こんにちは。
龍馬です。
「イベントに関する規制」が条件付きながら、信憑性を帯びてきましたね。
地域毎に温度差はありますが、本格的に店舗の議題に挙げるホールが増えてきました。
さて、前々回の続きを書いていこうと思います。
「①変化を楽しむことが出来るホールは、今の時代を『チャンス到来』と考えている。」
「②過去の成功体験にしがみついているホールは、『ガマンの時』と考えている。」
以上の２点についてです。
・・・
そもそも「変化を楽しむことが出来るホール」と、「楽しめないホール」はどのように分かれるのでしょうか。
「楽しめるホール」は、ひと言で言えば・・・
「日々の業務において、自店の可能性を感じているホール」であり、
「楽しめないホール」は、
「色々な不安は口にするものの、現状を維持出来れば良いと思っているホール」です。
前者は、環境が一見自店にとって不利な状況にあっても、
「変化そのものを歓迎する」ので、それを逆手に取り有効な戦略を組もうとします。
しかし後者は、常に「現状が一番心地良い」ので、
環境が好転する、悪化するに関わらず、「変化そのものを嫌う傾向」にあります。
結果前者は、自店に不利だと思われる外的要因対しても「チャンス」と捉えることができ、
後者は、有利であろうと不利であろうと「ガマン」を決め込みます。
不利な状況下で「ガマン」をしようとするホールは、
好転するタイミングでさえも、「様子を見よう」とします。
・・・
現状の３番店にとっての「ガマン」は、「経費削減」という形で現れやすいものです。
特に「営業３大経費」言われる、
「新台経費を抑える」
「宣伝広告費を抑える」
「人件費を抑える」が、代表的なものになりますが、
この「営業３大経費」というものがクセモノです。
３番店が今最も考えなければならないことは、
「何が経費であり、何が投資になるのか」をしっかりと見定めることです。
「経費」とは、一般的に「営業を少なくとも現在の同水準以上で推移させていくために掛かる費用」であり、
その結果判断は、金額の多少、前年比、前月比などで判断されます。
特徴としては、即時に計算が可能だという部分です（短期的）。
「投資」とは、「この先の成長のために必ず掛けなければならない費用」であるため、
「経費」と同じように判断出来るものではありません。
「投資」は、ファッド（一時的な流行）と、トレンド（時代の流れ）を正しく読み、
今後の自店の成長のために投入されるため、その結果判断は中長期に亘るものになります。
私たちは厳しい状況に遭遇すると、何も考えずに「経費削減」を行います。
しかし、「今までそれを行ってきたから集客が出来ていた」部分の費用まで平気でカットしてしまうのを
よく見かけます。
なぜそんなことをしてしまうのか・・・
それは、今まで「何の施策に効果があり、何の施策に効果がないのか。」をまったく考えてこなかったからです。
「今月の経費は○○円。」を厳守することだけに集中し、その測定をしてこなかったのです。
決められた経費額を守ることは、非常に簡単なことです。
経費を使わなければ良いだけの話です。
稼動・売上・利益の増減はさておき・・・。
よく見かける例としては・・・
部下の提案に対し、「○○円までなら、やっても良いよ。」という会話です。
上の内容を見て頂ければ、この会話がどれほど意味をなさないものかお分かり頂けると思います。
もっと言うと、意味をなさないどころか、大事な機会をみすみす逃しているとも言えます。
焦点は「絶対額」ではなく、「実現可能性」に向けるべきなのです。
次回は、この問題について事例を交えながら書いていこうと思います。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。(^-^)/
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パチンコ店舗コンセプター 金村龍馬
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