沖縄といえば、海。
海といえば、
海鮮丼!
いえいえ、
海で瞑想です。
日がな一日、汐風を受けながら海辺で過ごすのは
特にボクにとっては、非日常的でとても新鮮なことです。
(普段は山暮らしなので)
波打ち際に座り、
打ち寄せる波に合わせて息を吸う。
引く波に合わせて息を吐く。
それを幾度となく繰り返す。
時が過ぎるのも忘れて。
身体の60%は水でできている。
海の波動が体内で共鳴し、
心身を揺らし、心地良い。
いつしか、海と一体になっている自分に気付く。
それは大海原に抱かれたエクスタシーにも似た感覚だ。
あるいは、
母の胎内の羊水の中にいる
懐かしいような不思議な気分にさせてくれる。
(インナーチャイルドが蘇る)
人間を含め、あらゆる生き物は海から生まれたと言われる。
汗が塩辛いのも,
血液が塩辛いのも,
元は海の水だから。
涙までもが汐の香りがするという。
身体を流れている体液や血液などは,
海の水を体内に蓄えたものだから。
打ち寄せる波は同じでも、
一つとして同じ形はない。
そしてそれは連綿と続く。
それは人それぞれの人生模様のよう。
母なる海。
父なる大地に抱かれて
私たちはこの世に生かされている。
水平線の向うには未知なる世界があり、
宇宙が横たわる。
生かされている喜びと感謝の気持ちが高揚して、
いつしか涙が頬を伝う。