*六命の属性値に関してExcelを弄っていた際に、ふと思うことがあったので。

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https://skydrive.live.com/view.aspx/.Public/%E5%B1%9E%E6%80%A7%E7%89%B9%E6%80%A7%E5%80%A4%E8%AA%BF%E6%9F%BB.xls?cid=591145fda4307e95
まずは最初に、上記URLのシートをご覧ください。

縦列で左から順に、

①「○霊LV」
②「○霊LVの1.25乗」
③「②を四捨五入したもの」
④「『#271 Hydraulic pressure』のSP減少値実測データ」
⑤「③×1.5の小数点以下(0.5)を切り捨てたもの」
⑥「『#806 Pejuta』の神聖LV12でのHP回復値実測データ」
⑦「③×4に神聖LV12の補正値を掛けたもの」
⑧「⑦を四捨五入したもの」
⑨「⑦を切り捨てしたもの」

と並んでおります。
(補正値には世界律ノート様、実測データには世界律ノート様、六命技データベース様、六命ぐぐる様の記事を参考にさせて頂いております。また、四捨五入/切り捨ては小数点以下です。)

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一目見て判るのは、④と⑤、⑥と⑧と⑨の実測データが一致しているという点。
まず、『#271 Hydraulic pressure』および『#806 Pejuta』はどちらも○霊LVにより効果が上昇する技。
言い換えれば『属性特性値』を参照する技、効果を計算する際のの基礎的な所で、『属性特性値』という『共通点』がある技です。

ところが、現在主流の
『#271 Hydraulic pressure』のSP減少値を参考にする場合は、Pejutaの計算に±1程度の誤差が生じる、係数が中途半端な値になるという不都合が生じていました。

そこでより純粋な『属性特性値』計算方法を探していたところ、二つの技の間にある計算式の共通点、つまり……

 「○霊による属性特性上昇値」 = 「○霊LV ^ (1.25) 小数点以下四捨五入」

という仮説へと辿り付いた訳です。

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上記計算式を用いれば、他の『特性値を参照する』技の効果値も簡単に計算できましょう。


例えば#807 Tristitiaのケース。
こちらはHydraulic pressure基準の特性値では、係数が2とされています。

対象6体に対し、地霊LV15・呪詛LV12で減少値76のケース。
人数補正が-36.0%、呪詛補正が+31.3%ですから、
Hydraulic pressure基準で特性値を計算すれば、
 45 * 2 * 0.640 * 1.313 = 75.6288 ≒ 76
新基準で「係数3」として計算すれば、
 15 ^ ( 1.25 ) ≒ 30
 30 * 3 * 0.640 * 1.313 = 75.6288 ≒ 76



対象2体に対し、地霊LV13・呪詛LV15で減少値122のケース。
人数補正が+20.0%、呪詛補正が+35.9%ですから、
Hydraulic pressure基準で特性値を計算すれば、
 37 * 2 * 1.200 * 1.359 = 120.6792 ≒ 121
新基準で「係数3」として計算すれば、
 13 ^ ( 1.25 ) ≒ 25
 25 * 3 *
1.200 * 1.359 = 122.31 ≒ 122


と、二つのケースで実測値と等しい値を算出できています。

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上の具体例として挙げた中でもそうですが、やはり現状の特性値の扱い(Hydraulic pressure基準)では各方面で誤差が生じるのは間違いないでしょう。

……ということで、属性特性値の考え方に一石を投じる記事でした。