所 佐々木いわお院長ブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

良い手術、こわくない手術を求める終わりなき旅──手術をやり過ぎた肛門は元に戻せません。だから少なめに取る意識が大切です。師の教えに救われてきた肛門科専門医が手術のこと、治療のことについて、自戒の念も込めて綴っています。


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医師会雑誌に
「低リスクがんでは過剰治療を回避する
PSA監視療法が注目されている」
とありました。


泌尿器科では
監視療法というのがあるそうです。
以前は前立腺ガンの治療というと
手術くらいしか選択肢がなかったのですが、
最近では、
検査を駆使して厳重に監視して
悪化の兆候が見えたら即座に
手術や放射線治療などの対応するそうです。


なぜはじめから手術しないのか、というと
前立腺ガンの中には
手術をしてもしなくても
ガンのせいで死亡する確率は
変わらない低リスクのものがあることが
分かったからだそうです。


そして手術による後遺症が深刻だから。


せっかく後遺症をガマンしてまで手術したのに
手術していない人と治療効果が変わらないんじゃ
何のために手術したのか分からないですよね。


低リスクとは言え、ガンはやっぱり悪性疾患。
生命を脅かす病気です。
そんな病気でも
手術をしない方法を求める方向なのですよね。


だったら、良性疾患の肛門科の病気だって
そういう考え方があっても良いのでは
ないでしょうか?


以前の記事で
患者さんが自己責任で治療を選べても良いんじゃないか
ということを書きました。


(286)自由と責任http://ameblo.jp/driwao/entry-12233147504.html


肛門科でなら
「手術をするかしないかを
患者さんが自由に選べても良いのではないか。」
と言う意味です。


もちろん、それによって起こる結果については
患者さんご自身が責任を持つ必要があります。


特に、見逃されやすい
大腸ガン・直腸ガンができていないか、
大腸内視鏡と肛門の診察を定期的に受けることは
本当に重要です!


手術しないなら
なんにもしなくていいのでは
ないのです!

 

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