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この世にたやすい仕事はない

タイトルから想像する哲学的な内容の本ではなく、こんな仕事が世の中にあるんだ?本当にあるのだろうか?架空の話し?
という疑問が次々湧き起って来る不思議な仕事の話しの連続。
裏方の裏方のような仕事なのだけれど、冷静に考えればもしかしてこのような仕事は本当にあるかも。

作者の想像だとしても、あまりにもリアルでもしかしてこれらの仕事を本当に経験したのではなかろうか。。と思えるくらい
細かい描写も楽しく読めた。

最後は多種多様な仕事を浮き草のように経て、元の仕事に戻ろうとする動きの余韻を残して終わった。
本当に仕事というのは、どんな簡単なラクと思える仕事でもさまざまなことがある。
私も漂流したまま終わるのだろうか。どこかに流れ着くのだろうか。
そんな一抹の不安が心によぎった。