気が付けばもう19年使ってきたJBLオリンパス(S8Rの最初期型ブルーユニットが入っているレア物)二度目のオーバーホールをやらないと音楽を安心して聴けないでいる。
今回もウーファーのエッジだけではなくネットワークのオーバーホールもやりたいとこだ。見積は20万超えてくる(笑)
しかしご覧の通り今の部屋ではスピーカーが明らかに大きすぎ。まあ引越し前は大きめの畳で数えて9畳あったからちょっとしたリビングルームクラスぐらいはあったから使えてたがマンションの7.5畳のこの部屋は大きめの畳で数えると6畳程度かな。
だからと言ってこの部屋から出してリビングルームにこの大掛かりなオーディオを並べたくない(笑)
私ももういい年なのでJBLの元気のいいサウンドよりも安心して落ち着いたサウンドのタンノイが気になって仕方がない。
そこでいつもお世話になっているジュピターオーディオ相模原店(オリンパスやアンプも当時はお店が二つあった秋葉原店で買った物)に行ってきた。
このお店はビンテージオーディオ専門店だ。ふつうの中古店とは違う。どの商品もしっかりとオーバーホールされていて現状渡しの品ではない。可能な限り新品当時の性能以上に調整されていて一般的な中古相場は全く当てはまらない。
オーディオの世界はとりわけスピーカーは初期型が圧倒的に品質が高い。その違いは一聴して分かるほどだ。もちろんしっかりと品質が確かな者同士での話。
更に初期型の美品もよくそろえられている。当然価格もそれなりになることは覚悟しなければならないがこちらが考えている商品が在庫しているから凄い。それらが飛び切りの初期型超美品だったりしている。
まずは手ごろな大きさのタンノイ モニターゴールド イン キャビネットIIILZ(初期型)に目星をつけここからどうするか考えていこう。
来店予約してあったのですぐに視聴できるようにアンプも温めてお目当てのIIILZが現に鳴っている。
さすが50年前私がオーディオ始めたころにタンノイを代表するものです。いつか私も手元に置きたいと思っていました。いつ聞いても滑らかで美しいサウンドです。
巷のモニターゴールドはネットワークに使われている電解コンデンサーが死んでいて使いものにならないので必ず交換が必要だとか。さらに年数がたっているのでコーン紙のへたりのないものが非常に少なくなってきたそうです。
あったとしてもタンノイは今人気が上がり当然日本のレートとの兼ね合いで今となっては目をむくほどの価格になってしまう。わたしの思っていた相場の3倍ぐらい(笑)
肝心のサウンドは思っていた通り最高だけど♪
しかし12インチだけにオリンパス使っていた私には大きい編成に対して迫力が・・・
そこでオリンパスを立てたぐらいな大きさのカンタベリー15HEを聞かせてもらった。
新しいだけにキャビネットデザインはゴージャスそのものだ。
ユニットが12インチから15インチになったのだから十分にスケール感が上がっている。新しいタンノイサウンドでどんなジャンルの音楽に対応しやすく従来のあの膨大な低音は見えず引き締まっている。ただなんか物足りないのだ。家のオリンパスならもっと心に迫るものがあるからだ。おおらかな中に艶やかさがあるのだがなぜか
中音が引っ込んで心に刺さってこないのが気になりモヤモヤ感がのこる。オリンパスは3ウェイ タンノイは2ウェイのせいなのか・・・最近の製品は今時のサウンド思考に合わせて再生レンジをひろげたためどうしても中音の充実度に隙を感じるのだ。これはタンノイだけでなくJBLも同じことが言えジャズはいいけどクラシックはだめなってきた。
タンノイもクラシックオンリーではなくいろいろな音楽に合わせようとしていることを感じた。
これが現代のタンノイなのか!!!
つづく