2016.10.21 「さんみゅ~定期公演 純白歌合戦#4」at 渋谷WWW(東京 渋谷)
約二週間ぶりの現場は、さんみゅ~さんの定期公演でした。
さんみゅ~の定期公演は秋葉原(AKIBAカルチャーズ劇場)と渋谷(WWW)で1ヶ月毎に交替で開催されていて、渋谷WWWの方の定期公演はこの日の第四回で最終回。
渋谷の方の定期公演「純白歌合戦」は、
毎回ゲストのアイドルとのコラボ、
そして、
LEGEND GUESTと銘打って昭和の大御所アイドルさんで現在も活躍されておられる方を一人お招きする企画
が大手事務所サンミュージックならでは、で面白いのです。
僕は第1回からこの日の第4回まで毎回見てきました。
この日のゲストアイドルはLa PomPonさん
六本木を拠点とするアイドルでダンスがすごい実力派です。
そして、LEGEND GUESTは、松本伊代さんでした。
初回が香坂みゆきさん、二回目が渡辺美奈代さん、そして三回目が早見優さんでしたから毎回すごいLEGENDな顔ぶれですね~
松本伊代さんはこの日がちょうどデビュー35周年。ちょうど35年前(1981年)のこの日10月21日にデビューしたそうです。
「♪伊代はまだ、16だから~」
の「センチメンタル・ジャーニー」の歌詞は斬新で衝撃的でしたね。
僕は当時中学校1年生でした。
その頃から応援していたと思われる親衛隊の方達が、10名くらいいらしていましたね。
もちろん僕より年上のオジサンばかり。ずっと応援を続けているっていうのは凄いことです。
渋谷WWWは比較的見やすく、音響もいいライブハウスなので好きです。この日は150人以上は入っていたんじゃないかな。
この日のラインナップは以下のような感じでした。
(オープニングアクト)
西原さん(=さんみゅ~西園みすず&新原聖生)
※アコースティックにて
・赤いスイートピー(松田聖子カバー)
・初戀(さんみゅ~)
La PomPon&さんみゅ~コラボ
・ろっぽんぎ体操~愛コトバはジャンパラポン!~(La PomPon)
さんみゅ~
・はじまりのメロディ
・Live a Live!~愛があれば大丈夫~
・くちびるNetwork
・恋のプラットフォーム
・風のミラージュ
La PomPon(KIRI、RIMA、KAREN)&さんみゅ~(長谷川、野田、小林)コラボ
・みんなの太陽(さんみゅ~)
La PomPon(YUKINO、HINA、MISAKI)&さんみゅ~(西園、木下、新原)コラボ
・HOT GIRLS(La PomPon)
La PomPon
・謎
・La PomPon Music~ロッポンギマーチ~
・恋のB・G・M ~イマハ、カタオモイ~
・ヤダ!嫌だ!ヤダ! ~Sweet Teens ver.~
・運命のルーレット廻して
さんみゅ~(※ハロウィーンコスプレ)
・月夜のI love you
・恋はパノラマ
・ 大好きだ 何度でも~夢のしっぽ~
松本伊代(LEGEND GUEST)
・ビリーヴ
・太陽がいっぱい
・センチメンタル・ジャーニー(with さんみゅ~)
(アンコール)
さんみゅ~
・そっと、ぎゅっと、もっと、ずっと
オープニングアクトは「西原さん」
さんみゅ~の西園みすずちゃんと新原聖生ちゃんのツートップで結成されたユニットです。
電子ピアノ伴奏でのアコースティック歌唱。
西園と新原で「西原さん」
安易なネーミングだww、というのはさておき、このユニットは全国のサンミュージックの研究生から選抜されたメンバーで形成されているさんみゅ~の中から、
さらに選抜されたメンバー
ですから、歌唱力・表現力が凄いです。
舞台でも活躍しているみっすー(西園)の表現量豊かなアルトと、安定の歌唱力の歌姫せにゃん(新原)のソプラノのハモりが凄く良いです。
ユニットっていうのを作るに当たって、ただ上手い人同士を組み合わせてもしっくりこないことがあるんですが、
この二人(みっすー&せにゃん)はお互い声質が違うのにちゃんと声が融合していて、とても美しいハーモニーになります。
どこに出しても恥ずかしくない、二人だけでも十分お金をとれるユニット。
2曲だけしかやらなかったけど、もっと聴いていたい、と思いました。
La PomPonは六本木発アイドル。鍛えられたダンスパフォーマンスには定評があります。僕もフェス、対バンで何度か率先して観に行ってますが、激しいダンスとフォーメーション移動にもかかわらず声もよく出ていて音が下がらない、ズレないことに毎回驚かされます。
楽曲もカッコイイ曲から、楽しい曲まであるので好きなグループの一つ。
自分の中では、技術と歌のバランス的には9nineに匹敵する、ダンスだけなら9nineよりも上、歌は9nineが上、という評価です。
「ろっぽんぎ体操」
は楽しい系の曲、必ずセットリストに入れてくると思っていたけどまさか最初にコラボで入れてくるとは思わなかった。さんみゅ~のメンバーが全員楽しそうに踊っていましたね。
特に新原聖生ちゃんが楽しそうだった。
彼女は他のグループとコラボ、するとなるといつも誰よりも一番ノリノリでやってるな~
よろしいよろしい(笑)
さんみゅ~とはあまりにも毛色が違う楽曲でさんみゅ~オタさんたちが地蔵化していたのがもったいないと思ったので、僕が
「二、二、三四!」
って率先してコールしました。そしたら、まわりの人たちもやり始めた(笑)
ここからさんみゅ~のコーナー。
真っ先にもうホストグループが出てきちゃうんだ、って思ったけど、
ライブの前半後半でさんみゅ~コーナーを分ける、という方式でした。こうやってゲストを後から出して挟む形にするのもいいと思った。
さんみゅ~は6人体制になってからかなり洗練されてきている感じで良くなっていると思います。
8人体制、7人体制の時も悪くはなかったのですが、今の方が各メンバーの特徴が楽曲に現れているのと、フォーメーションに無駄がなくスリムになった感じがします。
「はじまりのメロディ」「風のミラージュ」では西園みすずちゃんが3度上のハモりパートを担当するんですが、それがまた上手いのです。
ハモりをやるグループは数多くある中でも、さんみゅ~は激しく動くグループではない分、ハモりがアイドルの中でも一番綺麗に聞こえるグループです。
「風のミラージュ」
はメンバーみんなが思い入れがある曲で、ライブで毎回セトリに入れてくるのですが、
メンバーの意気込みの割にはオタ受けしない(良曲ではあるが盛り上がりに欠ける)曲
で、僕もはじめはあまり好きではなかったのですが、最近は自分の中での評価が良い方に変わりました。
メンバーみんなが何度も歌っていて表現が洗練されてきている、というせいもあるのでしょう。
(さんみゅ~の曲は「僕はココにいる」なんかもそうだけど、後から良さが分かってくるスルメ曲が多いと感じます。)
手をかかげて手のひらを裏返す振り付けをやるのが楽しい。
次は、La PomPonとさんみゅ~、共に6人同士ということで、
お互い半分の3-3にわけてシャッフルしたコラボ企画。
さんみゅ~の「みんなの太陽」コラボはライブでも盛り上がる元気曲なので、いつも元気なLa PomPonメンバーと一緒にやったことでいつも以上に盛り上がりました。
La PomPonの「HOT GIRLS」コラボはカッコイイ曲で、ダンスが激しいのですが、
はたしてさんみゅ~のメンバーにこなせるか?
と思っていたけど、選抜されたのがエース格の木下綾菜ちゃん、西園みすずちゃん、新原聖生ちゃんの3人だったのでなんとかついて行ってましたね。
ここから、La PomPon単独のコーナー
「謎」
はアニメ「名探偵コナン」のタイトル曲で有名な曲なんですが、会場の大半を占めるさんみゅ~ファンはオッサンばかりなせいか、知らないみたいで自分が予想していたより盛り上がらなかった。
しかし、その後はLa PomPonのダンスと歌の実力が凄いのが分かってきたみたいで、
さんみゅ~ファンの評価もだんだん上がってどんどん声援を送って盛り上げるようになっていきました。
(La PomPonも楽曲は昔の曲のカバーが中心で、カバー曲を多く歌うさんみゅ~と通じるところはあるので、一変馴染めば相容れる、と思っていました)。
KIRIちゃんのはじけるような笑顔、リーダーYUKINOちゃんの技術、MC担当KARENちゃん(まだ高1ですよ!)の女子アナばりの美ヴォイス、なんかは、初見のさんみゅ~ファンにも分かってもらえたかな、と。
受け入れさえすれば、さんみゅ~ファンはマナーがいいのできちんと温かく応援してくれます。
公演が終わった時に、数少ないLa PomPonのファンもさんみゅ~ファンの温かい対応に喜んでいたんじゃないかな~
さんみゅ~単独の後半のコーナーは、なんとハロウィーンコスプレで登場。
ちなみに
新原聖生→ヒョウ
野田真美→ユニコーン
長谷川怜華→白ウサギ
木下綾菜→アメリカンな店員(メイド)さん
小林弥生→ピエロマジシャン
西園みすず→バニーガール
でしたww。
全員、凄く似合っていた。
さんみゅ~メンバーは実は全員細くて美脚でスタイルがいいのでこういうの、どんどんやって欲しい。
毎回やってくれてもいいんですよ(笑)。
ただし、まみりん(野田真美ちゃん)だけ、一本角のかぶりものが大きくてお笑いのネタにされていましたね。
「恋はパノラマ」「夢のしっぽ」
あたりはもう後半の定番曲になっていますね。
基本さんみゅ~は正統派アイドルのため、アゲ曲が限られててセトリが読めてしまうのが弱点ではあります。
この時点でアンコールは
「そっと、ぎゅっと、もっと、ずっと」
になることが予想できてしまった。
で、やっぱりそうなりました(笑)
ベッキーさんも復帰したんだし、「トゲトゲ」やったら褒めたたえたんだけどなぁ・・・
LEGEND松本伊代さん登場。
前回のLEGEND早見優さんもお綺麗でしたが、
やっぱりアイドルofアイドルの一人。伊代ちゃんも相変わらずお美しかったですね。昔何度か見ていますが
今も相変わらず細い!
さんみゅ~メンバーも細いのですが、それに輪をかけて細い。
性格がいい方のようで、さんみゅ~メンバーにエールを送ってくれたので、メンバーも励みになったんじゃないかと思います。
「ビリーヴ」と、「センチメンタル・ジャーニー」がやっぱり一番売れた曲、ってことでその2曲はやりました。
伊代ちゃんは当時のアイドルの中ではお世辞にも歌の上手い方(松田聖子さんと中森明菜さんが別格でしたからね)ではなかった(笑)と記憶していましたが、
やっぱりバンドの生歌で歌っていた世代ですから鍛えられ方が違う。音源打ち込みだったら楽にこなせるのでとても上手かった。
さんみゅ~ファンが松本伊代親衛隊の人たちを前方に出させてあげたんですが、
彼らは最前にいくのを固辞し2段目前方に並んでずっと声を上げ続けていました。自分たちの立場をわきまえているな。
前々回の渡辺美奈代さんの親衛隊はホイッスルを吹いて応援、
前回の早見優さんの親衛隊は一人最前に出てコールの前振りを教えてくれたりしました。
で、今回の松本伊代さんの親衛隊はどうするのかな、と思っていたら
AメロもBメロもサビも関係なく、コールじゃなくて、ひたすらずっと
「アーッ!アーッ!」
ってメガホンで声を出し続けていた。疲れないのかな、って思った(笑)。
もういい年したオジサンたちなんですが、やっぱり昔の親衛隊は、昨今のオタなんかとは気合いの入り方が違う、と感心。
ただし、歌が聞こえなくなる騒音ですから、現代なら厄介認定ですがねww
終了後の特典会で接触も出来たのですが時刻も遅くなっていたのでこれは干しました。
(さんみゅ~はルックスとライブクオリティが高く今年は重点的にキャンペーン推し、していくことに決めたグループですが、メンバーから認知されようとまでは思っていないので、今年何回も見てるのに接触は1回だけしかしてません。)
そんなこんなで今回もやっぱり楽しい定期公演でした。これだけのものを3.3kで見られるのはかなりお得と言えましょう。
さんみゅ~さんは6人体制になって、個々の仕事なんかも入るようになって少しアンサンブルに支障が出たかな、と感じた日もあったけれど、
この日は西園みすずちゃんが初っぱなちょっと不調だったくらいで全体的に出来がよかったと感じました。
ゲストのLa PomPonさんは楽曲の違いはあるけれど、これまでこの定期公演で呼ばれたゲストの中でも一番さんみゅ~と相性のよい(前回のアイドルネッサンスよりも)アイドルだったと思います。
また機会があればこの二つのグループのコラボを見てみたいと思いました。
この日のライブでいくつか注文を挙げるとすれば、
この日僕は、一人友人を誘ってのペアチケット(お友だチケット)を購入したのですが、それよりもファンクラブの会員の入場を優先したことが不満といえば不満です。
(僕はファンクラブ会員でもあるので、ファンクラブで購入しておけばもっと良席を確保できたはずなのです。)
わざわざ友達を誘って運営の新規獲得に協力しようとしてあげているのに、それよりも既存のファンを優先するような入場形式では新規のファンは増えないのではないか、と思いました。
それと、関係者席を広くとりすぎ。
客席上段後方1/3を立ち入り禁止にして、来るかこないか分からない(笑)大手サンミュージックのお偉いさんのために、あそこまで見やすい席を広くとるのはやりすぎだと思いました。
(この日のライブの模様はAbemaTVで生放送されたようですが、それを見た人はライブが大入り満員だと思ったと思いますが、実は後ろはスカスカで、一般ファンは前方に押し込められていただけなのです。)
あと、注文というより要望なのですが、物販では公式ペンライトを再販してほしい。
さんみゅ~の公式ペンラは色がいっぱい変えられて(17色)、しかもデザインが良いのです。僕は1月のライブで一本買ったのに、秋葉原のメイドバーのライブショーで酔って使ってるうちに無くしてしまったのです(笑)→自業自得
そんなわけで
さんみゅ~は80年代アイドル系楽曲をコンセプトにやっている分、
客を選ぶグループ
で、そこがちょっと伸び悩みの原因ともなっているのですが、
ちょっと運営のファンへの対応にも工夫が必要かな、とは思いました。
とはいえ、
「西原さん」のお二人をはじめとして歌はかなり上手く、ライブクオリティが高いのは間違いない。実際ライブを生で見た方が良さが伝わるグループです。
メンバー声質がみんな違っていて個々の魅力もあるし、
ユニゾン、ハーモニーが調和していて綺麗。
舞台をやっているメンバーもいて、舞台度胸があってMCもライブの煽りも上手い。
関西系メンバーが半数を占めてノリツッコミが全員オモロイ。
そして、実は全員スタイルがよくて美脚ww。
僕の経験上、TIFでオスカーの国民的美少女軍団X21の直後に出場してきたグループで、公開処刑にならず遜色なく見えたのはさんみゅ~だけ(笑)、です
純白の衣装も似合いますが、おもろい子たちばかりだし、
(結論)今日のようなコスプレもどんどんやってほしいと思います(しつこい 笑)。
(追伸)
この日、秋葉原の方での定期公演の追加公演決定
と、
12月の長谷川怜華ちゃんの故郷新潟へのバスツアー
が発表されました。
秋葉原の定期公演のある第4週の火曜日はいつも毎月職場の会議があるので残念ながら行けません。一泊二日のバスツアーは魅力的ですが土曜に休みを取ってまで行くのはムリがあります。
しばらくさんみゅ~現場には行けなくなりそう。残念だ。対バンに賭けるか・・・。