俺の尊敬する母親像ってのはコレだ


美輪明宏 ヨイトマケの唄 (Youtube)


弁当を愛情を込めて作るのだけが親の愛情なんかじゃない!

父親の収入だけで家庭に収まって家族のためにだけ働いている「戦後の正しい日本を支えたお麗しい母親像」にこだわるオッサンもいるが、(fabriceさんのこの記事 と ハムニダ薫さんのこの記事  参照)

戦後復興期そんな母親は一部の上流階級のうちにいただけだ。


うちの祖母についていうと、「特攻崩れ」の祖父がまったく定職に就かなかったため、豆腐屋をやって父他三人の子供を大学まで出させた。

(俺が小学校5年までうちは豆腐屋だったので、今も豆を煮るボイラーのボーーっという音、豆の煮える匂いが次第に充満して朝の来たことを感じていたのを思い出せる。)

叔母の進学には祖父が「女に教育を受けさせるとロクなことはない」と反対したそうだが、祖父のあてにならなさが身にしみていた祖母は「今からは女も充分教育を受けて定職に就いたほうがいい」との考えで行く事が出来たらしい。


祖母以外にも、母の茶飲み友達の50代後半~60代の話を聞くと、

夫と一緒に炭鉱や製材で働いた話や、

堕胎をした直後にドブドブ田んぼに入って田植えをした話や、

その他生きていくのに必死だった時代の生々しい話をあっさりと話してくれる。

これが自分たちの親の世代の話かと耳を疑うような話だが、

(母は都市部出身なのでそれほどの苦労をしたという話は聞いたことがない)

農村部では子供は祖父母に預けられ、両親は共稼ぎで家計を必死に支えていた、というケースが多かったようだ。


松(葉)並みチンポ議員とかは、きっと美輪さんのような母親が働いている人に「ヨイトマケの子供、汚い子供」と差別を振りかざし、おうちでお美しいママンにさぞ可愛がられていて、自分が安穏といた環境以外については議員のくせに不勉強なんでしょう。


そんなお美しいママンの幻想にひたって「育休教師」を批判しているチンポ肝っ玉のちっさいオッサンのどこが男らしいのか(チョンマゲ?)、マチスモ全開で「社会的に不利な女性をサポートしなければ」と勝手な義務感に萌えている俺にはさっぱり理解不能。


昔の家庭状況についてはこちら↓

“現代家族”の誕生?幻想系家族論の死

のとおりだと思う。ニホンのデントーデントーつうけど、うちの親父なんか洋食を作るのが得意で、いつも煮〆やおひたしばっかりの母の料理より楽しみだったんだが、俺んちはデントーから外れとるのかね?