昨日までのブログを読んでくださった方には十分お分かりだろうが、心に大きな傷を負った場合、回復を助けるために必要な原則はシンプルである。



①自分のペースにあわせて休息をとること

②辛い気持ちを我慢しすぎない

③専門家を含め周囲を頼る



そして、周囲の人は、

 気持ちを吐き出してもいい場所を作る

 その人のペースに合わせて見守る

 つながりを持ち続ける

ことが原則である。



 だが、不自由な環境の中で、これから復興に向かって力を注いで行かれる方たちにとって、これらの原則を守ることは決して簡単ではないだろう。時には自分を犠牲にして家族や仕事のために働かなければならないこともあるだろう。

 

 だが、そういった環境の中でも、こういった原則があることを心の片隅にとめておいて頂けないだろうか。自分の力を振り絞って疲れてしまったとき、悲しさや辛さをもてあました時、これらの原則を思い出していただき、役立てていただければ幸いである。