さて4月より新学期、サッカーも新シーズンのスタートです。
4月は色々出費の多い時期です。学校への教材費、中学などに進学したら制服、鞄、etc。
そしてサッカーに関するものも、家計を圧迫します。
通常どのチームもそうですが、この時期年度会費と称して、通常の会費にプラスして別にお金を徴収
します。4月にはJFA登録費、スポーツ傷害保険など個人の関る費用。またチームも同様に登録費が
掛かりますので、このような費用が発生します。
その他にジャージを新調したり、ユニフォームを新調したりしたら、あっと言う間に高額な費用が掛かります。
ちなみに子供用ユニフォームも息子の場合は¥14,023(税込マーキング込)
そしてスパイク、最近は通販サイトで節約しています。
このように子供がサッカーをやると家計を圧迫します。
そしてこれが小学生レベルならまだなんとかなりますが、中学、また高校などで強豪校、Jユースのクラブなど
遠征の多いチームに所属したら、キツイなあーと、予想されます。
クラブ月謝(部費)、遠征費、道具代、それに学費、また寮費や下宿代・・・。
うちのチームの父母の間でも
「サッカーは金さえあれば上手くなれる」
つまり、資金力に物を言わせて、どんどん移る。北海道であれば地方から札幌そして道外へと。
じゃあ、資金力の無い家庭を支援するシステムは日本のサッカー界にはあるか?
最近は”少し”出てきました。
私が知っている、一番親孝行な制度が、京都サンガ 。
その名もスカラーアスリートプロジェクト 。
クラブと京セラ、立命館大学が協力したプロジェクト。
京都サンガユース(U-18)の選手は全員、サンガ寮に入寮、また学校は立命館宇治高校に入学。
学費、寮費、遠征費も全てプロジェクト持ち(但し学費免除は10名:詳しくはリンク先 を参照)
本当にこれはサッカー選手を持つ親の立場からすると、大変ありがたい制度です。
例えばうちの坊主がこの数年後、U-16日本代表クラスの選手になって、ガンバ大阪ユースから
スカウトが来たとします。
大阪在住でしたら何も問題は無いですが、北海道からですと、例えば住居は?学校は?と問題が
山積み。しかも関西に行くのは多大な出費が掛かる。
もし我が家がサッカーに対してあまり価値観を見出さない家庭であったら、
”わざわざ大阪までサッカーをやりに行ってどうするの?”となるでしょう。
このスカラーアスリートプログラムであれば寮完備、学校もしっかりした学校。授業料も心配無し。
広く日本全国から選手をスカウトすることが可能です。
現実に京都サンガユースに例年の3倍近い選手がセレクション(入団試験)を受けにきたそうです。
海外では有望な若手にクラブが色々な資金援助をしてきています。
有名なところではバルセロナのメッシ。バルサは彼の高額なホルモン治療を13歳の頃から
クラブ負担しています。
またマンチェスターUのC・ロナウド。彼はSリスボンのユース入団の際、父親の借金をクラブが負担して
います。
日本でも若手の選手にクラブが積極的に経済的な支援をして育成してほしいです。
そしてそれは決して野球のような裏金ではありませんし、そのような認識をしないような社会にして欲しい
です。
そしてこの京都サンガのような素晴らしい制度を他のクラブも是非採用して欲しいものです。