さて、今回も「ちゅん吉さんの宝探し」シリーズ(その2)をお届けいたします!


偶然(?)アニキに前世のお話を聞き、弾かれるように宝探しを決めた「ちゅん吉さん」でしたが、決行の1週間前、体に異変が・・・?


では、ちゅん吉さん直筆のレポートをご覧くださいっ!


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みなさま、今回も読んでいただいてありがとうございます。

前回の続きです。

さて、1ヶ月たって、南部鉄への想いが膨らみすぎてか、
行くと決めた1週間前に風邪をひいてしまいました。

熱が下がらず、かなり難儀しました。

いつもなら、
1日で引くところを、なんと初めて熱で会社を休んでしまったのです。

とにかく寝ました。寝て考えました。

行くなというサインなのだろうか、逆にここで仕事の疲れを完全に取って、準備しろと言っているのか・・・

考えましたが答えが出ず、
やはりこれは行かなくちゃわからない!と踏ん切りがついたのも、この風邪のおかげでした。

1ヶ月前の、アニキさんの言葉を思い出しました。


「あなたはいくつもある前世の中で、
どんな分野でも成功をしてきました。すべてを極めてきました。」


・・・と。


自分は一体どんなことをして、どんなことを思って、
どんな歴史を作って、どんな人たちをかかわりを持って、どんな志を持っていたのかを知りたくて知りたくて。。

おかげで熱が、行く前日にスッキリと引きました。

ということで、
仕事がお休みであるゴールデンウィークにスケジュールをあわせて頂いて、といっても日帰りでしたが(笑)


出発です。

カメラマンで運転手として、なんと龍さんも一緒に同行してくださるということで、3人の旅がとうとう始まりました。

飛行場に向かう途中、妻との前世関係を教えてもらいました。


私たちは、何世にも渡り、妻とは夫婦であり、
私の事を深く信頼し、許し、いつか何かをなし遂げる人だから、どんなに遠く離れることになっても、ずっと信じていてくれたとのことで、いろいろ思い当たることもあり、感謝を深くしました。

やんちゃな私を、今でもしっかり見守ってくれている存在です。

そしてここで、今回の旅のテーマを教えていただきました。



それは、『志(こころざし)』ということでした。


この時は正直、
まったく意味がわかりませんでした。アニキも龍さんも、『行けばわかるよ!』の一点張りで、ちっとも教えてくれません。


といいつついろいろヒントを出してはくれますが、

私は見ていないしまだ体験すらしていないので何がなんだか・・・


さて、飛行機に乗り、東北方面に出発です。



僕のアニキは神様とお話ができます-時刻表


私は近づくにつれ緊張感が増してきて、喉が渇き、
落ち着かなくなり、とうとうあと10分で着陸しますというアナウンスが入ったとたんに、自然に涙が溢れてきてしまいました。

傍目から見ると『
変なおっさん』と映ったことと思います。


飛行場に降り立つと、もうすでに心の中が晴れ晴れとしていて、
風が心地よく、おかえりなさい、おかえりなさい。といわれているような錯覚に陥りました。


飛行場で車をレンタルして、早速南へ下り始めました。


僕のアニキは神様とお話ができます-車窓


アニキさんの神様との交信は15キロほど走ったところで始まりま
した。

そこまでは、ずっと沈黙されていて、
頭の中が聞きたいけど聞いてはいけないような気がしてもう、パンクしてしまいそうでした。


「もし、これから見る風景や地名の中で、なにか気になるな~
と思ったものを見かけたら、口に出して言っていくようにね。」


と言われ、ドキドキしながら思いつくまま伝えました。

恐ろしいことに(笑)ここで言った気になる場所の名前や風景が、
あとあとつながっていくんです。。

今はまだお伝えできないんですけど。


アニキさんに、先に宝さがしをするか、歴史を紐解くか、
どちらにしますかと聞かれ、悩みましたが、宝さがしを選択しました。


もうすでにまわりの土が崩れて岩肌にあらわになっていますので、人に見つかってしまったかもしれませんからね。すぐに行きましょう。」


などと宝探しに来た意味をすべてひっくり返すような神様のことば
に、心臓はもう張り裂けんばかりでした。(大げさではありません。こうみえても、私はノミの心臓なんです。


高まる胸の動機を両手で押さえつつ、私は尋ねました。


「ところで今回探すものって何ですか?」


神様のお答えを要約すると数百年前。

伝統的な技術をもって、
全国にその名を知られてきた南部鉄ですが、それまでの伝統文化を変えてみたい欲求に駆られて、妻子を置いてまで全国を行脚し、日本中を歩き廻ったあなたが、これは面白い。と手に入れてきた鉄瓶が、この地に残っています。


ということでした。

当時それは京都や滋賀で流行していた鉄瓶でした。



ただ使うための鉄瓶だけではなく、プレゼント用に使ったり、
飾りに使ったりという、侘び寂び風靡さを仕入れたあなた(ちゅん吉)は、その総合的なデザインに惚れ込んでこの地まで持ってきたのです。


しかし、
そのデザインに嫌悪感をあらわにした人々も沢山いました。

変化することを恐れた仲間たちがあなたから離れていきそうになり
ました。

争いごとを嫌ったあなたは、その鉄瓶を封印するべく、
弟子に言います。


「どこか遠く、池か川に沈めてこい。」


弟子は、師匠であるあなたの、
南部鉄器のデザイン文化をもっと素晴らしきものにしようとしたことを尊敬し、どうしても捨てることができず、小高い見晴らしのいい場所に埋めた、と言うのです。


その場所というのが、車の中で神様に言われて、
気になる風景の中にあった『山』が真正面に見えるところということで、またドキドキ感が増しました。


この道をあなたの弟子は、捨てる場所を探して歩きまわりました。



しかし、なかなか捨てられません。捨てても、それが人に見つかってはいけないので、とにかくいい場所はないかと探し続けました。

という神様の言葉に、私は当時に想いをはせつつ、
弟子はどんな思いでその鉄瓶を持っていったのかを聞き、胸が熱くなりました。


しばらく車を走らせるとアニキさんが目をつぶっていいます。

「近いです。」

顔を上げて右を見て、

「あの山ですね。」

と言った方向を見上げると、緑に覆われた丸々とした山でした。


僕のアニキは神様とお話ができます-やま


「その道を入ってください。奥に上る道があります。」

というので砂利道を少しずつ進んでいきますと、
やはりありました。


僕のアニキは神様とお話ができます-やま2


私たちは、
行き止まりの上り口の下に車を止め、見上げると、舗装されていない山への道がまっすぐ伸びていました。

ここで、
神様にたんぽぽを摘んでいくといいですよ。と言われ、近くに咲いていたたんぽぽを拝借しました。

そして私たちはゆっくり、木のトンネルの中を登り始めました。


僕のアニキは神様とお話ができます-やま3


(続きます)

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以上です。


いやあ、ちゅん吉さんって、すごい人だったんです!!!


色んな経験を積み、どれも見事に成功してきた人とのこと!(うらやましい~!)


さて、到着したこの小山に、その鉄瓶はまだ残っているのでしょうか!?


神様は「かなり土が崩れているようだから、どうかなあ~?」としか言ってくれません!


焦る3人組!


次回をお楽しみに~っ!



この時点でちゅん吉さんは・・・ ニコニコ
「ヤバいっす!」を100回以上叫んでました(笑) ラブラブ!




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