「ギルティ」(2010年10月クールKTV火22)の感想です。

ようやく最終話まで見終わりました。

あっさり、政治家が死んだものの、こりゃ、最後を政治家息子との対決にするためかなと思いましたが、政治家息子も、まあ落とし穴にはまって落ちる、と。

芽衣子ちゃん(菅野美穂)は、さすが15年間復讐のことだけ考えてきただけあって、肝が据わっているうえに、運がいい。

で、初めて自分の手で人を殺して、自殺しようとしているところに、真島(玉木宏はぁと)が登場。刑務所の中でやさぐれている姿があまりにかっこよくて、ぎゃーってなりそうになりましたが、ここでも相変わらずかっこいい。「生きて償うんだ、ずっと待ってるから」

なんてかっこいいのでしょうか。

そして芽衣子ちゃんをお母さんに合わせにいくも、芽衣子ちゃん、脱走。想い出の丘で自殺。

しかし、横山めぐみといえば、「この世の果て」が思い出されますが、やはり悪人役でしたw
この期に及んで、ようやく最後の最後の黒幕まで殺せたというこの期に及んで、実は私が悪かったというというのは、最高の復讐では?

脚本家としては、「復讐は傷しかうまない」ということのためにいれたのかもしれませんが、あれは不要でしょう。がっかり、という感じ。

そもそも、普通、あんなにうまく復讐できませんからね。変な教訓話を入れる必要なし。

で、自殺した芽衣子ちゃんのところに間島がやってきて、芽衣子ちゃんが「あいしてる」という…。

「ケイゾク」っぽい終わり方でしたね。最後、間島が芽衣子にキスして。

「SPEC」よりも「ケイゾク2」っぽい感じがしました。痛々しい男に、純粋な女…w。

良い話でした。何よりも、玉木宏が壮絶にかっこよかった。こんなかっこいい人が世の中にいるのかと思うぐらいかっこよかった。いや、私、それをこの前APに対して思ったのですが、APは本当にビジュがすばらしい。たまきの方が一般的にはビジュがいいだろうが、この「ギルティ」の玉木の場合は、ビジュ+キャラが最高すぎる。あのやさぐれた間島、耐えられない…。かっこよすぎ、なんなんだ。なんでこんなにかっこいいのに、「のだめ」の千秋先輩と「ギルティ」の間島さんみたいな感じじゃないんだ、いつも。もっとかっこよくしてほしい。こんなに壮絶にかっこいいのに。ありえないぐらいかっこよかった。なんなんだ、このかっこよさは。

かっこよいという絶賛が長くなってしまいましたが、そして菅野美穂が相変わらず演技がうまくてよかった。特に、この方、感情表現が得意なので、あのキてる犯罪者を突き落としてしまったときの、「あ……、殺してしまった」という後悔と怖さの表情がすごく、苦しみがあらわれていて、それに対して間島が抱きしめるのが、耐えられないぐらいに良かった。

あと、浮田を撃ってしまった間島の後悔の表情を見て、絶望する菅野美穂の表情もすばらしかった。本当に二人の愛がとてもよく伝わってきて。菅野美穂の演技はすばらしい。

しかし間島さん、かわいそう。あんなにすきだった人が、止めても止めても復讐をして、最後自殺されてさ、挙句、遺言が「永遠にあいしてる」だよ。どうやって他の人を愛して生きていくのだろうか。間島はこの後どうやって生きていくのだろうか。「ケイゾク」みたいに、菅野美穂を生き返らせるしかないか。それでも菅野美穂は無期懲役とかかなあ。なんか、間島、本当にかわいそうでした。後輩は死に、愛した女は死に、今後は正義と刑事道のみをひた走る人生でしょうか。

あー、でも死ぬほど玉木宏がかっこよかった。なんなんだ、あのかっこよさ。ありえないかっこよさで、見ていて発狂するかと思ったw