- こうの 史代
- 夕凪の街桜の国
(あとがきより)
東京に来て暮らすうち、広島と長崎以外の人は原爆の惨禍について本当に知らないのだということも、だんだん気づいていました。わたしと違ってかれらは、知ろうとしないのでなく、知りたくてもその機会に恵まれないだけなのでした。だから、世界で唯一(数少ない、と直すべきですね「劣化ウラン弾」を含めて)の被爆国と言われて平和を享受する後ろめたさは、わたしが広島人として感じていた不自然さより、もっと強いのではないかと思いました。
調査報告・劣化ウラン弾 ~米軍関係者の告発~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060806.html
核廃棄物から作られ、極めて安い値段で高い効果を上げる兵器「劣化ウラン弾」。
イラクやコソボなどの戦場の周辺住民たちの中には、ガンや白血病、先天性異常などに苦しむ人が増えている。その一方、劣化ウラン弾を大量に使い続けてきた米軍は「病気の原因となる科学的な根拠は見つかっていない」として、その危険性を否定し続けてきた。
しかし、最近になって米軍の内部からその危険性を訴える告発が相次いでいる。
米軍の調査に協力したある科学者は劣化ウランに被爆した兵士の遺伝子に異常があることを突き止め、その事実を公表した。「劣化ウラン弾調査班」の班長を務めていた元陸軍少佐は、劣化ウラン弾による環境汚染を測定した内部のデータを初めてNHKに対して明らかにした。
また最近、劣化ウランの発ガン性や毒性などを示す科学的な研究報告も相次ぎ、米軍の主張は揺らぎ始めている。
番組では、米軍の劣化ウラン弾関係者への調査報道によって、長年、軍が隠し続けてきた劣化ウラン弾の実態を明らかにする。そして人命より経済性、軍事力が優先される米軍の深い闇を浮き彫りにする。
安倍官房長官 劣化ウラン弾「管理に万全期している」
安倍晋三官房長官は2日午前の記者会見で、沖縄県の米空軍嘉手納基地に約40万発の劣化ウラン弾が保管されていたことについて「劣化ウラン弾については、政府から米側に管理に万全を期すよう申し入れており、米側も厳重な基準のもとに安全な管理に万全を期していると承知している」と述べた。
また、安倍氏は「在日米軍が保有している軍用車、戦車や艦船などの一部が劣化ウラン弾を使用する能力を有しているが、訓練では使用されていない」と話した。【犬飼直幸】
広島、長崎のある、この日本で、
こんな人を総理大臣にしてはいけない。
ハムニダ薫さんの記事 「最後」までムカツく
にTB.