肝斑 vs レーザートーニング | ドクターこまちの雑文日記

肝斑 vs レーザートーニング

肝斑ってご存知ですか?

 

35歳過ぎぐらいから両頬に出てくるモヤッとした薄茶色のクスミです

 

以前はレーザーが禁忌とされていましたが、最近はレーザーを使っている先生が増えています

 

この治療法をレーザートーニングと言います

 

シミ治療に使うレーザーの出力を下げて、特殊な照射を行います

 

すごく流行っている方法なのですが、問題点も出ています

 

詳しくは こちら のHPを見てください

 

消えることのない可能性のある白班が顔に残るかもしれないのです

 

では、この恐ろしいレーザートーニングを受けないで肝斑治療はできないのでしょうか?

 

肝斑は薄くはなりますが、決して消え去るものではありません

 

継続した治療が必要となります

 

第一には飲み薬です

 

ビタミンC、トラネキサム酸、L−システインが使われます

 

問題点は面倒なことです

 

1日3回飲まなければなりません

 

お出かけして持って出るのを忘れたなんて良くあることです

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

そこで、お勧めは注射です

 

もっとも簡単なのは、トラネキサム酸の筋肉注射を週に1回することです

 

さらに効果を出したければ、ビタミンCやL−システインのカクテル注射が良いでしょう

 

レーザートーニングは、1年間で約10〜15万円の治療費

 

注射の場合は、1年間で約3〜13万円の治療費となります

 

より安全性の高い、肝斑注射でクスミをやっつけましょう