どんな近代国家の軍隊も民間人を強姦するなどという行為は許されざることだし、それをやる兵士がいるということは軍としての指揮能力が落ちているということである。

国防を考える上でも深く憂慮すべき事態だ。


しかしながら、それを他国の軍に許すばかりか、自国の性暴力の被害者女性に対して「他国の軍隊に守られているのだから多少の被害はガマンしろ」などという亡国の輩がいる。


町村信孝外相である。


米軍の軍隊としての組織の問題、それをきっちりと問うべき外交の問題を「個人の意識」の問題に摩り替え、「国に守られたいのなら性被害ごとき文句を言うな」というあたり、いかにも無能な小泉傀儡人権蹂躙政権の外相であるな。


町村はこれまでも、


沖国大のヘリ墜落事故で

「被害が少なかったのはパイロットの腕が良かったから」

とヨイショし、


ロンドンで起こったテロで、自衛隊のイラク派兵に対して

「全く別の問題で『すぐ引き揚げろ』とならない。

 そんなことをしたら世界の笑いものになる」

と各国どころかアメリカ本国でさえ撤退を考え始めた時期に

「笑いもの」という卑小な自身の思い込みと引き換えに、自衛官の命を投げやりにするという、


米軍に対して見事なまでのケツ振りダンスを続けている。


国防を考えるのなら、米軍に対して物申せる外相がいたほうがよっぽど有益なのではないか。

さんざん思いやり予算で貢がせられた挙句、

国防でない派兵に自衛の力をそがれ、

その上、「アジアの相対的バランス」を日本自身が「軍事国家を再び歩むのではないか」という不安を生み出して崩し、仮想敵国に仕立て上げられ、他のアジアの国から分断され、アメリカ本土のかわりにミサイルの的にされるのは


真  っ  平  ゴ  メ  ン  である。