あれほど寒かった毎日がうそのように、
3月上旬、下旬並みという暖かさになったというのに、
今ごろになって、下の娘がインフルエンザA型にかかりました
39度を超える高熱。
お医者さんから、インフルエンザの特効薬、りレンザ(吸引式)を
処方され、異常行動があるといけませんので、24時間は注意して
見てあげてください、
と言われたので、
今日は、バイトを休むことにしました。
(今、バレンタイン準備で大忙しのケーキ屋さんなのにごめんなさい)
ふってわいた自由な時間。
11時から夜9時までは、バイトに出かけるはずだったので、
今日は、出かけたことにして好きなことをしよう
と決めました。
幸い、薬の効いている娘は、ぐっすり眠り込んでいる。
きゃっほ~ほほほほほほ
とはいえ、全てが自由な時間とはいえません。
大急ぎで洗濯、掃除、アイロンかけ、洗い物
買い物、夕飯の下ごしらえを済ませ、
もうこれからは、私の時間 と決めて、
まずは ホットココア を作りました。
まずは、小さなミルクパンに、ココアを茶さじ山2杯、
三温糖を茶さじ山1杯を入れ、ミルク200ccのうち、
少量を入れて、ヘラでよく練り合わせるんです。
ココア、砂糖、牛乳をよく練り合わせながら
かきまぜていくと、お砂糖の照りが出て、
チョコレートみたいになってきます。
ここでよくねればねるほど、キメの細かいココアができるので、
手を抜けません
ミルクを少しずつ足しながらかきまぜ、
全部入れたら、塩ひとつまみ。
このひとつまみの塩で、甘味が引き締まり、
コクが出るんですよ!
焦げ付かないようにかきまぜながら中火にかけて、
プワーっとわきあがったところで火を止めると、
おいしいおいしいココアのできあがり~
たかがココア、されどココア
ですよ~
これは、私がもう10年以上愛用している
「暮らしの手帖」というかなりレトロな雰囲気の雑誌に
出ているレシピ
大さじ、とか小さじ ではなくて、
「茶さじ」っていうのも、なんだかレトロでおしゃれな感じでしょ?
さて、この出来立てアツアツのココアと、
大好きなチョコレートのかご、
そしてずっと忙しくて読みたくても読めなかった本を数冊抱えて
光がさんさんと差し込む、床暖房でぬくぬくのリビングの
床に転がったら…
あああ~
至福の時
気まぐれで、チョコレートを一つか二つ、
ココアに放り込んだりして
思う存分、本が読める幸せ
でもこの至福のときには、絶対に「スイーツ」が欠かせない。
甘いものって、人をハッピーにさせる不思議な力があると
信じています。
翻って、病院のことを考えたとき。
病院って、何が辛いって、夜の時間が辛いのでは、
と思います。
夜眠れないほど、辛いことないですよね。
眠れない夜の5分の長いこと…
大丈夫
私の病院では、そんな子供たちのために、
夜が充実しているんです。
名付けて 「ハニールーム」
はちみつ、メープルシロップを使ったハーブティが
飲めるお部屋です。
あま~い、いい香りが漂って、キャンドルの灯りがゆらめいている小さなお部屋。
あたたかくて、甘い飲み物を飲みながら、
絵本を読んでもらったり、
だっこしてもらって、歌を歌ってもらったり。
寝付くまで、やさしく頭をなでてもらったり。
そんなことをしてもらえるハニールーム
寝付けなくて、辛い夜を過ごす子どもはいなくなります。
はちみつやメープルシロップをつかった
このハニールームのメニューについて、
詳しくお話したいんですが、
何しろ、今日は、久しぶりに読みだした「グインサーガ」の
続きが読みたくて読みたくて、
うずうずしているので、
これにて終了
栗本薫(中島 梓)の「グインサーガ」
これ、すごい小説ですよ~。
一昨年の秋、ガンのため50代の若さで亡くなったため
130巻で未完のまま終わった、
SF長大作なんですが、
もう、その面白さ、筆力に圧倒されっぱなし。
今から97巻に入るとこなんですが、
これだけの大作がなぜ、もっと世の中の人に
知れ渡らないのか不思議です。
ぜひぜひlご一読をお勧めしたい1冊(いえいえ130冊です)
では、私は今度はジンジャーメープルティー
(すりおろしたショウガとメープルシロップと紅茶を合わせたもの)
を抱えて、至福の時間へ~
おやすみなさい