松本龍復興相の大暴言が原因で、

マスコミで彼の大臣としての資質が大きな話題となりながら、

任命した管首相は自ら官邸に呼び付けて

罷免することも出来ず、ウジウジしていたところ、

側近の議員が直接松本大臣に辞任するよう説得して

本人から辞任願を提出させて、

それを受理するという形でようやく幕が降ろされた。


問題の発言動画は、別途御紹介する予定だが、

問題の発言を簡単に整理しておこう。


内容以上に、言葉づかいから(そしてその出身から)

彼がヤクザだということがよく分かる。



ウルペンのドリームピラミッド-松本龍

<この男が松本龍だ!

どうだろう、このふてぶてしい顔は!>


本人と秘書が何を勘違いしたのか、

宮城県庁に予定より若干早く訪れたことで、

1分50秒待たされたため、イライラし始めたたところに、

定刻に現れた村井嘉浩知事に対して、

ついムカッときたらしい。


定時に部屋に入ってきた村井知事が

握手をしようと右手をだしたところ、

ジェスチャーでそれをことわり、座りな直したとたん

大暴言を連発したのだ。


①宮城県が漁港の集約化を

国に要望していることについて、

「3分の1とか5分の1に集約すると言っているけど、

県でコンセンサス得ろよ。

そうしないとわれわれ何もしないぞ。ちゃんとやれ!」と発言。


②続いて、村井知事を指差して

「今、後から自分は入って来たけど、

お客さんの来るときは、

自分が入ってからお客さんを呼べ、いいか。

長幼の序が分かってる自衛隊なら

そんなことやるぞ。わかった?ハイ(は?)」と言い、

村井知事が当惑しながらも「ハイ」と応えると、

「しっかり、あの、やれよ!」と説教。

(村井知事は自衛隊出身)


③さらに、上記の発言に続いて

正面の知事と同席しているマスコミ各社に念を押すように

「あの、今の最後の言葉はオフレコです。

いいですか?みなさん、いいですか?ハイ。

書いたらもうその会社は終わりだから・・・」

と恫喝。


③のこの言葉の本当の意味は、

ニュースや記事で紹介したら、

「その会社の役員の命はないものと思え!

俺は、そこまでやる男だ!今までだってそうやってきた!

俺が直接手を出さなくても、殺ってくれる連中はいくらでも

いるんだよ!俺をなめるなよ!」という

明確な恫喝、脅迫だったのだ。


ヤクザの幹部連中は、万が一己の発言が録音されていて

後で証拠とされても、直接命令したことにはならないように

表現には非常に気を使っている。


例えば、「ちゃんと方(かた)を付けろよ!」

と親分が言った場合、本音では「そいつを殺せ!」だが、

警察に追及されても、「問題を解決しろ」と言ったつもりだ、

と言い逃れができるからだ。


そういう意味で、

「その会社は終わりだから・・・」は、

同様に使われる業界用語で、

表面的には「その会社の信頼性はなくなるよ」と

言い逃れできるが、本音はもちろん違う。


a.株主総会をぐちゃぐちゃにしたる!


b.社長もしくは関係部署の役員を殺す!


と言ったことなのだ。


この言葉をその通りに解釈した四大全国紙

(朝日、読売、毎日、サンケイ)は、

③の恫喝部分を削除して記事にした。

このことだけでも、これら四大全国紙は、

もうはや自らジャーナリストであることを放棄したも

同然である。


しかし、地元の東北放送はそのままカットせずに報道。

報道局長が、松本龍の発言に、

思わず「そっちがその気なら、こっちにも覚悟がある」と

カットせずに報道させたからで、これがツィッターやYouTube

などで一気に広がったのだ。


松本龍の問題発言はこれだけではない。


④宮城県に入る前に岩手県で達増拓也知事に

「知恵を出したところは助け、

知恵を出さないところは助けない」と、ここでも恫喝。


いわゆる、飲食店などで「みかじめ料」を脅し取る際に、

「払わなければ、どんなことが起こっても

ワシらは知らんからな!」

と言うのと、同じことなのだ。


ここでの「知恵」は、「お金」だということは明白だ。

つまり、具体的に言うと

「復興支援工事では、『松本組』を指名しろよ!」

という意味だったのだ。


これに早速、マスメディアが反応して、

大批判報道を繰り返した。


これを受けて、野党自民党が、

ここぞとばかりに攻撃を開始して、

「辞任させるべきだ」と騒ぎ出した。


そして、冒頭で紹介した通り、

辞任願を出して受理されたという訳だ。


ネットで検索しても、彼の言葉づかいは

日頃の言動そのままらしい。


地元福岡でも、取り巻き連中の大半はヤクザ!!


ヤクザの中でも分類すれば、

同和関連問題恫喝ヤクザということになる。


つまり、同和がらみで差別が行われていると、

役所にクレームを付け、「穏便に済ませたければ

せめてお金で充分補てんしてやれよ!

嫌なら、ここの役人は同和差別していると、

マスコミ各社に言うからな、そうなってもいいのか?」

と恫喝するのだ。


そうやって拠出させた補助金などから

多額の「手数料」をかすめ取るのだ。


例えば、宅地開発の認可が遅いと、

「あそこの地主が同和出身だと知ってわざと

認可を遅らせているんだろう!」と言い、

市道の整備事業で、入札に参加した業者が

落札出来なかったら、「あそこの社長が同和出身だと

知って、わざと外すように談合させたんだろう?」と

恫喝。


なぜ、松本龍大臣が

その道のプロと言われているのか?

なぜ、彼の取り巻き連中がヤクザばっかりなのか?


その答えの鍵は、

彼の祖父(と言っても実の祖父ではない)の

松本治一郎にある。


地元福岡のゼネコン「松本組」を立ち上げ、

しかも「部落解放同盟副委員長」の要職も兼務していたのだ!

(部落解放の父とも呼ばれていた)


「ゼネコン」と言えば、聞こえはいいが、

元は、ヤクザやごろつきを人夫(にんぷ)として雇っていた

「土建屋」だったのだ。


実際、ヤクザから土建屋、そしてゼネコンへと

業績を拡大していった「建設会社」は多い。


滋賀県などは、「ゼネコン」の創業者の八割が

ヤクザ出身だと言われているくらいだ。

実際、こんな事件も起きている。


2000年10月17日、実家の松本組を継いだ

実弟松本優三の自宅玄関ドアに

約5発の銃弾を撃ち込まれる事件が発生じており、

当然のことだが、そんなことをされるだけのことを

「松本組」はしていたという証拠でもある。

(「次は、社長の頭に銃弾を打ち込むぞ」という

脅しで、とても素人同士がやることではない)


松本龍は、経営こそ実弟に譲ってはいるが、

今でも同社の顧問を務めている。

(13万1千株を所有する筆頭株主なのだ)


最後に、彼の経歴をざっと紹介しておこう。


生年月日:1951年(昭和26年)5月26日(現在60歳)


福岡岡市立馬出小学校から福岡市立福岡中学校、

福岡県立福岡高等学校を経て

中央大学法学部政治学科卒業。


1980年、父松本英一(参議院議員)の秘書となる。


1990年の第39回衆議院議員総選挙に

日本社会党から出馬して、

祖父の時代からの「部落解放同盟」の組織票で初当選。

以後7回連続当選(現在は福岡県第1区)。


1996年、社民党を離党して旧民主党結党に参加。

部落解放同盟副委員長であり、

人権擁護法案の推進派である。

日韓議員連盟常任幹事。


2000年10月17日、実家の松本組を継いだ

実弟松本優三の自宅玄関ドアに

約5発の銃弾を撃ち込まれる事件が発生した。


2008年度の国会議員の所得公開で国会議員で

トップの8億4366万円の所得を得ていたことが判明。


2010年9月17日、菅第1次改造内閣において

環境大臣兼内閣府特命担当大臣

(防災担当)に就任し、初入閣。

内閣府特命担当大臣(防災担当)を

環境大臣と兼任するのは異例。


2010年の閣僚資産公開では

保有資産7億6073万円、

菅内閣の閣僚の中でも突出してトップであると報じられ、

2位の鹿野道彦農林水産大臣の5968万円を

大きく引き離した。


彼の収入源の一つは、

実弟が社長を継いだ松本組の筆頭株主としての配当だ。

13万1千株を所有している。


そして、松本一族として所有する、福岡空港の土地。

そう、あの福岡空港は、松本一族の所有だったのだ。

その賃貸料だけでも、毎年何億円にもなっているのだ。


2011年発足の菅第2次改造内閣でも留任。

2011年3月11日に発生した東日本大震災以降は、

内閣府特命担当大臣(防災担当)として対応にあたる。


2011年6月27日、国務大臣としての担当事項に

「東日本大震災からの復興のための施策を

政府一体となって推進するため企画立案及び

行政各部の所管する事務の調整」が加わった。


それにともない、環境大臣を退任した。

その後も内閣府特命担当大臣(防災担当)は

引き続き兼務したが、被災地入りした際の発言が問題となり、

2011年7月5日、辞表を提出し、受理された。


さて、彼の同和がらみの闇の部分が

なぜマスコミによってはっきりと報道されないのか?


その点を書くと、さらに長くなるので

この記事は一旦ここで終わりとする。


松本龍に関する「極秘ネタ」をお持ちの方、

是非、御一報をお待ちしております。


参考:

*松本龍のオフィシャルサイト「m-ryu.com

(サブタイトルは「新しい種を蒔こう」だ)


*松本龍後援会 福岡事務所
〒812-0053 福岡市東区箱崎6-15-1
電話:(092)632-6161 FAX:(092)632-6555


株式会社松本組


本社

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電話番号: 0942‐32‐8130(代) 

ファックス番号:0942‐39‐4463




*著書「環境外交の舞台裏」

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(削除されなければ続く)