専門バカの話
専門バカの話彼はなぜそんなに難しい表現を使って理論を説明するのだろう?厳密さを求めるため?それであなたはその理論をどうしたいの?万人に広めようとするの?研究論文で発表するの?私は言ったはずです。研究仲間と論文を発表し合うならそれで良いです。万人に理解させよう?それは無理です。理解力の問題ではありません。あなたの話に万人は興味をひきません。あなたの話を万人は理解しません。なぜなら、最初からあなたの話を聞かないからです。あなたも時間をかけた理論なのでしょう。なぜ万人にとっつきやすい表現を使わないんですか?話を伝えるってどういうことか考えたことがありますか?あなたの小難しい表現ではあなたの仲間しか耳を傾けません。仮にあなたが高名な大学教授であなたに教えを請いたいというが学生であれば別です。あなたはそうですか?とっつきにくい話題をとっつきにくい表現を使って興味のない人に聞かせるのは無理なんです。少し興味を持った人でも難しいでしょう。内容の問題じゃない。表現の問題です。専門分野の言葉しか使わない専門家を私は称して専門バカと言っています。その話は誰にしたいの?その対象は?それではその対象に受け入れられる表現は工夫しましょうよ。それが作法です。それが礼儀です。言葉を伝えるってどういうことでしょう?伝わらない言葉はただのノイズです。表現の問題です。誰に伝えたいの?それが不明確です。あなたの話は一部特定の人しか理解しない。なぜなら最初からあなたの話は聞いていないから。なぜ自分の努力をあと少し惜しむのですか?やさしい表現に変えれば、興味さえ少しでも持つ人なら伝わるでしょう?相手のことを考えない言葉はただのノイズです。言葉を伝える。何度も言いましたよね?専門バカ。内容の問題じゃない、表現の問題です。その理論をもって何をしたいの?目的が達成されていませんね。なぜでしょう?相手を思いやる心の問題です。相手・対象は誰ですか?目的は達成できませんね?そういう話をしているんです。